2013/9/29

木下晋展「生命の旅路」チラシ入稿  企画展

月末の入稿ラッシュ。
丸木美術館ニュース第115号に続き、11月12日よりはじまる企画展「木下晋展 生命の旅路」のチラシも入稿しました。

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10Hから10Bまでの22段階の鉛筆を駆使し、「最後の瞽女(ごぜ)」といわれた小林ハル、元ハンセン病患者の詩人・桜井哲夫など、過酷な運命を生きた人々を緻密な線描で表現する木下さん。
一本の皺も逃さず描き込むその作品の数々は、人間の生のただごとでない重みを深く問いかけるものとして、観る人の心に強く残ります。
今年6月、彼はその原点ともいうべき絵本「はじめての旅」(福音館書店)を出版しました。放浪癖のある実母に手を引かれ、少年時代に体験した富山から奈良までの流浪の旅の物語です。
今展では、その絵本原画を出発点にして、16歳でクレヨンを油彩代わりに使用して描き、自由美術協会展に初入選したデビュー作《起つ》をはじめ初期油彩画21点、さらに長い苦悩を経てたどり着き、彼の代名詞ともなった鉛筆画の数々へと続いていく、木下さんの長い旅路を紹介いたします。

出品作品は、木下さんのクレヨン画1点、油彩画21点、鉛筆画45点、絵本原画「はじめての旅」、「ハルばあちゃんの手」(以上、会期中前後期展示替えあり)に加え、山形県鶴岡市湯殿山の注連寺のために描かれた天井画「天空之扉」のエスキース(下絵)も予定しています。

また、会期中には以下のイベントも開催予定。
@オープニングトーク「木下晋の旅路 はじめての旅から合掌図まで」
 11月16日(土)午後2時 木下晋+岡村幸宣(原爆の図丸木美術館学芸員)
A記念対談「木下晋の仕事をめぐって」
 12月21日(土)午後2時 木下晋+水沢勉(神奈川県立近代美術館館長)
いずれも参加自由(当日の入館券が必要です)、当日は、午後1時に東武東上線 森林公園駅南口に美術館の送迎車が出ます。

現在、PC故障のためHPの更新が滞っていますが、近々HPでもお知らせしていく予定です。

そして、この展覧会が2014年春に沖縄県立博物館・美術館へ巡回することが決まりました!
丸木美術館で企画した展覧会が、公立美術館に巡回するのは初めてのこと(というより、そもそも他館に巡回した経験がない)で、粗相がないようにと少々緊張気味ではあります。

ともあれ、展覧会の内容は、とても素晴しいものになりそうなので、丸木美術館で、そして沖縄で、多くの方にご覧頂きたいと思っています。
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