New Country Blog

Point of Grace ポイント・オブ・グレイス 「Home for the Holidays」(2010)

Point of Grace ポイント・オブ・グレイスはContemporary Christian Music (CCM)を代表する女性ヴォーカル・グループとして、多くの素晴らしい作品をリリースしてきました。
「How You Live: Deluxe Edition」(2007,2008)をリリースした時期には、シングルをカントリー・チャートへ送り込み、また"Grand Ole Opry"のステージに初めて立つなど、カントリー・フィールドを意識した活動を開始しました。
Nathan Chapman ネイザン・チャップマンをプロデューサーに迎えた「No Changin Us」(2010)ではカントリー・スタイルのCCMという、彼女たちにとって新たな音楽性を確立しました。

今回、ニュー・レコーディングとしては5年ぶりとなるクリスマス・アルバムをリリースしました。
Billboardの"Top Christian Albums"で21位を記録しています。

Stephanie ステファニー・チャップマン、Nathan Chapman ネイザン・チャップマンの2人（夫婦）がプロデュースを手がけています。
お馴染みのスタンダードにオリジナル楽曲を織り交ぜたオーソドックスなタイプのクリスマス・アルバムで、CCMの清らかさとカントリーの素朴さをうまくマッチさせたサウンドに仕上げています。
「The Giver And The Gift」(10)ではJim Brickman ジム・ブリックマンをフィーチャーしており、彼によるピアノの音色が清らかな余韻を残しアルバムは幕を閉じます。

奇をてらうことのないストレートすぎるクリスマス・アルバムかもしれません。
しかしながら、彼女たちの実力に裏打ちされたヴォーカル・ワークにより、上質な作品へと昇華させています。





Point of Graceの情報は・・・

・Official Site
・MySpace
・Word Records
・Warner Bros. Records Nashville
・CMT





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・CDs：Point of Graceの上記作品をアップしました。



最近の「本日の1枚」

・2010.12.10：Jessica Simpson ジェシカ・シンプソン 「Happy Christmas」(2010)
・2010.11.25：Olivia Newton-John オリビア・ニュートン・ジョン 「40/40 The Best Selection」(2010)
・2010.05.10：Jo Dee Messina ジョ・ディ・メッシーナ 「Unmistakable: Love」(2010)
・2010.03.29：Easton Corbin イーストン・コービン 「Easton Corbin」(2010)
・2010.03.18：Danny Gokey ダニー・ゴーキー 「My Best Days」(2010)

Olivia Newton-John オリビア・ニュートン・ジョン 「40/40 The Best Selection」(2010)

Olivia Newton-John オリビア・ニュートン・ジョンはカントリーからポップまで幅広い音楽性で人々を魅了する歌姫で、その歌声は日本においても高い支持を受けています。

今回、デビュー40周年を記念して日本独自企画となる作品がリリースされました。
ファン投票により選曲された2枚組ベスト・アルバム（リマスター/SHM-CD）となります。
オリコンで20位を記録しています。

「Have You Never Been Mellow」(1-1)、「Physical」(2-2)、「I Honestly Love You」(2-20)といった誰もが知る名曲の数々が選曲されています。
また、「Jolene」(1-9)、「Take Me Home, Country Roads」(1-11)といった日本独自のヒット曲が収録されているのは嬉しいところです。
そして日本のファンへのプレゼントとして、74年にレコーディングされた未発表曲「Come On Home」(2-21)も収録されています。

70年代の清楚なアコースティック路線、80年代のアグレッシヴなポップ路線まで、彼女の魅力が凝縮されています。
日本において幅広い層にアピールできる素敵な作品となっています。





Olivia Newton-John オリビア・ニュートン・ジョンの情報は…

・Official Site
・Universal Music Japan
・CMT





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・CDs：Olivia Newton-John オリビア・ニュートン・ジョンの上記作品をアップしました。



最近の「本日の1枚」

・2010.05.10：Jo Dee Messina ジョ・ディ・メッシーナ 「Unmistakable: Love」(2010)
・2010.03.29：Easton Corbin イーストン・コービン 「Easton Corbin」(2010)
・2010.03.18：Danny Gokey ダニー・ゴーキー 「My Best Days」(2010)
・2010.03.04：Soundtrack サウンドトラック 「Valentine's Day」(2010)
・2010.03.03：Sarah Buxton サラ・バクストン 「Sarah Buxton」(2010)



