2015/1/21

宮城県美術館「針生一郎展」原爆の図《幽霊》搬出  館外展・関連企画

本日、宮城県美術館「わが愛憎の画家たち 針生一郎と戦後美術」(1月31日〜3月22日)のため、原爆の図第1部《幽霊》の搬出作業を行いました。

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丸木美術館前館長である美術評論家の故・針生一郎(1925-2010)は宮城県仙台市の出身。
5年越しの故郷での追悼展という意味を込めた企画です。

芸術の自律性とは、芸術の領域を境界線でくぎって、それ以外のあらゆる要素を排除するのではなく、社会と人間のあらゆる問題にかかわりながら、それらを想像力でつらぬくことによってのみ実現される、とわたしは信じている。
     ――針生一郎『わが愛憎の画家たち』あとがき

「現実を見据え、そこに前衛としての芸術家の在り方と創作の意義を問い続けてきた針生の思想と活動は、敗戦から今日に至る日本の美術史に、ひとつの地下水脈を形成してきたといえましょう」とチラシにありますが、針生さんの眼を通して戦後美術史を読みなおす機会になることを期待します。

出品作家は、岡本太郎、香月泰男、鶴岡政男、山下菊二、河原温、勅使河原宏、池田龍雄、中村宏、小山田二郎、斎藤義重、桂ゆき、今井俊満、菅井汲、山口勝弘、篠原有司男、赤瀬川原平、高松次郎、立石紘一、岡本信治郎、菊畑茂久馬、宮城輝夫、丸木位里・俊、横山操、中村正義、片岡球子、朝倉摂、粟津潔、磯崎新など。
個人的には、ノルウェーの芸術家・ラインハルト・サビエによる《壁の痕跡すら読みとる人間の知恵――死の国の馬たちに囲まれた針生一郎氏像》を見ることを楽しみにしています。

オープニングの1月31日には、私も針生さんのご遺族の皆さんといっしょに、展覧会に伺う予定です。当日に上映される大浦信行監督の映画『日本心中 針生一郎・日本を丸ごと抱え込んでしまった男』など、会期中に行われる企画や講座も盛りだくさんです。
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