2012/7/5

練馬区美術館「船田玉樹展」出品作品搬出  館外展・関連企画

午前中、練馬区立美術館のN学芸員が美術品運送スタッフの方々と来館されました。
7月15日からはじまる練馬区立美術館の企画展「生誕100年 船田玉樹展」のため、丸木位里の歴程美術時代の代表作《馬(部分)》を出品するのです。

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船田玉樹(1912-1991)は、広島県呉市出身の日本画家。
位里とは同じ広島出身ということで、上京してから親しく交流し、1936年創立の藝州美術協会や1938年創立の歴程美術協会などでともに活動しました。
1939年には、ともに歴程美術協会から脱退し、同年10月16日から20日まで銀座紀伊國屋画廊で「船田玉樹・丸木位里個展」を開催しています。
おそらくこの頃が、二人がもっとも親しくしていた時期だったと思われ、1940年には岩橋英遠も加わって三人で研究会展を開催したりもしています。
位里に劣らず実験精神の旺盛な興味深い画家で、当時は玉樹の評価の方が高いほどでした。
戦後は広島へ帰郷して中央画壇とほとんど接することなく過ごしていたようですが、それでも意欲はまったく衰えることなく、凄まじい制作を続けていたのです。

今回の展覧会は、2010年の「日本画の前衛」展で脚光を浴びるまで、ほとんど知られることのなかった“孤高の画家”船田玉樹の作品を200点ほど紹介するとともに、位里や靉光などの友人、そして彼の師であった速水御舟や小林古径らの作品も展示するという見応えのある内容です。

いったいどんな発見があるのか、今からとても楽しみにしています。
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