【来日公演】

本日は4年ぶりとなる来日公演の初日となります。

そして、28日（日）に開催される追加公演…、堪能してきます！

Rosanne Cash ロザンヌ・キャッシュ 「The List」(2009)

Rosanne Cash ロザンヌ・キャッシュが伝説的カントリー・シンガーであるJohnny Cash ジョニー・キャッシュを父に持つことは、多くの人達が知るところです。
近年はそのプレッシャーを押しのけるかのように、ハイクオリティな作品を生みだしています。

そんな彼女が3年9ヶ月ぶり12作目のスタジオ・アルバムをリリースしました。
Billboardの"Top Country Albums"で5位を記録し、22年ぶりのトップ10入りとなっています。
また、"The Billboard 200”で自己最高位の22位、"Top Rock Albums"で8位、"Top Folk Albums"で2位を記録しています。

彼女が18歳の時、父から100曲のカントリー・ソングが伝えられました。
そのなかから12曲を歌ったカヴァー・アルバムとなっています。
Bob Dylan ボブ・ディランの「Girl From The North Country」(10)や、Jimmie Rodgers ジミー・ロジャース、The Carter Family カーター・ファミリー、Don Gibson ドン・ギブソン、Ray Price レイ・プライスなどの曲がセレクトされています。

カントリー、フォーク、アメリカーナ、ジャズなど、ルーツ色が色濃くでています。
音数の少ないアコースティックなサウンドとなっており、血の通った温もりのある仕上がりと言えるでしょう。
彼女は淡々としながらも、艶のある優しい歌声を聴かせています。
心の隙間に入り込んでくる歌声とは、まさにこのことではないでしょうか。

また、Bruce Springsteen ブルース・スプリングスティーン、Elvis Costello エルヴィス・コステロ、Jeff Tweedy ジェフ・トゥイーディ（Wilco ウィルコ）、Rufus Wainwright ルーファス・ウェインライトなどのゲスト陣にも注目です。

彼女は1978年にデビューし、約30年ものあいだ第一線で活動してきました。
その間に様々な音楽性を吸収し、またそれを熟成させ続けてきました。
そして今、その音楽性が見事に開花し、極上のワインのような作品が誕生しました。





Rosanne Cash ロザンヌ・キャッシュの情報は・・・

・Official Site
・MySpace.com
・CMT





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・CDs：Rosanne Cash ロザンヌ・キャッシュの上記作品をアップしました。



最近の「本日の1枚」

・2009.12.30：George Strait ジョージ・ストレイト 「Twang」(2009)
・2009.12.29：Willie Nelson ウィリー・ネルソン 「American Classic」(2009)
・2009.12.28：Reba McEntire リーバ・マッキンタイア 「Keep On Lovin' You」(2009)
・2009.12.24：Various Artists 「Now That's What I Call A Country Christmas」(2009)
・2009.12.22：Sugarland シュガーランド 「Gold & Green」(2009)

Reba McEntire リーバ・マッキンタイア 「Keep On Lovin' You」(2009)

Reba McEntire リーバ・マッキンタイアですが、クイーン・オブ・カントリーとして、長年にわたりカントリー界のトップに君臨し続けています。
また、アメリカを代表するシンガーの一人として、確固たる地位も確立しました。

そんな彼女がソロとしては実に5年9ヶ月ぶりとなるオリジナル・アルバムをリリースしました。
The Valory Music Co.へと移籍し、はじめての作品となります。
Billboardの"Top Country Albums"と"The Billboard 200"で1位を記録しています。
また、2ndシングル「Consider Me Gone」(5)ですが、5年ぶりのNo.1ヒットを記録し、健在振りをアピールしています。

クイーン・オブ・カントリーのもとに、ナッシュヴィルの超一流ミュージシャンとソングライターが集結してレコーディングされています。
つねに変化し続けるシーンにおいて、まさに最先端のコンテンポラリーなカントリーを聴かせてくれます。

