鉄（模）三昧

この秋にライラックに代わって登場するスーパーカムイ用の
789系1000番台が珍しく日曜日に北海道へ向けて輸送される
ことになったので宮原運転所近くの北方貨物線で迎え撃つ
ことにした。

北方貨物線というのは東海道本線の尼崎から吹田信号所間
にあり、いわゆる大阪駅を経由しない貨物列車のために
通っているバイパス路線なのであるが、新大阪に隣接する
宮原運転所へ出入りする北陸特急も通るために結構な頻度
で列車が通るのである。撮影のための場所探しをしている
うちにやって来たパノラマ雷鳥。

塚本方向から貨物線の上り線に合流するため非常にゆっく
りとしたスピードで通過する。

現場には約１時間前には居たがその間上下の貨物列車が
通過する。吹田以西はEF65牽引の貨物が多いと聞くが、
やって来るのは66更新機牽引ばかり。

そうこうしているうちにDD51-833に牽引された789系1000
番台が来てしまう。



これまで甲種回送というとE233や東京ﾒﾄﾛの10000系ぐらい
しか撮れなかったが、今までこの手の車両は平日の夕方に
輸送されるので撮影できないスジだった。
中越地震の影響で輸送が延期されたこともあって非常に珍
しい日曜日発となったもの。

今回撮影した場所は有名な場所でも無かったので同業者の
姿は無かったが、沿線の駅などは大変な賑わいだったかも。
ただこの先の吹田からの牽引機が新鶴見のＰＦ担当だった
ということを後で知り通常経路では有り得ない組合せだけに
迂回甲種の記録としてはそちらの方が良い題材だったかも。

D60を手に入れてから、虹の101ﾚが来る日を待っていたのだ
が最近マンネリ化したのか東での情報が殆どなく昨日朝101ﾚ
に運用されたことに気付かなかった。
週末に期待していたのだが先に走ってしまったので土曜朝は
久しぶりに山崎へ行って見ようと思うようになった。目当て
は32ﾚのなは・あかつき。
だがあのサントリーコーナーでワムを従えた3170ﾚを撮るのも
一考ありということで32ﾚの通過時刻2.5時間前に着いた。
こんな早くから誰も居ないだろうという期待は裏腹に意外にも
同業者の多いこと。なんとかポジションを確保し線路に目を
やると下り貨物が停車中だった。
新鶴見のEF210-127で列番は不明。薄曇であったが光線で
撮影しにくい。


6:11、3170ﾚが通過。しかし予想外に短くシャッタータイミング
をミスってボツにorz。ただ個人的には好きでない66-100後期
だったのですぐに気持ちは切り替えれた。

6:17、1067ﾚが通過。EF210-100番台同士が並ぶ。

6:27、地元では７時半頃に来る283系回送が通過。夏休み期
間中は増結しているらしい。

6:39、321系新三田行き。平日は京都以東にもやって来る321
系も土日は京都まで。上りよりも下りの方が撮り易かった。

6:44、1065ﾚが通過。だんだん数を減らしつつある原色のEF
200だった。

6:51、1062ﾚが通過。下りは結構来るがこの時間帯の上りは
この列車のみ。

6:55、101ﾚが通過。週末なので増結している。前日は1118。
今日は1100。

7:04、2093ﾚ。早朝２本のEF200の２本目だが、これも未更新
車。なぜか最近更新車を撮ることが出来ない。

7:43、ようやく本命の32ﾚ。EF66-50の牽引。こちらは増結無
しの12連だった。富士ぶさで異系列併結が解消された反面、
なはつきで見事に復活している。とは言えなはの短さは････

同時刻183系回送とすれ違う。良く見ると駅のホーム上にも
人影が。モロ逆光でカニのマークが全く見えずorz。


というわけで約2.5H居座ったがそれは長かったのか短かった
のか。コーナーに点々と居た同業者も32ﾚ通過後には殆ど退
散してしまった。パノラマ雷鳥が来るまで待っていようか悩ん
だが陽も高くなりあと30分待つ気になれず、その場を後にし
た。

全国的にお盆休みが明けた昨日8/20の早朝16日に上京して
いた「あすか」が帰って来るというので養老川踏切で捉えた。
米原を5時過ぎに発車するということは判っていたので5:45
には現場で待機。

5:53、EF210-126牽引1067ﾚ定通。


その３分後、予想外に早くEF66-46牽引でやって来るのを確
認。200mmで狙う。


速度は結構出ていたが100mmでも撮影できた。


当然後姿も。300mmで後追い。展望室の窓に大きな列車名？


前回DD51牽引で撮影していたが、電機との組合せは相当
久しぶりのことである。またEF66牽引は初めての撮影だっ
た。

お盆も過ぎて貨物列車も通常運転に戻った土曜日の昼下が
り。いつもの昼休みの貨物であるが、デジタル一眼レフにして
からまだEF200牽引の貨物を撮ったことが無かったので3092
ﾚが下る前に上がる２本を狙うために南草津寄りに向かった。

