2018/10/20

加茂昂展トーク・川延安直さん(福島県立博物館)  企画展

福島県立博物館の川延安直さんをゲストにお迎えして、加茂昂展トーク。
水俣の隣町つなぎ美術館の学芸員や研究者の方も来場してくださり、観客も交えながら、水俣や福島を想像力でどのようにつなげていくかという議論が進みました。

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これまで、「はま・なか・あいづ文化連携プロジェクト」で水俣ともかかわりを持ち続けてきた川延さんが、「水俣は凄いよね。考えに考え、考え続けている人たちだから」とおっしゃっていたことが印象的でした。

あるいは水俣だけでなく、広島や長崎、沖縄にも、それぞれの思想が生まれ、鍛えられてきた歴史があり、これからの福島にも生まれてくるのかもしれません。共通する普遍的な思想と、個別固有の思想。それは、深い悲しみや苦しみと引き換えによってしか、生まれてこないものなのか。
埼玉という、広島でも長崎でも沖縄でも水俣でも福島でもない場所で、しかし、それらを「身近」に感じたような気でいる美術館の学芸員としては、考えこんでしまいます。

そして、滞在制作という限られた期間の中で、画家が感じ、すくいとってきたものの意味は何なのか。若い世代ならではの、色鮮やかなグラフィック的な表現からは、きっとこぼれ落ちているものがあるのだろうし、しかし、その一方で、だからこそ、これまでとは異なる想像力の可能性を開くかもしれない。
加茂さんにとっては、この展覧会の後に何をするかが、大切になってくるのでしょう。

お忙しい中、わざわざ福島から駆けつけて下さり、貴重なお話を聞かせて下さった川延さん、どうもありがとうございました。
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