そのようなハイクオリティな制作陣によるプロダクションに没することなく、彼女は持ち味であるカントリーらしい歌声を惜しみもなく聴かせてくれます。
バラードで聴かせる優しい歌声、アップテンポな曲で聴かせる伸びやかな歌声、ハードな曲で聴かせる激しい歌声など、表情豊かに歌い上げています。
まさに、ヴェテランの為せるワザといった感じです。

そして、ラストを飾る「I'll Have What She's Having」(13)では軽快なウェスタン・スウィングを聴かせ、この作品では毛色の違う曲となっています。
まるで、次回作への期待を膨らませてくれるかのようなアルバムのクロージングとなっています。

クイーン・オブ・カントリーの名実を保ちつつ、積極的に前進し続ける彼女の姿勢が詰め込まれた作品となっています。
現在のカントリー・シーンを代表する1枚として、聴くに値する作品ではないでしょうか。

なお、国内盤もリリースされています。





Reba McEntire リーバ・マッキンタイアの情報は・・・

・Official Site
・MySpace.com
・The Valory Music Co.
・Rice Records
・CMT





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・CDs：Reba McEntire リーバ・マッキンタイアの上記作品をアップしました。



最近の「本日の1枚」

・2009.12.24：Various Artists 「Now That's What I Call A Country Christmas」(2009)
・2009.12.22：Sugarland シュガーランド 「Gold & Green」(2009)
・2009.12.21：Tim McGraw ティム・マッグロウ 「Southern Voice」(2009)
・2009.12.17：Various Artists 「Very Special Christmas, Vol. 7」(2009)
・2009.12.16：Charlie Daniels チャーリー・ダニエルズ 「Joy To The World: A Bluegrass Christmas」(2009)

Rascal Flatts ラスカル・フラッツ 「Unstoppable」(2009)

Rascal Flatts ラスカル・フラッツですが、爽快なカントリー・ロック・サウンドと心揺さぶるパワー・バラードを聴かせてくれます。
「What Hurts The Most」と「Life Is A Highway」が全米トップ10ヒットとなり、名実ともにカントリーのみならずアメリカを代表するグループに登りつめました。

そんな彼らが1年7ヶ月ぶり6作目のオリジナル・アルバムをリリースしました。
Billboardの"Top Country Albums"と"The Billboard 200"で1位を記録しています。

キラー・チューンのバラード「Here Comes Goodbye」(2)、爽快な「Summer Nights」(8)など、彼らの持ち味が十二分に発揮されています。
静と動の対比が見事な「Love Who You Love」(1)では新たな一面をみせるなど、音楽性の幅を広げているのには感心させられます。

Dann Huff ダン・ハフのプロデュースは3作目となりますが、彼らの音楽性をさらに昇華させているのを感じさせます。
落ち着いた印象を受けるジャケットが示すとおり、まさに腰の据わった作品に仕上げています。

なお、ボーナス・トラックとしてライヴ・ヴァージョン2曲を収録した国内盤もリリースされています。





Rascal Flatts ラスカル・フラッツの情報は・・・

・Official Site
・MySpace.com
・Lyric Street Records
・Official Web Site Japan
・CMT





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・CDs：Rascal Flatts ラスカル・フラッツの上記作品をアップしました。



最近の「本日の1枚」

・2009.10.26：Colt Ford コルト・フォード 「Ride Through The Country」(2008)
・2009.10.12：Patty Loveless パティ・ラヴレス 「Mountain Soul II」(2009)
・2009.10.07：Mark Wills マーク・ウィルス 「2nd Time Around」(2009)
・2009.09.23：Tanya Tucker タニヤ・タッカー 「My Turn」(2009)
・2009.09.21：Brad Paisley ブラッド・ペイズリー 「American Saturday Night」(2009)



【国内盤でないの・・・！？】



2008年にリリースしたキャリア初となるベスト・アルバム「Greatest Hits, Vol. 1」はロング・ヒットを記録しています。

なぜかこの作品だけ国内盤がでてないんですよね〜
ベスト・アルバムはオイシイと思うんですが・・・（笑）

アメリカでは、クリスマス・ソング収録のボーナス・ディスクにかわり、ライヴ・ヴァージョン収録のボーナス・ディスクを付属した新装盤「Greatest Hits, Vol. 1」をリリースいています。

エイベックスさん、ボーナス・トラック候補も揃ったところで、そろそろ国内盤はいかがですか・・・！？