2014/9/22

【韓国出張C】臨津閣(イムジンガク)見学ツアー  調査・旅行・出張

韓国から日本への帰国の日になりました。
この日も早朝からバスに乗って、北朝鮮との国境にある臨津閣(イムジンガク)を目ざします。
ホテルから臨津閣までは高速バスで約4時間。

途中、休憩に立ち寄ったサービスエリアには、なんとバッティングセンターがありました。
料金は1,000ウォン(約100円)で16球。
こちらに来てからお金を使う機会もなかったので、さっそく挑戦してみることにしました。

クリックすると元のサイズで表示します

合図もなしでボールが飛び出してくるためタイミングを計るのが難しく、コントロールもあまりよくないマシンでしたが、久しぶりにボールを打つ感触は、やはり心地よいものでした。
ボールは軟式球で、日本よりはやや小さめのサイズ。韓国オリジナルの規格でしょうか。
2ゲームほど打ち込むあいだに、上空には軍用機が隊列を組んで2度通過していき、轟音が響いていました。

クリックすると元のサイズで表示します

仁川やソウルの都市部を通過し、北朝鮮との国境に近づいていくと、漢江沿いに延々と張りめぐらされた鉄条網や見張台が目にとまるようになりました。

クリックすると元のサイズで表示します

分断国家の現実が、窓の向こうに見える風景から伝わってきて、悲しい思いにさせられます。

クリックすると元のサイズで表示します

ときどき、見張台に警備の軍人の姿も見かけました。

クリックすると元のサイズで表示します

目的地に近づいてきたところで、韓国料理の店に入って昼食をとりました。
たくさんの小皿にならべられた料理は、韓国の家庭料理だそうです。
実は、今回の国際会議中、朝、昼、夕と三食ずっと、ほぼ同じメニューのバイキングだったので、この日の昼食は多くの参加者にとって、ささやかな喜びになりました。

クリックすると元のサイズで表示します

参加者のYさん、Hさんといっしょに食堂で撮影していただいた記念写真。
会議も終わり、皆さんリラックスした表情です。

   *   *   *

食事の後は、ついに臨津閣(イムジンガク)に到着です。
遊園地やショッピングモールがあって、思いのほか明るい観光地になっていました。
けれども、ここは北朝鮮と韓国の分断の地。
よく見るとフェンスが生々しく目の前をふさいでいます。

クリックすると元のサイズで表示します

望拝壇(マンベダン)という大きなモニュメントも設置されていました。
分断された家族への思いと南北統一を願って建てられたモニュメントだそうです。
だんだんわかってくるのですが、この地には、モニュメントがあちこちにありました。

クリックすると元のサイズで表示します

残念だったのは、飛行機の時間まであまり余裕がなく、ひとつひとつのモニュメントを解説してもらう時間がなかったこと。

クリックすると元のサイズで表示します

南北の統一を願うものから、朝鮮戦争時の韓国とアメリカの軍事活動を記念するものまで、さまざまなモニュメントが建っているなかを、平和博物館ネットワークの皆さんといっしょに歩いていきます。

クリックすると元のサイズで表示します

このとき、実はK理事長が行方不明になっていて、M夫人がずっと姿を探していました。
後から知ったのですが、K理事長は団体行動から外れて展望台に上がっていたようです。
われわれは時間がなくて、結局、展望台に上がれずに空港行きのバスに乗り込んだのですが、どうやらK理事長だけは展望台からの単独撮影に成功(?)したようでした。

クリックすると元のサイズで表示します

南北に引き裂かれた家族の再会の写真を紹介するモニュメントもありました。

クリックすると元のサイズで表示します

全体的には、社会主義リアリズムを思わせる力強い裸体像が、あちこちに目につきました。
戦争への意識を鼓舞しているようにも、平和への願いを込めているようにも、どちらにも見える彫刻群です。

クリックすると元のサイズで表示します

分断された線路と、その直前で停車中の機関車の展示もありました。
この鉄道も、本来は朝鮮半島を縦断する路線であったそうです。

クリックすると元のサイズで表示します

機関車のすぐとなりには、臨津(イムジン)駅の駅舎がありました。
もちろん、日本の植民地時代に敷設されたという歴史を背負った鉄道です。

クリックすると元のサイズで表示します

われわれ一行が展望台にも上がらずに、状況もよくわからないまま、ふらふらと歩いてきた理由は、南北統一を願う、人々が手をつないで輪になったモニュメントの前に来た時に、ようやくわかりました。

クリックすると元のサイズで表示します

色とりどりの風船が配られ、モニュメントの前で国際平和博物館ネットワークによる平和宣言文が英語と韓国語で読み上げられたのです。
そして、全員で最後の記念撮影。風船は、合図とともに一斉に大空に放たれました。

クリックすると元のサイズで表示します

まあ、正直なところ、こうした形式的な儀式よりも、時間の許す限り臨津閣のあちこちを見学したかったし、ここまで来たというのに、軍事境界線付近の非武装地域(そこは人間が入ってこないので、野生生物の楽園になっているそうです)を一望できるという展望台に上がらずに帰るのは、とても残念だったのですが……

クリックすると元のサイズで表示します

最後に、この会議の期間中、ずっと親しく話をして下さったアメリカ人の若者Mさんと、10年来お世話になっている神戸YWCAのTさんといっしょに、記念撮影。

ほとんど4泊5日の合宿のような状態のなかで、さまざまな人と出会い、心を通わせたことが、やはり今回の会議の一番の収穫でした。
会議を支えて下さった大勢の韓国人ボランティアスタッフの皆さんをはじめ、お世話になった皆さまに、心から御礼を申し上げます。どうもありがとうございました。
2



teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