2015/6/2

原爆の図、いよいよアメリカへ  館外展・関連企画

いよいよ《原爆の図》6点の梱包・搬出作業日。
午前10時過ぎに日本通運の美術運送スタッフが来館し、作業がはじまりました。

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テレビ局や新聞記者が見守るなか、着々と梱包作業が進んでいきます。
ふだんなとても地味な作業なのですが、カメラのシャッター音が一斉に響く一番のハイライトは、屏風の画面のあいだに薄紙を差し込む瞬間でした。

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屏風を収めたボール箱には、作品がわかるように、ひとつひとつシールを貼っていきます。

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手際よく、たちまち6点の作品が梱包されていきました。

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アメリカへ渡る前には木箱に入れるのですが、美術館からの搬出はボール箱の状態でトラックに積み込みます。スタッフやメディアの皆さんが見送るなか、《原爆の図》はアメリカへ出発していきました。大勢の人たちと出会い、無事に帰ってくることを祈るばかりです。

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この日の搬出の様子は、午後6時からのNHK総合テレビ「首都圏ネットワーク」と、午後9時半からのテレビ埼玉「NEWS930」で放送されました。

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NHK首都圏ネットワーク「“原爆の図”アメリカへ」

(原爆の図第二部「火」の全体像、クローズアップの映像)
橋本菜穂子アナウンサー 凄惨な様子を描いた「原爆の図」が、アメリカで展示されることになりました。

(丸木美術館2階展示室の風景)
橋本アナウンサー 「原爆の図」は、画家の丸木位里、俊夫妻が原爆投下後の広島や長崎の姿を30年以上にわたって描き続けた連作で、埼玉県東松山市の美術館が14部を所蔵・展示しています。

(運送業者が原爆の図を梱包する作業の光景)
橋本アナウンサー 原爆投下から70年となる今年、アメリカに貸し出し、ワシントンなど3つの都市で展示されることになりました。

(原爆の図の前で、岡村インタビュー)
岡村 核に対する危機感は、実は身近にあるわけですよね。まっさらな気持ちで、原爆に向き合っていただけたらと思っています。

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テレビ埼玉NEWS930「丸木位里・俊夫妻が描いた 原爆の図 ワシントンへ」

(スタジオ、二階堂絵美キャスター)
二階堂キャスター 「原爆の図」で知られる故・丸木位里・俊夫妻。東松山市の夫妻ゆかりの丸木美術館に展示されている「原爆の図」のうち6点が、今月13日からアメリカ・ワシントンの美術館で展示されます。

(梱包作業中の美術館、報道部余野誠記者のレポート)
余野記者 70年前の8月、画家の故・丸木位里・俊夫妻が目のあたりにした地獄絵図。その絶望と破壊の有り様を伝えていこうと夫妻が心血を注いで完成させた「原爆の図」が海を渡ります。現在、作業員による梱包作業などが行われています。

(館内で作品を梱包していく作業員)
二階堂キャスター 今日は、午前10時過ぎから作業員が作品を運搬するため、丁寧に梱包作業を行いました。

(原爆の図第2部「火」クローズアップ、梱包作業)
二階堂キャスター 今回、アメリカの首都ワシントンのアメリカン大学美術館で展示されるのは、第1部「幽霊」、第2部「火」など6つの作品です。紅蓮の炎が人々を焼き尽くす様を描いた第2部「火」は、「原爆の図」の代表的な作品として知られています。

(原爆の図第13部「米兵捕虜の死」、第14部「からす」梱包作業)
二階堂キャスター 原爆で死亡したとされるアメリカ兵を描いた第13部「米兵捕虜の死」。韓国・朝鮮人被爆者を描いた第14部「からす」も海を渡ります。

(原爆の図の前でインタビュー)
岡村 21世紀の国境を軽々と越えていける時代のなかで、ひとりの人間としてまっさらな気持ちで絵に向き合ってほしい。きのこ雲の下の人間と心を通わせるように絵を見てほしいと思っています。

(トラックに作品を積み込む作業員、平和の鐘を鳴らしてトラックを見送る職員たち)
二階堂キャスター 展示の日程は、6月13日から8月16日で、その後もボストンやニューヨークでの展示が予定されています。明日から、丸木美術館では「原爆の図」の関連作品として夫妻が被爆直後の長崎を描いた「原爆長崎之図」の二部作、「三菱兵器工場」と「浦上天主堂」などの展示、「発掘!知られざる原爆の図」が始まります。

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静かになった館内では、夕方遅くまで「発掘!知られざる原爆の図」展の展示作業。
高野山成福院などの壁画は、展示室の壁いっぱいを使った迫力ある展示になりました。

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この夏、見逃せない必見の展示。
ぜひ、原爆の図6点が留守中の丸木美術館にも、足をお運びください。
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