2005/12/29

インターラーケンからの手紙  hiro

年明けに少し夏休みを頂いて(もう夏ではないけど)
海外にでも行こうかと思っております。
社会人になって初めて、休暇らしきものをいただきます。(2日間だけだけど)

パスポートをみたら、来年の2月で切れてしまう。
そっか。もう10年経つんだ。
社会人になって、プライベートで海外に行ったことが無いくせに、
スタンプだけは、結構なことになっており、
「入国:SENDAI AP」
ん?何だっけ・・。そういえば、添乗で仙台発があったな・・。
ハワイから帰ってきたら、雪だったな・・。

輝かしい1ページ目には
「出国:HAKATA」
「ADMITTED:PUSAN」
初めての海外は、船で釜山。

と感慨にふけっておりました。
更新するには、パスポートケースから出さねばと思い、
外してみると、
「FUJISAN:INTERLAKEN」
という箸の包み紙がケースの隙間から落ちました。

「1998年10月20日
於スイス国 年金友の会にて  八十翁」

という、神戸東灘区からお一人でヨーロッパ周遊15日間にご参加いただいた
通称アンペーさんからの手紙だった。

一人参加はほとんどいないツアーだったので、
いつもバスは一人で座っていらっしゃいました。
時折、隣に座ると、すごく喜んでくれました。

ほとんど食事付きの旅行でしたが、
1日だけ、スイスは自由行動の日があり、
アンペーさんだけは一人になってしまう。

他のお客様に夕食に誘われていた添乗員の私。
でもアンペーさんが・・。

結局、その夜は、3回夕食を食べた。

アンペーさんは和食が食べたいと言うので、
電話帳から「FUJISAN」というレストランを見つけて、
(たぶん、日本食レストランだろうと勝手に考えて)
確か、お蕎麦を食べた。

今思えば、アンペーさんは分かっていたのではないかと思う。
お代わりをせず、食がなかなか進んでいない、
私らしくない、私を見て。

食後、箸袋にスラスラと孔子の論語と共に、
私へのメッセージを書いてくれた。

その後、パスポートにはさんで、
海外添乗のときのお守りにしていた。
転職してから、海外に行くこともなくなり、
このお守りの存在もすっかり忘れてしまっていた。

そういえば、このツアーの期間中、サマータイムから
通常の時間への変更&国境を越えるための時間変更とか
分けが分からなくなってました。
良く帰ってきたものだ。

松山からの参加者の方がビデオ撮っていてくれて
たまたま四国に仕事で行ったときに持ってきてくれました。
たしか、どこかにあるはず・・。

毎年、アンペーさんは年賀状を送ってきてくれます。
もう87歳。
年が明けたら、訪ねて見たいと思います。

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2005/12/17

ヘリコプター  hiro

神戸には何か縁があるようで。
学生の時に訪れた時の、たくさんの思い出がある街。
今年も仕事で何度も訪れることが出来た。
夜景が綺麗な街。

「でね、ヘリコプターのりましょう!」
「はへぇ?」

ある日、休日出勤していましたら電話が鳴った。
電話に出ると、神戸のAさん(通称・アスフールさん)
普通に、土曜日に電話してきてしまうところも凄いのですが、
ヘリコプターのお誘いでした。
私たちの為に、半年間暖めていていたいたという企画。
神戸の夜景をを、上空からヘリコプターで見るという宿泊プラン。

「ずっと考えてましてね。いいでしょう!これ。絶対売れるよ!」
アスフールさんは、熱い人だ。
たまに、打ち合わせで語っている時に、
目に涙を浮かべていることがある。
そんな時は、自分もコンタクト越しの彼の顔がが滲んで見える。

ということで、神戸にてヘリコプターに乗っちゃいました。
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私が好きな「水曜どうでしょう・サイコロ3」の旅で
大泉洋が神戸から湯村温泉に向かう時に
ヘリコプターで酔ってしまって、いわゆる「リバース」していた。
私は、車酔いがひどく、タクシーも苦手。
あえて盛り上げるためにも、
「うぉ〜怖ぇ〜」と騒ぎながら、アスフールさんらと発着所へ。

