2013/4/13

『東京新聞』に映画『月あかりの下で』上映会案内掲載  掲載雑誌・新聞

2013年4月13日付『東京新聞』朝刊埼玉版に、“成長する生徒 4年間の記録 あす、東松山で上映会”との見出しで、明日行われる映画『月あかりの下で〜ある定時制高校の記憶〜』の記事が掲載されました。

東京新聞のWebサイトで全文をご覧頂くことができます。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/20130413/CK2013041302000173.html

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いじめ、不登校など、さまざまな事情を抱えて定時制高校に入学した生徒たちと教師のありのままの姿を追ったドキュメンタリー映画「月あかりの下で〜ある定時制高校の記憶〜」の上映会が、14日午後1時半から、東松山市下唐子の原爆の図丸木美術館で開かれる。

 映画は県立浦和商業高校定時制(2008年3月閉校)を舞台に、02年の入学から06年の卒業までの4年間を中心に、居場所を失っていた生徒たちが、学校でぶつかり合う姿や、支え合い成長していく姿をとらえた。10年の完成公開から、数多くの映画賞を受賞し、全国で上映会が続いている。

 上映後、午後3時半から太田直子監督と映画に登場する平野和弘教諭、岡村幸宣同美術館学芸員によるトークセッション「学ぶってなに?」、午後4時からは同校定時制卒業生らが結成した太鼓集団「響」による演奏がある。鑑賞料(美術館入館料含む)は1000円。予約・問い合わせは=電0493(22)3266=へ。(中里宏)


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明日は、午後1時に東武東上線森林公園駅南口に美術館の送迎車も出ます。
多くの方のご来場を心よりお待ち申し上げます。
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2013/4/12

神奈川県立近代美術館「戦争/美術 1940-1950」展打ち合わせ  館外展・関連企画

午後、神奈川県立近代美術館のM館長とN学芸員が来館され、今年の7月6日から10月14日まで神奈川県立近代美術館・葉山で開催予定の「戦争/美術 1940-1950 ─モダニズムの連鎖と変容─」展(7/6-10/14)についての打ち合わせを行いました。
神奈川県立近代美術館の年間スケジュールは次のサイトでご覧いただけます。
http://www.moma.pref.kanagawa.jp/museum/pdf/schedule_2013_in.pdf

以下、企画展についての説明文です。

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 1940年代の日本は、戦争という美術家たちにとって非常に困難な時代でありながらも、モダニズムの成熟と転換という豊かな可能性を秘めた時代でもありました。本展は、1940年の横山大観《日本心神(富士山)》から丸木位里、俊夫妻による《原爆の図》(第1部から第4部を前後期に分けて展示)までを、朝井閑右衛門、藤田嗣治、松本竣介、山口蓬春、土門拳、山下菊二など戦前から戦後にかけて活躍した画家たちによる作品や豊富な資料とともに紹介し、これまで戦前、戦中、戦後と分断されてきた日本の美術の歴史を「1940年代の美術」という文脈で捉えなおします。

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丸木美術館からは、原爆の図第1部《幽霊》、第2部《火》(以上前期展示予定)、第3部《水》、第4部《虹》(以上後期展示予定)を貸し出します。
また、丸木夫妻の原爆の図制作にいたるまでの芸術の流れを紹介するため、1940年代の二人の個人制作の作品も数点展示されることになりそうです。

戦争で分断されたと捉えられがちの日本の美術史を、「1940年代」という視点で、その連続性と変容を見つめなおすという非常に楽しみな企画展。
同時代の作家・作品のなかで、《原爆の図》を中心とする丸木夫妻の作品がどのように位置づけられるか、興味深いところです。
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2013/4/11

『朝日新聞』埼玉版に「安藤栄作展」掲載  掲載雑誌・新聞

2013年4月11日付『朝日新聞』朝刊埼玉版に、“原発事故に負けない”との見出しで、20日からはじまる安藤栄作展の案内が、彫刻作品《光のさなぎ》と絵本『あくしゅだ』のカラー図版入りで掲載されました。

朝日新聞デジタルのサービスで、全文をご覧頂くことができます(要会員登録)。
http://www.asahi.com/area/saitama/articles/MTW1304111100002.html

