2013/8/29

直方谷尾美術館中込学芸員来館  企画展

連日、多くの方にご来場頂いている「坑夫・山本作兵衛の生きた時代」展。
この日は、福岡県から、出張の際にたいへんお世話になった直方谷尾美術館の中込潤学芸員がわざわざ来館して下さいました。

例によって、本展企画委員である正木基さんの提案で、午後1時から特別ギャラリーツアーを実施することになりました。

クリックすると元のサイズで表示します

筑豊の芸術家について、現地で丹念な調査を続けている中込さん。
とりわけ、今回、直方市石炭記念館からお借りしてきた原田大鳳の《炭坑絵巻》や、山近剛太郎の絵画作品については、たいへん貴重なお話をして下さいました。

クリックすると元のサイズで表示します

今回、山近剛太郎と親交の深い個人所蔵家の方から、スケッチブックを一冊お借りしてきているのですが、中込さんによれば、こうした絵画の制作の秘密を知ることのできる新たな資料が数日前に発掘されたとのこと。
もともと貝島炭鉱の重役で、防災体制の確立に貢献された方らしく、坑内の様子を描く絵画も、間違いがあってはいけないと、人間や坑内馬の身体の比率や角度を綿密に計算し、下絵に細かい情報を書き込んでいたようです。
そして、「いまは原子力エネルギーの時代になっているけれども、破棄物の処理ができないものは必ず行き詰る。そのとき、石炭が見直される時代が来る」という言葉を残していたことも、教えて頂きました。

ちなみに、直方市石炭記念館では、9月10日(火)から11月10日(日)まで「山近剛太郎炭鉱画展」を開催されるとのこと。
ご興味のある方は、ぜひ、ご覧になって下さい。
1



teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