2011/12/12

川越スカラ座『グレン・グールド 天才ピアニストの愛と孤独』  川越スカラ座

休館日。「Chim↑Pom展」に没頭する1週間だったので、午前中に妻子と気分転換に川越スカラ座へ行き、『グレン・グールド 天才ピアニストの愛と孤独』 (2009年、カナダ、監督:ミシェル・オゼ、ピーター・レイモント)を観ました。

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バッハの『ゴールドベルク変奏曲』の斬新な解釈と並外れた演奏技術で知られるピアニスト、グレン・グールド(1932-1982)の実像を、未公開の映像や写真、音声、日記と彼を愛した女性たちの証言によってたどりなおすドキュメンタリ映画です。

真夏でも手袋とマフラーを手放さない、異様に低い椅子に座って歌いながら演奏する、1964年以降コンサートから引退してレコードだけを発表する……といった奇行のイメージや、ニューヨークフィルとの演奏会において指揮者のレナード・バーンスタインが演奏前に「私はこの(グールドの)解釈に賛成しているわけではない」とスピーチしたという話題が先行するグールドですが、楽曲を解体して斬新な発想で再構築してしまう独創性にはやはり圧倒されます。

芸術における“異端”とは何か……と考えつつ、どうしても思考は丸木夫妻とChim↑Pomという方向に向かってしまい、気分転換になったのか、ならなかったのか。
ともあれ、グールド好きにはお勧めの映画です。
川越スカラ座では12月26日まで上映中。
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