2013/12/14

鳥羽耕史編『安部公房 メディアの越境者』  書籍

午前中は、都内で原爆の図米国巡回展に向けての打ち合わせ。
その後、銀座奥野ビルのギャラリー・カメリアで開催されている石塚雅子さんの展覧会を拝見した後、美術館に戻りました。

美術館には、戦後文化運動研究で知られる早稲田大学の鳥羽耕史さんから、森話社から刊行されたばかりの『安部公房 メディアの越境者』が届いていました。
充実した内容の一冊、以下に目次を書き出しておきます。

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《T総論》
メディアの越境者としての安部公房=鳥羽耕史
〈社会理論〉としての安部公房=リチャード・カリチマン

《U 戯曲・スペクタクル・パフォーマンス》
幽霊と珍獣のスペクタクル=日高昭二
死者との同化からマルクス的幽霊へ=木村陽子
安部演劇の可能性と限界=高橋信良
『未必の故意』序説=マーガレット・キー
俳優座から安部公房スタジオへ=井川比佐志インタビュー
アヴァンギャルディストの顔=佐藤正文

《V 映像と他ジャンルへの越境》
〈砂〉の闘争、〈砂〉の記録=森山直人
電子メディア時代における異化=永野宏志
ラジオドラマ『耳』『棒になった男』『赤い繭』=守安敏久
実在と非実在の間の空間における探求=コーチ・ジャンルーカ
メディア実験と他者の声=鳥羽耕史
安部公房と日本万国博覧会=友田義行

《エッセイ・劇評》
「快速船」の演出について=倉橋健
共同幻想を裁く眼=大島勉

安部公房年表=友田義行


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これからゆっくり読ませて頂きますが、お忙しいなか、着実に研究成果を発表され続ける鳥羽には、心から敬意を表します。

また、広島大学大学院教育研究課の能登原由美さんからも、『大木正夫と映画「原爆の図」―《交響曲第5番「ヒロシマ」》への軌跡―』という興味深い研究論文をお送り頂きました。
こちらは、丸木夫妻にも直接関係する内容なので、後日あらためて詳しくご紹介いたします。
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