2012/3/4

チ・トゥー「チュチ:ザ・パフォーマンス」  イベント

マレーシア出身のアーティスト、チ・トゥによる来館者との交流パフォーマンス「チュチ」が丸木美術館で行われました。
このパフォーマンスは、美術館1階奥の新館ホールの中央で、チ・トゥが参加者に一人ずつ紅茶を注ぎ、足をお湯で洗ってもてなしながら、過去に日本とアジアが経験した戦争などさまざまな話題について対話する、という内容です。

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冷え込んだ館内で、じんわりと温めてくれるチ・トゥの企画は、参加者にも好評でした。
もっとも、足を洗うという行為には、たんなるもてなしというだけではなく、かつて植民地としてアジアの各地を統治した日本の特権性を想起させる複雑な意味が込められているようにも思います。
そのためか、一人ひとりの会話の時間も長くなり、深い意味を持つ充実した“交流”が行われていたようです。

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最後には、チ・トゥを囲むサロンのような和やかな雰囲気も生まれていました。
2日間にわたって、多くの人の足を洗い、対話を続けたチ・トゥ。
彼の真摯な人柄が、このパフォーマンスの成功の大きな要因だったのではないでしょうか。
ささやかな企画ではありましたが、いつもの丸木美術館とは確実に違う、不思議な時間が流れる週末になりました。
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