2010/9/8

『芸術新潮』にイノセンス展紹介  掲載雑誌・新聞

現在発売中の『芸術新潮』2010年9月号(第61巻第9号)の「Art News」に、栃木県立美術館の「イノセンス展」の紹介記事が7頁にわたって掲載されています。

圧巻なのはpp.114-115の見開き。紙面の2/3を使って、右頁には丸木スマの《簪》が、左頁には大道あやの《しかけ花火》が大きく掲載されています。
実際の展示もこのように2作品がならんで展示されていましたが、その様子が誌上で再現されたというわけです。
それぞれの作品には、次のような解説がつけられています。

丸木スマは、日本画家の丸木位里の母親だが、70歳を過ぎて描き始めた、いわゆる素朴派の画家である。80歳の年、二曲一隻屏風に描いた《簪》(1955年 原爆の図丸木美術館蔵)は、スマの作品世界の集大成ともいうべき大作で、生命讃歌の無限の湧出に圧倒される。

大道あやは右頁の丸木スマの娘で、母ともども広島市で原爆に被爆。また、1968年には花火師だった夫を、工場の事故で失う悲劇も体験している。翌'69年、兄・位里の元へ転居してから絵を描き始めた。自身、花火師の資格を持っていたあやが、この大作、《しかけ花火》(1970年 作家蔵)にこめた思いの程は想像を超える。

その他、栃木県内で表現活動をしている障碍のある作家の作品や、「人間がより良く生きるためのアートというコンセプトを持った作家」の作品なども紹介され、企画担当の小勝禮子学芸課長が「イノセンス」という展覧会の意味を解説するなど、とても読み応えのある記事になっています。
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