2015/12/25

『朝日新聞』に原爆の図米国展の回顧記事掲載  掲載雑誌・新聞

【取材メモから】被爆70年 米国内で巡回展 原爆の図 変化する視線
―2015年12月25日付『朝日新聞』朝刊埼玉版

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ワシントンD.C.まで取材に来て下さった埼玉支局の清宮涼記者による、《原爆の図》米国巡回展の回顧記事が掲載されました。

「20年前のような猛反発に遭うことはなく、各地でしずかに受け止められた」
「海外のメディアの取り上げ方も好意的で、原爆の図が初めて米国に渡った70年、ニューヨーク・タイムズなどで酷評されたのとは対照的だった」
「一方で、展示場所が郊外や大学内であったこともあり、米国内で広く注目を集めたとも言いがたかった」


このように冷静かつ的確にまとめて下さっています。

激しい反発がなかった代わりに、大きな注目も集めなかったことの理由として、「遠い国の出来事と感じられ、原爆や核兵器へのリアリティーが希薄になってきているのではないか」という私のコメントが引かれていますが、それは今回の展覧会における正直な実感でした。

「被爆70年」が曲がりなりにも「戦後70年」一般的に捉えられている日本と違い、米国ずっと世界中の戦争に直接かかわってきているわけで、原爆の記憶も、はるか時間の彼方に押し流されつつあるのだろうと思います。
だからこそ、新しい世代が新鮮な目で《原爆の図》に向き合うことができたという面もあるわけで、ものごとは複雑なのですが。

地方欄の短めの記事ですが、私たちにとっても巡回展を振り返る上で参考になりそうな、内容の濃い記事でした。
いつも丁寧に取材して下さる清宮記者に、心から感謝。
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