2009/5/29

シンポジウム「弱輩なる日本の現代美術」予告  館外展・関連企画

昨年丸木美術館でパワフルなパフォーマンスを行った“受身絵画”の佐々木裕司さんと“桃色ゲリラ”の増山麗奈さんが、今年の夏、ついにヨーロッパ遠征を敢行します。
オーストリア・ザルツブルグ博物館で展示を行い、フランスでは“パリ♥アート革命「受身絵画+桃色ゲリラ シャンゼリゼ通り踏破パフォーマンス」”と題するイベントを開催するとのこと。
お二人ともすごいパワーですね。ぼくも行ってみたいけれども、丸木美術館の8月は休館日なしという繁忙期なので残念です。

その企画に先立ち、都内で出展作家によるシンポジウムが行われることになりました。
いったいどんな内容になるのか、まだよくわかっていないのですが、岡村も司会を務めることになってしまいました。
ヨーロッパ遠征に同行したい!という方も、面白そうだからシンポジウムに参加したい!という方も、ぜひCCAA四谷にお集まりください。
以下は、増山麗奈さんのブログからの抜粋です。

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ザルツブルグ博物館展示〜パリ♥アート革命
出展作家シンポジウム/観戦ツアー説明会
シンポジウムテーマ“若輩なる日本の現代美術

世界大恐慌、格差、環境破壊、戦争・・大転換期を迎える時代に、アーティスト達が次の時代のビジョンを体現する。
西洋モダニズム主導だった現代美術も折り返し地点に来た。
我らが“Young Japanese Contemporary Art”=若輩なる日本の現代美術がWorld Wideな展開するにはどうしたらいいか。
Artistはもちろん批評家、キュレター、美術館、行政、メディア、ギャラリスト、コレクター、観客、教育...あらゆる視点からJAPAN ARTを可能性を追求。
ARTは果たして世界にジャパンオリジナルを問うことが出来るのか?
今夏、ヨーロッパ遠征に臨む出展作家の胸中やいかに

2009年6月13日 土曜14時〜17時 会場CCAA四谷 参加会費\500

出展作家;石川雷太 大山結子 佐々木裕司 澤田サンダー 園田昭彦 森下泰輔 増山麗奈
ゲストパネラー;深瀬鋭一郎 アートプロデューサー 2008モンブラン国際文化賞受賞
司会 ;岡村幸宣 原爆の図丸木美術館学芸員


http://renaart.exblog.jp/11619133/
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2009/5/21

大道あや展準備《蛇祭り》  企画展

6月13日からはじまる「丸木スマ・大道あや展」の準備を進めています。
丸木スマの作品は、丸木美術館の収蔵庫に数百点の作品があるので問題はないのですが、大道あやの作品は関東圏で借りられるものに限って出品依頼をしているため、なかなか点数を揃えられません。

そんななか、とてもありがたいことに1点の大作の出品が決まりました。
小山市立博物館所蔵の《蛇祭り》(1978年、162×130cm)です。

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この作品は、昨年夏に渋谷区松濤美術館で開催された「生誕100年 大道あや展」にも出品されていませんでした。
八幡神社を囲む勇壮な蛇行列の群れ。細部まで丁寧に描きこまれたあやさんらしい作品です。
個人的にもまだ観たことのない作品なので、丸木美術館に展示されるのが本当に楽しみです。
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2009/5/17

東京荒川少年少女合唱隊  来客・取材

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3年前にも丸木美術館で合唱をして下さった東京荒川少年少女合唱隊の皆さんが、再び来館して下さいました。
《原爆の図》を観て感動した心を生かし、その場で音づくりをしてミニコンサートを開催するという企画です。
今年の曲は、戦時中に象の命を守り抜いた名古屋の東山動物園のエピソードをもとにした合唱構成『ぞうれっしゃがやってきた』。

小学校低学年から高校生までの子どもたちが心を込めて歌う姿には前回も感動しましたが、今回もまた本当に心を動かされる合唱で、日頃から丁寧に練習を積み重ねている様子が伝わってきました。会場に居あわせた来館者とともに、空間と音の響き合う豊かな時間をたっぷりと楽しませて頂きました。
合唱隊の皆さん、素敵なコンサートをどうもありがとうございました。
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2009/5/16

講演「丸木俊の絵本」  講演・発表

午後2時から桶川市のさいたま文学館にて、丸木ひさ子さんとともに講演「丸木俊の絵本」を行いました。

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会場に集まって下さったのは約80人。
昨年夏に丸木美術館で「丸木俊 絵本の世界」展を企画していたので、そのときに調査した内容をベースにしながら、スライドを使って丸木俊の絵本画家としての歩みを振り返りました。

今回は、松谷みよ子さんといっしょに日本の民話や伝説にとりくんだ絵本や挿絵を中心に紹介。1970年、ブラティスラヴァ絵本原画展でゴールデン・アップル賞を受賞した『日本の伝説』全5巻シリーズをはじめ、二人は数多くの仕事を残しています。晩年には「やまんばの会」と称して、地に根を下ろして生命の循環のなかでたくましく子どもを育む“やまんば”を、生きる手本としてユーモラスに賞賛したこともありました。
丸木俊の“やまんば”暮らしを支え、実際に体験し続けたひさ子さんは、その大切さを説きながらも、「今テレビなんかでエコ、エコって言ってる人たちには、『あんたたち、本当にその覚悟があるの? エコってたいへんなんだからね!』と言いたい!」と、会場の笑いを誘っていました。
あっという間の1時間30分。講演を聞いてくださった方々は、その後、企画展示室に飾られた俊の原画や絵本の数々を見ながら、「ああ、これが紹介されていた本だね」と語り合っていたそうです。
D学芸員はじめ、お世話になったさいたま文学館の皆さま、どうもありがとうございました。
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2009/5/15

