2010/11/13

ヨシダ・ヨシエ講演「丸木位里の芸術・靉光との交流」  イベント

午後2時より、企画展「没後15年 丸木位里展」の関連企画として、美術批評家ヨシダ・ヨシエさんによる「丸木位里の芸術・靉光との交流」と題する講演が行われました。

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前日に自転車で転んで足を捻挫してしまったというヨシダさん。
車椅子に乗っての講演となりましたが、たっぷり1時間半以上、多岐にわたるお話をして下さいました。

ヨシダさんは1929年生まれ。
1950年代初頭に、当時神奈川県藤沢市にあった丸木夫妻のアトリエに出入りし、《原爆の図》の制作の過程を間近で見届けた方です。その後《原爆の図》を背負って全国各地を巡回展示したことでも知られています。
また、日本のシュルレアリスムを代表する画家・靉光の研究者としても知られ、とりわけ、上海で戦病死した靉光の最期の状況を知るために丹念な調査を行い、ついに隣の病床で靉光の死を見届けた人物をつきとめたことは、洲之内徹の『気まぐれ美術館』(新潮社刊)の「靉光の死を見届けた人」に詳しく記されています。

会場には、つい先日『気まぐれ美術館』を読み、ヨシダさんが靉光の調査をされたことを知った、という方も来られて、熱心に講演を聞いて下さいました。

やや肌寒い中での講演となりましたが、何より、ヨシダさんが二人の画家の思い出を熱心に語られる元気なお姿を見られたことが、一番の収穫だったように思います。
ご来場くださいました皆さま、どうもありがとうございました。
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