2015/10/18

【米国出張@】ボストン大学「原爆の図展」最終日  調査・旅行・出張

昨日ボストンに到着し、今日はボストン大学アート・ギャラリーの「原爆の図展」最終日。
ワシントンD.C.に比べて静かにはじまったこの展覧会は、最後まで落ち着いた雰囲気だったようです。

反響も、特にネガティヴなものはなく、「(ワシントンD.C.のように)老軍人が来ることもなかったよ」と言ってManaging Directorのジョシュは笑っていました。

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70年目の夏も終わったこともあって、メディアを大きく賑わせることもなかったようです。
1か月間の来場者数は実数発表で762人。受付のお姉さんは「見逃してカウントしていない人もいるから、もう少し多かったと思う」とのことで、おそらく800人前後だったでしょうか。

ワシントンD.C.は2か月の会期中に推定5000人だったというから(ただし、実数カウントはしていない)、観客の数こそ決して多くないですが、レセプションと最終日の様子を見る限り、若い世代と日本人以外の来場者の比率は、ボストンの方が高かったと思われます。
大学の先生に引率されて訪れた学生たちがじっくり絵を見ていた姿も印象的でした。

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会場入り口に設置した感想ノートにも好意的なコメントがならび、募金箱には日本円にして1万7000円ほどのドル札が入っていました。

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閉会間際の時間に、受付のお姉さんに感想を聞いてみました。
「とても心を動かされた展覧会だった。力強く、美しい絵画だったし、私はこの展覧会で新しい歴史を学んだ。アメリカの歴史だけでなく、双方向から世界を見ることが大事だと知った」
彼女は丁寧に答えてくれました。何だか、出来過ぎのような感想でしたが、この言葉がボストン展の雰囲気をよく表しているのではないかと思います。

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ともあれ、展覧会は無事に終了。作品の点検作業も終えて、明日は午前中から展示撤去・木箱梱包の作業に入ります。次の巡回先はニューヨーク・ブルックリンのパイオニアワークスになります。会期は2015年11月13日から12月20日まで。現在、ボストン展の撤去と並行して展覧会に向けて最後の契約準備を進めているところです。

   *   *   *

というわけで、今夜は展覧会の閉幕を祝って、一人ボストンの居酒屋でお好み焼きをつまみに日本酒BUSHIDOを飲んでみました。
もともとお酒は弱いもので、一人で居酒屋に入るのはボストンが初めてです。

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ちなみに、ボストン大学のジョシュが予約してくれたホテルは、なんと1914年建設、メジャーリーグ最古の野球場フェンウェイパークのすぐ隣りの通りという立地。
すでにメジャーリーグはポストシーズンに入っていて、ボストンの試合予定はありませんが、煉瓦と鉄骨で作られた文化財級のボールパークなので、外観の雰囲気を見ているだけで幸せになります。
何度も建て替え計画がありながら、市民の根強い反対運動によって大切に守られてきたという歴史の重みは、日本も見習っていきたいところです。

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ジョシュがギャラリーで「ホテルはどうだった?」と聞いてきたので、「そりゃ最高だよ。だって窓からフェンウェイパークが見えるんだよ!」と答えたら、嬉しそうに笑っていました。
ジョシュもかなりのベースボールファンなので、きっと確信犯だったのでしょう。
お礼にジョシュには、日本時代のイチローと上原のベースボールカードをプレゼントしました。
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