羽が回り始めます。でも飛びません。
「今、エンジンを暖めてます」
そういうものなのね。
暖めなくては、運行に支障があるのであれば、
トコトン暖めて欲しい。

数分たったときに、すっと浮かび上がった。
「うぉ〜」
皆で歓声を上げる。
ぐんぐん上がる。神戸の夜景がとんでもなく綺麗に眼下へ。
今度開港する、神戸空港も下に見える。
一部だけ滑走路が光っているのだが、
そこだけを見て斜め前のアスフールさんの部下の方が
「神戸空港って、短いのね」
とポソっともらしていた。
いや違うぜ、ねえちゃん。
あれはほんの一部だ。
あそこだけだったら、100メートルくらいの空港だぜ。
とツッコもうかと思ったが、
窓からの夜景に心奪われてしまっている。

神戸は六甲の山が市街地からすぐのところにあるので、
海と山に挟まれ、市街地が密集している。
帯状の夜景は、神戸に来る人を虜にする。

だんだん高度が下がる。
まったく揺れもせず。
短いはずが、長く記憶に残る数分間の体験。

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「どうだった?!すごいでしょ!」
2回目というアスフールさんは、少年のようだ。
私は、この素晴らしさを言葉で表現できず、
「うんうん」と握手しながらうなずくしかなかった。

アスフールさんは、神戸の人ではない。
東京に家族を残し、単身赴任中だ。
そんな彼が、神戸の良さを誰よりも知っていて、
自分が働くホテルのスタッフの人をヘリコプターに乗せて、
「君たちのホテルは、こんなに素晴らしいところにあるんだよ。」
と無言で自信を与えている。

レバノンで生まれたアスフールさん。
長いお付き合いになると思う。

それから私と彼は、夏に一緒に行ったお好み焼き屋さんへ。
すでに先日乗ったという、Kさんと合流し、
残業も放り出して駆けつけてくれたNさんと
旨い酒を酌み交わしたのでした。

神戸の夜景の下には、暖かい人がたくさんいます。
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2005/12/13

試される大地  hiro

私は今、北海道におります。
週末に降ったという雪で、もう真っ白です。
万全な準備をしてきたのですが、
寒いものは寒いです。

車もすべってます。
道路はほとんど凍っているので、転ぶ人がいます。
寒すぎて、だんだん楽しくなってきます。
バナナで釘が。
ハンカチで飛行機が折れるかも。

そういえば、沖縄の方からの電話が。
「今日は18度。寒いね〜」

なんだか、よく分からなくなってきた。

駅などで「試される大地」という北海道のポスターをよく目にします。
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たくましいです。北海道の皆さん。
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2005/12/6

親孝行  hiro

親父との約束をかなえることが出来ました。
北陸の芦原温泉へ、両親を連れて行ってまいりました。

いろいろ書きたいことはありますが、
今思うことは、
両親が健在の時に、親孝行が出来て良かったということです。

旅館の方も気を使っていただき、
石原裕次郎さんのアルバムを部屋に置いていただきました。
お亡くなりになる1年前に1ヶ月ほど滞在した裕次郎さんの
貴重なカラオケのテープ(全10曲)も貸していただきました。
親父は喜んでいたかと。

母親も、せっかくスーパーシートを取ったと言うのに、
座席を倒すことも無く、
フットレストを使うことも無く、
ただじっと、慣れない飛行機で
顔をゆがめておりました。
行きも帰りも、某芸能人さんがすぐ横に座っているのに、
「違う。そんなわけは無い」と。

自分が生まれる前の両親のことは知らない。
勉強しろといわれた記憶も無い。
生活態度に対するしつけは、今も続く。
人生の選択の時も、
(進路や就職、転職など)
何にも言わない。
ただ、話を聞いてくれるだけ。
最近分かったのは、
「ああ、信じてくれているんだ」ということ。

長生きしてください。
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