以下は、記事からの一部抜粋です。

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 「光のさなぎ」は、原木を削った彫刻と背景の壁面の紙に東京電力福島第一原発を描いて一つの作品として構成している。どのような状況でも光を生み出す男女を光のさなぎに例えており、原発事故とその後の落胆だらけの様々な出来事に魂まで絡め取られてはいけないというメッセージを込めた連作だ。

 事故からの復興を意味する鳳凰(ほうおう)や、自然と人間の共生を描く初めての絵本「あくしゅだ」(クレヨンハウス社、1575円)の原画も展示する。絵本は5月7日発売だが、会場で先行販売する。


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2013/4/10

4/29安藤栄作+落合恵子対談決定!  イベント

4月20日からはじまる企画展「安藤栄作展 光のさなぎたち」の関連企画として、急きょ、クレヨンハウスを主宰する作家の落合恵子さんと安藤さんの対談が決定しました!

このたび、安藤さんは初の絵本『あくしゅだ』をクレヨンハウスより刊行され、原画も丸木美術館に展示することになっています。そのきっかけとなったのが、落合さんが昨年3月3日に書かれたブログに、安藤さんの文章「3・11を超える作家たちへ」を紹介されたことでした。

http://journalofsilentspring.blogspot.jp/2012/03/33_03.html

落合さんが心を打たれたというこの文章は、私もネット上で読み、そのとき「安藤さんの展示を丸木美術館でやってみたい」と強く思ったのです。
お二人が、丸木美術館で対談される!……これは本当に、学芸員冥利に尽きる企画です。
とても興味深い話になると思いますので、ぜひとも、多くの方においで頂きたいと思います。
イベントの詳細は以下の通り。

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絵本『あくしゅだ』刊行記念特別トーク 安藤栄作+落合恵子 「3.11後を生きる」
4月29日(月/祝)午後2時
絵本『あくしゅだ』刊行を記念し、特別トークとして安藤栄作さんとクレヨンハウスを主宰する落合恵子さんによる対談イベントを行います。
安藤栄作さんの初めての絵本『あくしゅだ』も会場にて先行販売いたします。
参加費:美術館入館料(800円)+500円
当日は、午後1時に東武東上線森林公園駅南口に美術館の送迎車が出ます。
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2013/4/7

「池袋モンパルナス―歯ぎしりのユートピア」展のお知らせ  講演・発表

2013年5月19日(日)から6月6日(水)まで、東京芸術劇場5階ギャラリーにて第8回新池袋モンパルナス西口まちかど回遊美術館「池袋モンパルナス―歯ぎしりのユートピア」展が開催されます。
“池袋モンパルナス”の通称で知られる長崎アトリエ村で活躍した詩人の小熊秀雄や数多くの画家たちの作品や関連資料が紹介される企画です。1939年頃から1948年までアトリエ村で過ごした赤松俊子(丸木俊)、丸木位里の作品も出品されます。

6月1日(土)には、関連事業として映画『水俣の図・物語』(監督=土本典昭、1981年、111分)の上映とトーク「池袋モンパルナスの記憶」が予定されています。
ゲストは幼少時にアトリエ村で育った高山登さん。岡村が聞き手を務めます。
高山さんの御母様は、女子美術専門学校で俊と同級生だった方なので、そうした思いでもお話しいただければと思っています。
また、アトリエ村の痕跡をたどり歩く企画もあるようです。詳しくは、以下の通り。

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≪関連事業1≫ 
映画上映『水俣の図・物語』監督:土本典昭(1981年・111分)               製作:青林舎、水俣の図:丸木位里/俊
〔内容〕 丸木位里・俊の絵と石牟礼道子の詩、武満徹の音楽、そして土本典昭の映像が織りなす世界をご覧いただきます。

映画上映後のトーク「池袋モンパルナスの記憶」
〔ゲスト〕 高山登氏(造形作家・東京藝術大学名誉教授)、岡村幸宣氏(原爆の図丸木美術館学芸員)
〔内容〕 20歳までアトリエ村で過ごし、丸木位里・俊のアトリエで遊んだ記憶を持つ高山登氏。岡村幸宣氏を聞き手に迎え、「池袋モンパルナス」の記憶を辿ります。

〔日時〕 6月1日(土曜) 午後1時から4時30分まで
〔会場〕 東京芸術劇場 5階 シンフォニースペース
〔定員〕 60名(応募者多数の場合は抽選)

