2016/1/13

飯坂温泉伊勢屋旅館より作品寄贈  作品・資料

福島の奥座敷・飯坂温泉の伊勢屋旅館が昨年末に閉館し、所蔵されていた丸木位里の絵画を寄贈して下さるというので、若手ボランティアM山くんの運転で、引き取りに行きました。

クリックすると元のサイズで表示します

前日から現地入りして、農学部出身のM山くんのリクエストで、江戸時代から続く豪農であった旧堀切邸を見学。

クリックすると元のサイズで表示します

それから、松尾芭蕉も訪れたという飯坂温泉発祥の地である共同浴場・鯖湖湯、飯坂温泉のシンボルで、1915年建設の歴史的なアーチ橋である十綱橋など、のんびりと観光しました。
今年一番の寒さの中、昼間から温泉に入り浸っているのはいい気分ですね。

クリックすると元のサイズで表示します

伊勢屋旅館は1947年創業。少なくとも1960年代から、丸木夫妻はたびたび滞在し、位里さんは87年、95年(死の半年前)の二度にわたって竹や梅の襖絵を描いています。

クリックすると元のサイズで表示します

伊勢屋さんの名前の入った色紙は、こちらで持って頂くことに意味があるので、寄贈を受けずに置いていくことにしました。

クリックすると元のサイズで表示します

寄贈作品のなかには、火焔山や鵜を主題にしたなかなか良い作品もありましたが、残念なことに題名や制作年は不明。

クリックすると元のサイズで表示します

飯坂温泉は、70〜80年代の最盛期には車が通れないくらい道路に観光客があふれたそうですが、近年は全体的に営業が厳しくなり、そこへ3.11の打撃が大きく重なったとのこと。
やるせない思いで作品を梱包し、お預かりしました。

   *   *   *

実は、伊勢屋旅館の作品は、すべて丸木美術館に寄贈されたわけではなくて、菩提寺の円蔵院八幡寺にも寄贈されています。

クリックすると元のサイズで表示します

ご住職にお話を聞いたところ、円蔵院八幡寺は、源義経の家臣として知られている佐藤継信・忠信兄弟とも縁があり、源氏の八幡信仰と神仏習合の産物とのこと。

クリックすると元のサイズで表示します

位里さんの梅の絵は、あまり見たことのない縦長の画面で、とても良い作品でした。

クリックすると元のサイズで表示します

もうひとつの水墨画は三陸の海でしょうか、やはり、どちらもタイトル制作年ともに不明です。

帰りは東北自動車道を途中で降りて、白河のアウシュビッツ平和博物館・原発災害情報センターに立ち寄りました。

クリックすると元のサイズで表示します

T理事長やO館長には、平和のための博物館ネットワークでお世話になっていますが、私はこの博物館を訪れるのは初めて。

クリックすると元のサイズで表示します

茨城県旧玉里村より移築した江戸中期の古民家の本館をはじめ、アンネの展示があるレンガ棟、「子どもたちの目に映った戦争」展示がある貨車など、手作りの良さをうまく生かした施設に、心温まりました。

クリックすると元のサイズで表示します

写真は、M山くんの撮影で、薪ストーブを囲みながら、T理事長、O館長と談笑しているところ。
冬に寒いところを訪れるのも、いいものですね。

クリックすると元のサイズで表示します

O館長は、「3.11」以後、原発問題にも深く関わりながら、原発災害情報センターを立ち上げています。

クリックすると元のサイズで表示します

あまり見学の時間がなくて残念でしたが、いずれ再び訪れて、じっくりと展示を見てまわりたいと思います。
M山くんの安全運転のおかげで、予定通り閉館前に、無事に丸木美術館に帰着しました。
0



トラックバックURL

トラックバック一覧とは、この記事にリンクしている関連ページの一覧です。あなたの記事をここに掲載したいときは、「記事を投稿してこのページにお知らせする」ボタンを押して記事を投稿するか(AutoPageを持っている方のみ)、記事の投稿のときに上のトラックバックURLを送信して投稿してください。
→トラックバックのより詳しい説明へ



teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