2016/1/19

『中国新聞』にヨシダ・ヨシエさん追悼文掲載  執筆原稿

「原爆の図」に新たな命 ヨシダ・ヨシエさんを悼む
 ―2016年1月19日付『中国新聞』

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『中国新聞』の依頼で書いた追悼文が、掲載されました。
実はその他にも、共同通信の依頼で書いた別の追悼文が『長崎新聞』や『熊本日日新聞』、『新潟日報』、『福島民友』、『信濃毎日新聞』など各地の地方紙に掲載されているのですが、そちらは訃報を聞いたその日に急いで書きあげたので、少し時間を置いてから書いた中国新聞の方が「出来が良い」と担当のD記者もおっしゃってくれているため、こちらの方を紹介しておきます。

写真は2010年、都内の女子中学校に向けて丸木美術館で講演したヨシダさんのお姿です。
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2016/1/19

次回企画展「私戦と風景」のお知らせ  企画展

前日の休館日に降った雪が残り、まずは雪かき仕事に励んだ一日。

現在、美術館奥の竹林には、次回企画展「私戦と風景」展の出品作家のひとり、手塚太加丸くんが小屋を建てて泊まり込んでいます。

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屋久島出身、沖縄在住の彼は、初めて間近に感じる大雪にとても興奮していたようです。
美術館前の雪かきも、自分から進んで手伝ってくれました。
昨年末から小屋暮らしで、大掃除を手伝って忘年会まで参加したリ、近くの建設会社に仕事を手伝いに行って展覧会の材料を調達してきたり、なかなか頼もしい若者です。

「私戦と風景」展は、20代の若者たちが中心となってキュレーション、展示を行います。
どんな展示になるのか、まだ全体像はわかりませんが、キュレーターの齋藤桂太くんの文章はなかなか刺激的です。

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アーティストは、自分が目の前に見据えた、戦うべき相手とのみ、じっくりと対峙する。 目を逸らさず、自分の目の前に存在している、 もしかしたら世界中でたった一人、自分にとってしか重大な敵ではないかもしれないものに対して、 ただ黙々と格闘を続ける。

そして我々は、全くもって現実の社会から抜け出し、あるいは現実の世界を諦める訳ではない。 我々の目的は、我々の作品の鑑賞者が、社会に存在する風景を経由して、全く予想しなかった角度から、社会の枠組みを揺るがすことである。 それは既存の法則とは全く異なった論理体系から、鮮やかに現実世界へと介入する可能性を探索すると いうことだ。 私戦と風景は、そのような鋭利な作品を携え、風景から現実世界へと飛び込むような展示として行われる。


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これは「私戦と風景」展概要文からの抜粋。
全文は以下のウェブページで読むことができます。
http://www.aya.or.jp/~marukimsn/kikaku/2016/2016privatewar.html

バブル崩壊、阪神大震災の頃に生まれ、20歳前後で「3.11」を経験した彼らの世界への対峙の仕方がどのようなものであるのか、私自身が非常に興味を持って見ています。
「社会の枠組みを揺るがす」という彼らの「私戦」は、もしかすると、展示場所である丸木美術館をも「重大な敵」のひとつとみなして格闘する覚悟なのかもしれません。
それもまた面白い、と個人的には思います。

彼らなりの「私戦」の行く末を、じっくり見届ける一ヵ月になりそうです。
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