2013/3/15

東中野BESPOQUEと野々下さん  調査・旅行・出張

夕方、都内に出て、原爆の図のアメリカ巡回展を企画されている方々にお会いして、近況報告と打ち合わせ。

その後、友人のイラストレーターOさんと待ち合わせて、東中野駅近くにあるビスポークというパブへ。
http://bespoque.exblog.jp/

このお店のシェフのレイさんは、1950年代はじめに丸木夫妻の《原爆の図》を背負ってヨシダ・ヨシエさんとともに全国を巡回した画家の野々下徹さんの娘さんなのです。

野々下さんは、松江で中学校の教師をしていた1950年11月に松江市公会堂で開催された原爆の図展を見て衝撃を受け、藤沢市片瀬の丸木夫妻のアトリエを訪れ、居住するようになりました。そこで絵の勉強をしながら映画館の看板描きをしていたのですが、あるとき、同じように丸木夫妻のアトリエに出入りしていた若者のヨシダ・ヨシエさんに声をかけ、原爆の図の巡回展に旅立つのです。
1952年3月の新潟県内巡回展からはじまり、1953年秋にかけて続いた巡回展で訪れた都市を、野々下さんは几帳面に記録されていました。その“野々下メモ”は、現在の原爆の図研究に欠かせない貴重な資料になっています。

余談ですが、私がはじめて丸木美術館を訪れた1996年春に開催していた企画展が「野々下徹遺作展」でした。晩年の野々下さんが丸木美術館を描いた水彩画は、現在、事務局の壁にかかっています。

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レイさんも、当然、幼い頃から何度も丸木美術館を訪れていたそうで、話が弾みました。

英国風のキッシュやフィッシュ&チップスなどがとても美味しく、イギリスのお酒や紅茶も充実しているお勧めのパブです。
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