先ずは正午過ぎ12:09、5088ﾚ。

その４分後12:13、1070ﾚ。

さらに10分後12:23、1050ﾚ。更新機を期待したが未更新機。


この後２本目の2090ﾚを待つが、3092ﾚの時刻に余裕が無い
ので諦める。が、車のエンジンを掛けた途端またも未更新
機で2090ﾚが現れるorz。
もう少し待っていればと後悔するも3092ﾚを迎えるべく狼川へ
急ぐ。39号機13:02定通。

その５分後13:07、1083ﾚ。


さてその後は迂回貨物の9071ﾚまで30分は待つことになるの
だが13:20、列番不明のEF210牽引が通過。遅れのせいだろ
うか。

そしてそろそろ9071ﾚの時間なのだが、何故か100番台の66
が現れる。
13:36、列番不明。これも遅れのせい？

その２分後になんとキヤ141が現れた。今まで見かけたことは
あったが撮影できたのは初めて。


情報によるとこの先の草津で午前中に輸送障害が発生して
いた。その関係でやって来ていたのかは不明。
今や3092ﾚよりも9071ﾚが目当てになりつつあるのだが１時間
以上の15時過ぎまで待っていてもPF牽引は現れない。
結局諦めて帰宅。

明けて翌日曜。岡山の65で運転される8865ﾚから再び狼川
へ。11:22更新色114号機、黒タキ×２、黄タキのこじんまりと
した編成。


前日撮り損ねた2090ﾚから再開。ところがやって来たのは
････12:51、EF66-123牽引代走なのだろうか。

下り側へ移動して13:02、81-35号機3092ﾚ、定通。

13:07、EF210-101牽引1083ﾚ定通。


そして前日諦めた9071ﾚを待つことになるが通過時刻になっ
ても現れない。通過時刻のおよそ30分後まで待ったがやはり
現れない。２日連続で諦めることになってしまった。

EF200でやって来なかった2090ﾚと9071ﾚの来ない理由を考え
つつ車で東へ向かう。夕方の5050ﾚと8864ﾚを狙うがどこが
良いか。時間には余裕があるので前回バッテリー切れで悔
しい思いをした安土−能登川間へ向かう。
が、近江八幡市街で雲行きが怪しくなり、あれよあれよという
間に黒い雲に覆われやがて空が光始めた。
安土付近まで来ると落雷も。撮影ポイント付近の公園に着い
た途端に大粒の雨。とても撮影どころではない。

雷雨はさらに激しくなり現場も山沿いなので危険。5050ﾚを
諦め近江八幡市街まで戻る。
8864ﾚが梅小路を発った頃には雷雨は収まったので場所を野
洲−篠原間に変更。
定通か？と思いきや遠く３つのヘッドライトが。


６８１と６８３のサンダーバードだった。湖西線で倒木があって
の迂回措置が取られていたが、琵琶湖線でも強風によって
運転見合わせがあったという。この時点で8864ﾚも遅れは
避けられなかった。先に大阪行きしなのが通過する。

結局25分遅れで原色の65-116牽引で通過。


しかし雷雨後の曇天で露出が厳しくまたしてもチキ後部が
欠けた失敗撮影に終わるorz。
落胆しながら車へ戻ろうとするとまたも３つのヘッドライトが。
かなりゆっくりとやって来るのでカメラを構えると４８５系
雷鳥が徐行でやって来る。

殆ど8864ﾚの続行運転だが先行の貨物はそんなに早く走れな
い。恐らく近江八幡で抜くことになるのだろうが、乗客の心中
はいかに？？

9071ﾚも来ず5050ﾚも雷雨のせいで諦めさせられたが、迂回
運転の特急は偶然の出来事。差し引きゼロという結果だった。

お盆直前に発売された今月のマイクロさん新製品だが京阪
以外にも魅力的な車両が出てきた。キハ６５系エーデル丹後
とシュプール編成である。これまでキットとしては製品化
されてきたエーデル。また動力付き完成品は初である。
ただ同時発表のエーデル鳥取の方は来月に延期となった。

先ずはパッケージから。車体色とは関係はないが西日本の
コーポレートカラーを意識したのだろうか。

中身はこのような均整のとれた感じ。

カントカーブの俯瞰。

エーデル丹後キハ65-600とキハ65-1600の２両。残念ながら
トレーラー仕様である。

シュプール＆リゾート編成。丹後のような前面展望車では
なく増結目的で増備された車両。緑編成に動力ユニットが
備わる。

展望車と中間車の比較。どちらも電車と連結できるように
密着連結器装備の車両であるが、模型では展望車はカバー
付き、中間車はアーノルトである。展望車はＴＮ化すれば
それらしくなるだろう。

中間車２編成の比較。中間に入ることを前提としている
ために貫通構造であるが、助手側窓を拡大することで前面
展望を考慮している。

さて完成品としては初の製品化となったキハ６５のモーター
車ではあるが、動力ユニットが床下に収まっているために
エンジン表現はレリーフ状になっている。ユニットの出っ
張りによるエンジン以外の部分は目立たない色で塗装する
する工夫で対処している。


ようやく完成品として製品化されたエーデル。そもそもエーデ
ルとはどういう意味なのか調べてみた。結果、花のエーデル
ワイスから取った造語なのか、正確な単語としては出てこなか
った。