新快速というと、西は播州赤穂、東というか北は敦賀まで
結ぶようになったけど、西明石−草津間の複々線区間では
外側の線路を走るのが常だと思っていた。(厳密には西明石
−須磨間は方向別になっていて、常に外側ということはない
のだが。)
ところが、最近そうでないことが判った。京都から草津まで
電車線(内側)を走っているのである。最も全便というわけ
ではなくてダイヤによっては内側を走っている便があると
いうことのようだ。
最近仕事の関係で、京都18:13発の普通柘植行きに乗る
機会が増えた。この電車は草津線への直通電車で、京都駅
0番ホームから発車する。
京都駅0番というと北陸方面の優等列車などが停車する
ホームで、どちらかというと旅行鞄を持った観光客でごった
がえすのだが、この時は通勤通学客の列が出来る。
他のホームにはドア位置を示す△や○表示が沢山描かれて
いるが0番ホームには目立たないくらいの△表示があったり
する。
草津線というと、古くはDD51牽引の客車列車だったが、
今は223系も運用に入る近郊電車区間になった。
18:13発は113系で運転されているが、草津まで列車線を
走る。しかしその直後を野洲行きの新快速が走る。大津まで
は草津線直通が先行するが、膳所で新快速に抜かれ、草津
には後の新快速の方が先着してしまう。
だから大津で降りた草津線直通に、石山でもう一度乗る
ことも出来るのである。まぁこんなことよっぽどの物好き
じゃないとしないだろうけど。
本来なら外側を走る新快速が内側を走る普通電車を追い
抜くというのは京阪神では当たり前のことだったが、この
場合は逆なので面白い。
複々線区間で新快速が内側を走る理由は他にも貨物列車が
先行していると内側線で追い抜くダイヤになっているようで
あるが、まだ貨物を新快速が抜く瞬間は見たことが無いので
どんな感じか判らないけど。

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