2010/4/6

丸沼芸術の森訪問  企画展

2011年3月頃に開催予定の「第五福竜丸事件〜ベン・シャーンと丸木夫妻」展のために、午前中に埼玉県朝霞市にある“丸沼芸術の森”を訪れました。

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“丸沼芸術の森”は、倉庫会社を経営するS代表が、若いアーティストの支援を目的として1980年代前半に設立した、アトリエ・陶芸室・展示室などで構成された複合施設です。
若手アーティストの支援では現在国際的に活躍している村上隆を輩出したこと、美術品収集の分野ではアンドリュー・ワイエスやベン・シャーンの充実したコレクションが知られています。

ベン・シャーンが第五福竜丸事件に衝撃を受けて制作したという“Lucky Dragon”シリーズの素描も10数点所有されているので、今回は、丸木美術館の企画展のためにお借りしたいというお願いと、実際にそれらの作品を確認するための訪問だったのです。

社会や地域への貢献を非常に大切にされるS代表は、企画展の内容を説明すると、快くご理解下さいました。
その後、ベン・シャーンについて専門的な研究を深められているO学芸員に案内されて、収蔵庫で丁寧にひとつひとつの作品を見せて頂きました。

中村正義の次は、ベン・シャーン……少し背伸びをしているのかも知れませんが、美術史に足跡を残す優れた作家の作品をとりあげながら芸術と社会との関わりを考えるという、丸木美術館としても意味のある企画展が、年間に1回でも実現しているのは嬉しいことです。
これから一年間で、第五福竜丸事件、そしてベン・シャーンと丸木夫妻に、どこまで迫ることができるのか。身の引き締まる思いでベン・シャーンのデッサンを手にとり、じっくりと拝見させて頂きました。
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