≪関連事業2≫ 
アトリエ村さんぽ道「無くなったアトリエ村を歩く」
〔日時〕 5月25日(土曜) 午後2時から4時まで
〔講師〕 本田晴彦 氏(アトリエ村資料室代表)
〔内容〕 空襲などで無くなってしまったアトリエ村の痕跡を辿ります。
〔定員〕 20名(応募者多数の場合は抽選)

〔申し込み〕 2事業とも、参加希望事業名を明記し(メールでお申し込みのかたは件名欄に)、住所、氏名、年齢、電話番号、をご記入の上、往復はがきかメールで5月16日 (金曜・必着)までに豊島区文化商工部文化デザイン課ミュージアム開設準備グループ(〒170-0021 豊島区西池袋2丁目37番4号 勤労福祉会館7階、Eメール A0014400@city.toshima.lg.jp) にお申し込みください。

このページに関するお問い合わせ文化商工部 文化デザイン課 ミュージアム開設準備グループ(電話:03-3980-3177 東京都豊島区西池袋2-37-4 勤労福祉会館7階)


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2013/4/6

ニュース発送作業/映画「渡されたバトン」試写会  ボランティア

『丸木美術館ニュース』第113号の発送作業日。
ボランティア参加者は9人。桜の花が舞い散る光景を眺めながら、無事に発送を終えました。
昼食を用意して下さったMさんご夫妻はじめ、ボランティアの皆さんに御礼申し上げます。

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私は午前中、松山市民活動センターで行われた「渡されたバトン〜さよなら原発〜」(監督=池田博穂、脚本=ジェームス三木、2013年)の試写会に映写担当としてお手伝いで参加。

http://www.cinema-indies.co.jp/aozora3/index.php

全国で初めて住民投票で「原発建設NO」を選択した新潟県巻町を舞台にした映画です。
松山市民活動センターでの上映は5月26日(日)、午前10時からと午後2時からの2回上映となります。丸木美術館でも前売券(一般1000円、小中高生500円)を取り扱っています。
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2013/4/4

平野正樹写真展「MONEY」/地人会新社「根っこ」  他館企画など

温かい日差しの中、満開の桜の花が散りはじめ、一年で指折りの気持ちの良い一日。
午後、クレヨンハウスのIさんが来館。安藤栄作展「光のさなぎたち」に展示する新作絵本『あくしゅだ』の原画19点+未使用原画4点を持ってきて下さいました。
また、会期中に落合恵子さんと安藤さんが対談を行うという話も急きょ浮上してきました。
お二人の日程が合えば、実現できそうです。

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夕方、東京・渋谷区のプロモ・アルテギャラリーではじまった平野正樹写真展「MONEY」のレセプションに駆けつけました。

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これまで、戦争や環境破壊など、人間がもたらした社会の変化の痕跡をシリーズで撮り続けてきた平野さん。
「MONEY」は、ロシア帝国債権やナチス・ドイツ軍用手票など歴史的な遺物から、リーマン・ブラザーズ株券まで古今東西の無価値となってしまった紙幣や有価証券を撮影したシリーズです。

平野さんによれば、「20〜21世紀に起こった革命・戦争・自然破壊など、複雑で多岐にわたった社会変動の根源的原因に、お金のシステムが大きく関わっていたという認識」に基づいて制作されたこれらの作品は、たいへん興味深く、示唆に富んでいます。
丸木美術館では、2013年9月14日から11月9日まで企画展として平野さんの展示を行います。
今回は海外の「MONEY」シリーズの展示でしたが、丸木美術館では日本の植民地時代に発行された「MONEY」が展示される予定。その他、戦争の弾痕・銃痕を撮影した「HOLES」シリーズも展示予定で、非常に楽しみです。
プロモ・アルテの展示は4月16日まで。

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午後7時からは、赤坂RED/THEATERで、友人のK田(N)さんが演出助手をつとめている地人会新社第2回公演『根っこ』(作=アーノルド・ウェスカー、1959年、訳=木村光一、演出=鵜山仁)を観ました。

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舞台は英国北東部、ノーフォーク。
ロンドンで暮らす末娘のビーティは、実家に久しぶりに帰省し、“社会主義者”の恋人に感化された思想を語るのですが、農村で暮らす家族とのギャップに苛立ち続けます。