佐久間ダムの水脈展  他館企画など

以前から戦後文化の資料調査などでお世話になっている徳島大のTさんが企画された「佐久間ダムの水脈」展を観るため、銀座の21インコーポレーション内1階ギャラリーを訪れました。
最終日ということで、会場にはTさんもいらっしゃいました。Tさんにお会いしたのは初めてでしたが、丸木夫妻も創設に関わった前衛美術会のメンバーが参加した山村工作隊の資料などを丁寧に解説して下さり、岩波映画『佐久間ダム』の貴重な映像を上映して下さいました。

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展示内容は、佐久間ダムの関連資料を中心に、桂川寛さんと故利根山光人さんの絵画、小村静夫さんの写真など貴重なものばかり。個人的には、丸木夫妻のデッサン会に通った画家として名前だけは知っていた島田澄也さんの作品が掲載された資料を興味深く見ました。
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2009/5/14

朝日新聞「戦場の記憶、記憶の戦場」  掲載雑誌・新聞

5月5日に丸木美術館でお話をしてくださった朝日新聞編集委員の外岡秀俊さんが、朝日新聞の「ザ・コラム」に“戦場の記憶、記憶の戦場”と題する記事を描いて下さいました。
原爆の図丸木美術館と佐喜眞美術館の二つの美術館を取り上げ、原爆や沖縄戦の「記憶」を伝えた丸木夫妻の仕事を紹介する内容です。
「戦争を民衆の側から記憶するか。国家の側から記憶するか。『記憶をめぐる闘争』は、今も続いている」という佐喜眞さんの言葉が印象的です。

丸木夫妻の仕事は、20世紀の文明がもたらした悲劇や破壊を、傷つけられ殺されていく人びとの側から一貫して描いているのが大きな特徴でした。
一昨年秋、沖縄戦の集団自決をめぐる高校教科書の検定事件に対し、沖縄県民が11万人の大集会で抗議したのは記憶に新しいところですが、ともすると国家の歴史から消去、隠ぺいされていく民衆の記憶を語り伝えていくことも“芸術”のひとつの役割であると考えるとき、あらためて丸木夫妻の残した仕事の意味を考えさせられます。
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2009/5/12

さいたま文学館講演  講演・発表

このところ、雑事に追われてなかなか日誌を更新できていませんが、今日は取り急ぎのお知らせです。

5月16日(土)午後2時より、埼玉県桶川市のさいたま文学館にて、記念講演会「丸木俊と絵本」が開かれ、絵本作家の丸木ひさ子さんと岡村がお話をします。

さいたま文学館では、現在企画展「絵本“彩”発見!〜埼玉の絵本作家と『こどものとも』〜」展を開催中。丸木俊の絵本原画『そりにのって』と『どんぶらこっこ すっこっこ』を展示しています。

http://saibun.blog.so-net.ne.jp/2009-04-26

現在、講演に向けての準備も慌ただしく進めています。スライドを多く準備して、気軽に楽しく聞けるような内容にしたいと思っています。
講演に参加をご希望される方は、さいたま文学館(048-789-1515)までお電話ください。

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また、16日は夜9時よりテレビ東京の番組『出没!アド街ック天国』にて、丸木夫妻ゆかりの地である椎名町が特集されます。
丸木夫妻のことも少し紹介されるので、こちらの方もどうぞお見逃しなく!!
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2009/5/6

坂原辰男さん講演会  イベント

5日から降り続く雨のなかではありますが、午後から丸木美術館に隣接する野木庵で、企画展「足尾鉱毒の図」展の関連イベントとして、田中正造大学事務局長の坂原辰男さんの講演会「足尾鉱毒事件は終わっていない」が開催されました。

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開館記念日の翌日、そしてあいにくの悪天候ということで、参加者が少ないのではないかとスタッフ一同心配していたのですが、会場の野木庵は30人を超える熱心な聞き手が集まり、ほぼ満員。足尾鉱毒事件のその後と現状についてスライドを使用して熱心に話して下さる坂原さんに、質問も次々と出て非常に熱気のある講演会になりました。

坂原さんには、今回の企画展開催にあたっても多大なご教示を頂いています。
本当にありがとうございました。
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2009/5/5

開館記念日  イベント

残念ながら雨の開館記念日となりましたが、有料入館者240名、ボランティア・友の会を合わせると300名を超える大勢の方が美術館に来て下さいました。

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午前中は沖縄戦フィルム1フィート運動の会企画制作の映像《沖縄戦の証言》を八怪堂で上映。

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午後は「吹きわたれ!沖縄ぬけーし風」と題し、琉球大学名誉教授の比屋根照夫さんが基調講演、その後朝日新聞アジア担当編集委員の外岡秀俊さんとともに対談を行いました。会場は入りきれないほどの人でぎっしりと埋まりました。

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午後3時半からは海勢頭豊さんによるマブイぐみコンサート。“マブイぐみ”とは「まことの魂を汲みとる」の意。熱い語りと表現力豊かな音楽に会場は大いに沸きました。

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夕方からは野木庵にて友の会交流パーティ。こちらも会場がぎっしり人であふれ、にぎやかな集いとなりました。

ご参加いただいた皆さま、どうもありがとうございました。
そして準備から片付けまで働いて下さったボランティアの皆さま、本当にお疲れさまでした。
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2009/5/4

開館記念日準備  ボランティア

開館記念日を翌日に控えて、大勢のボランティアが準備にかけつけて下さいました。
旗も賑やかに飾って準備万端です。

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