2011/5/31

黒田オサムさん聞き取り調査など  調査・旅行・出張

午前中、名古屋からヤマザキ マザック美術館のS学芸員が来館。
S学芸員は、故・針生一郎館長の最晩年にご自宅に通って聞き取り調査を行っていた方で、現在開催中の「針生一郎展」を観に来て下さったのです。

午後からはS学芸員とともに、東京西部にお住まいのパフォーマンス・アーティストの黒田オサムさんを訪れ、4時間にわたるインタビューを行いました。
S学芸員は日本美術オーラル・ヒストリー・アーカイヴの会員で、黒田さんの記憶を口述史料として記録するというので、インタビューのセッティングなどの協力をさせて頂いたのです。

ホイト(乞食)芸や、「労働者諸君!」ではじまる大杉栄のアナーキスト演説などのユーモラスで哀愁漂うパフォーマンスを行い、近年では海外に招かれることも多くなっているという黒田さん。
その人生の足どりをお聞きするのは初めてのことでしたが、「軍国飛行機少年」として過ごした戦時中の話や、戦後になって柳瀬正夢に決定的な影響を受けた話などは非常に興味深く、また、大杉栄や伊藤野枝、辻潤から針生一郎まで、黒田さんが語る人物評もなかなか面白くて、時間はたちまち過ぎてしまいました。

余談ですが、黒田さんは、故郷の群馬県桐生市のモリマサ百貨店で1951年2月22日から25日まで開催された原爆の図展に参加し、会場の設営などのお手伝いをされたそうです。
こちらの方も貴重な証言の聞き取りを行うことができて、大きな収穫でした。

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夕方からは新宿に移動して、目黒区美術館のM学芸員、朝日新聞社のO記者といっしょに韓国料理店で慰労会。
興味深い話題が尽きず、楽しい飲み会となりました。
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