愚直で頑固で家族思いの農村の母親役を演じる渡辺えりの存在感が圧倒的で、ユーモアにあふれた舞台なのですが、理想と現実、都会と農村、労働者と運動家といった普遍的な矛盾は現在にも通じるところがあります。

ラスト・シーンでビーティは「いまはじめて分かったわ。私、やっと自分の足で歩き出せたのよ!」と叫びます。
もっとも、50年ほど前に農村の伝統的な生活を捨て、新たな価値意識で都市部に暮らしはじめたビーティたちの、その子どもとして生まれてきたわれわれ世代にとっては、次世代としての葛藤も舞台から見えてきたりして、少々複雑であったりもします。

ともあれ、こうした時代の葛藤があって現在がある、という歴史的な視点でも興味深い舞台。
公演は4月28日まで。
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2013/4/3

鄭周河写真展打ち合わせ/木下晋さん来館  企画展

午後、4月16日から5月5日までアートスペースで開催する「鄭周河写真展 奪われた野にも春は来るか」の打ち合わせで、Sさん、Kさん、Yさんが来館。
この展覧会は、韓国の写真家・鄭周河さんが撮影された原発事故後の福島の風景写真を紹介する内容です。

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http://www.aya.or.jp/~marukimsn/kikaku/2013/2013chung.html

タイトルは、日本植民地時代の詩人・李相和の詩からとられています。
かつて日本によって土地を奪われた朝鮮と、原発事故によって土地を追われた福島の対比を連想させますが、写真そのものは静かで、むしろ美しいほどの作品。
原爆の図と同じ空間に展示させることで、そこから何が見出せるのか、緊張感のある展示になりそうです。震災から2年、福島県南相馬市から来て、東京都内へと向かう、3か所をめぐる巡回展でもあります。

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また、画家の木下晋さんも、秋に丸木美術館で予定している企画展の下見に来館されました。
会期は11月12日から2月8日まで。
内容は、5月下旬に木下さんの作品が保管されている金沢市内の大学に伺って相談することになったのですが、こちらもたいへん見応えのある企画になりそうです。
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2013/4/1

第41回原爆文学研究会のお知らせ  講演・発表

2013年3月30日『中国新聞』朝刊に、“原爆文学研究会と「原発問題」 震災後、広がる視座 福島で来月初の例会”と題する記事が掲載されました。

http://www.hiroshimapeacemedia.jp/mediacenter/article.php?story=20130401125213139_ja

2001年発足以来の研究会の歩みをたどり、震災後の原発問題への関心の広がりを紹介する内容です。

記事中でも紹介されていますが、4月27日(土)には福島大学で研究会が開催されます。
「「非核芸術」の系譜―広島から福島まで」と題して、岡村も研究発表を行います。
詳細は以下の通り。
2日目の30日(日)には福島浜通りのフィールドワークも行う予定です。

http://www.genbunken.net/goannai/41.pdf

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第41回 原爆文学研究会

【1日目】
○日時 2013年4月27日(土)13:00〜18:00
○会場 福島大学(福島県福島市金谷川1番地)S-24教室
○タイムテーブル
12:30 開場
13:00諸連絡・自己紹介
13:20研究発表1「「非核芸術」の系譜―広島から福島まで」 岡村幸宣(原爆の図丸木美術館学芸員)
(休憩15 分)
15:00研究発表2「〈原爆〉という観念論―鹿島田真希『六〇〇〇度の愛』の考察―」 野坂昭雄(大分県立芸術文化短期大学准教授)
(休憩15 分)
16:40講話「終わりなきオブセッション―福島原発事故/隠蔽と強権を超えて原発0へ―」 澤正宏(福島大名誉教授)
18:00 終了
18:30 懇親会

【2日目】
○日時 2013年4月28日(日)8:00〜15:00
○内容 福島浜通りフィールドワーク
レンタカーに分乗し、現地の方の案内で福島浜通りなどを見学します。
レンタカー代などの必要経費は参加者で等分に負担することとします(※おおよその金額は参加人数が確定してからご連絡します)。

○参加申込締切 2013年3月22日(金)※原爆文学研究会事務局の中野和典までeメールかお電話でお申し込みください。


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