2016/4/8

山代巴著『蕗のとう』寄贈  書籍

「大切にしてきた本ですが、そろそろ終活を考えるべき時になり、さまざま考えまして、お送りすることにいたしました」と、さる方からご寄贈頂いた一冊。

クリックすると元のサイズで表示します

山代巴著・赤松俊子装幀挿画『蕗のとう』(暁明社、1949年7月20日発行)。
実は丸木美術館にも蔵書がなかったので、たいへんありがたいものでした。

山代巴は俊さんの女子美術時代の同級生。
1987年8月6日『中国新聞』の富沢佐一記者の記事「ヒロシマ表現の軌跡」によれば、1947年頃に彼女が丸木夫妻のアトリエを訪れ、居合わせた雑誌編集者に紙切れに書いた小説を見てもらったことから作家としてデビューしたそうです。
「私は、刑務所での体験が絵で表現しにくかったことなどから、絵では挫折したけど、丸木さんはデッサンに熱心な努力家で、真っすぐな道を進んだんです」と当時のインタビューに答えています。
そのデビュー作が『蕗のとう』で、初出は1948年3月『大衆クラブ』第6号。
とはいえ、雑誌と単行本では文体もボリュームもずい分異なっているようです。

クリックすると元のサイズで表示します クリックすると元のサイズで表示します

俊さんの手がけた表紙、内扉の挿画もなかなか良いですね。

1



teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