Win98の移植先として用意されたのはPC-DEPOのO'ZZIO MX3380Nだ。
出来るだけ出費を抑える為にOS無しの\29,900。
業務に使うので連休明けに出荷になる通販は利用できず、店頭在庫が条件。
近郊他店ではチップセットがP4M800のマシンを\29,980で販売しているのだが在庫なし。
こっちならWin98でもさほど問題はなかっただろうに...。
このMX3380Nだが、他のMX3380シリーズとマザーボードが違っていた。
他はチップセットがVIA P4M900なのに対して、こちらはIntel 945GZ&ICH7。
マザーの型番はECS製の945GZT-Mだ。
Win98用のドライバは無い。標準ドライバで起動できるものの、解像度は640×480のVGA以外選択できない。
時間がないので、依頼者と相談してマザーを換装する事になった。
価格重視で選んだのはASRock製775i65G。
製品情報によればWindows98をサポートしている。
CPUを乗せ換え、メモリーを乗せ換えようとすると合わない。
945GZT-MはDDR2だが、こちらはDDR。メモリーは逝ったマシンからの移植になった。
BIOSやデバイスマネージャと格闘し起動するようになったが音が出ない。
オーディオのプロパティでデバイスが選べないのだ。
古いドライバ設定のゴミが残っているようだ。
連休明けはこの状態で凌ぐとして、その後は中古マシンを購入して再度移植。
それが失敗となれば、移植ではなくゼロから再インストールの嵐。
業務ソフトには、これまでに組み込んだオリジナルマクロが山のようにあり、それらを再登録し直す作業がある。
依頼者ともどもこの作業を避けたかったわけだが、どうなる事やら...。

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