2013/11/25

森美術館「六本木クロッシング2013展」  他館企画など

休館日ではありましたが、朝から都内に出て、原稿執筆やブックレット宣伝の打ち合わせで一日バタバタと動き回っていました。
その合間に、ようやく、森美術館で開催されている「六本木クロッシング2013展:アウト・オブ・ダウト―来るべき風景のために」を観ることができました。

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今回の展示は、「3.11」後を意識した企画ということもあるのですが、個人的に関わりの深い作家が何人も選ばれているというのが大きな特徴です。
丸木美術館という、時代の潮流とかけ離れた(と思われる)場所で働いているので、その対極に位置する(と思われる)森美術館の企画とシンクロする日が来ようとは、少し前まで夢にも思わなかったのですが、いざそれが実現してみると、なかなか複雑な心境ではあります。
時代が丸木美術館に近づいてきたのか……もっとも、その割に丸木美術館の入館者が増えているわけではないので、悩ましいのですが。

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最初の部屋に展示されていたのは、今年2月に『東京新聞』の連載「非核芸術案内」で紹介させていただいた風間サチコさんの版画作品。《獄門核分裂235》は、12月に刊行される岩波ブックレットにも図版入りで紹介しています。

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さらに進んでいくと、昨夏に丸木美術館で個展を開催した新井卓さんの銀板写真の展示室が。今展で発表した新作は、「極小のモニュメント」と彼が位置づける銀板写真によって、巨大な核被害のモニュメントでもある第五福竜丸の船体を、多焦点的に撮影するという試みです。

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そして今年3月に丸木美術館で個展を開催した遠藤一郎くんの「未来へ丸」の展示もありました。黄色い小型バス「未来へ号」で日本全国を旅している遠藤くん、次なる挑戦は、和船「未来へ丸」に乗って海に漕ぎ出すことのようです。

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そして、各地の戦争遺跡を写真に撮り続けている美術家の下道基行さんの作品も、興味深く観ました。下道さんとは直接面識はありませんが、某新聞社で、丸木俊の戦時中の作品と下道さんの関わる企画が進行中なので、どのような展開になるのか、楽しみにしています。
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