2012/12/27

中沢啓治さんへの弔辞  その他

12月25日に、中沢啓治さんが亡くなったという知らせを聞いて、たいへん驚きました。
ちょうど休館日だったので、携帯電話にNHKの方から取材の連絡が来たのですが、私には『はだしのゲン』の読者であるという以上に、語れる言葉はなく。
同じ埼玉県在住者として、一度お目にかかってお話を聞く機会があればと後悔しています。

本日、12月27日付『中国新聞』に、原爆文学研究会の川口隆行さんが“中沢啓治さん「はだしのゲン」に寄せて”と題する寄稿をされています。

http://www.hiroshimapeacemedia.jp/mediacenter/article.php?story=20121227102416241_ja

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……「はだしのゲン」とは、美辞麗句に塗り固められた支配的物語にあらがうことで、歴史の闇に消え去る無数の経験と存在の記憶を取り戻そうとした試みにほかならない。中沢は、空洞化した「ヒロシマ」の「平和」に対する根本的批判者でもあった。「はだしのゲン」の続編はついに書かれることはなかった。その未完の劇の続きは、残された私たちがそれぞれの仕方で書き、語り継いでいくしかない。

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川口さんの中沢さんに対する精一杯の弔辞とのこと。原稿を依頼されたのはD記者だそうです。昨年夏、川口さん、D記者と三人で広島の愛友市場のお好み焼き屋で夜更けまで飲んだことを思い出します。

丸木美術館の図書室兼休憩室・小高文庫にも、『はだしのゲン』を書棚に並べています。
中沢さんを偲びながら、あたらめて読みかえしたいと思います。
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