Elizabeth Cook エリザベス・クック 「
Balls」(2007)
Elizabeth Cook エリザベス・クックは、女性シンガーによるカントリー・ポップが台頭しているなかトラディショナル・カントリーを聴かせる数少ない存在です。そんな彼女の2年ぶり4作目となるオリジナル・アルバムですが、レコード会社を
Thirty Tigersへ移籍してのリリースとなります。カントリー界の大ベテランRodney Crowell ロドニー・クロウェルがプロデュースを手がけており、彼女のトラッドな魅力をうまくひきだしています。11曲のうち6曲で彼女自身のソングライト、3曲で共作となっていますが、粒ぞろいな楽曲となっています。ソングライターとしてオーストラリア・カントリー界のMelinda Schneider メリンダ・シュナイダーの名前がクレジットされているのも注目です。まずオープニングを飾る陽気な「Times Are Tough In Rock 'N Roll」(1)ですが、聴く者をノック・ダウンしてしまうほどのキラー・チューンとなっており、軽くご挨拶といったところでしょうか。またThe Velvet Underground ヴェルヴェット・アンダーグラウンドのカヴァー「Sunday Morning」(7)ですが、完全に彼女の世界に染め上げており、なかなかの仕上がりとなっています。そして「Down Girl」(9)では、Nanci Griffith ナンシー・グリフィスとRodney Crowell ロドニー・クロウェルのバックグラウンド・ヴォーカルが聴かれ、とても素敵なハーモニーとなっています。奇をてらうことのないストレートなカントリーとなっており、聴いていてとても安心できる作品です。
Elizabeth Cookの情報は・・・
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New Country Site更新情報
CDs:
Elizabeth Cookの上記作品をアップしました。

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