2009/2/21

あるコレクターの作品鑑賞会  他館企画など

今日は中野区の某画廊で一日公開された個人コレクターS氏の作品鑑賞会に参加しました。

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中村正義の美術館館長のN子さんに誘われて、どういう会かよく知らずに出かけたのですが、参加者はコレクターや画廊主、美術館学芸員という内輪の人たちで、S氏の話を聞いて美術の見識を深めるという集まりのようでした。
展示作家は、中村正義、星野真吾、斎藤真一、山下菊二、佐熊桂一郎、菊池容斎、秦テルヲ、小嶋悠司、浅井忠、水野朝、大森運夫、藤田嗣治、豊秋半二、丸木位里という顔ぶれ(S氏はぼくが来ることを知り、急きょ最近購入したばかりの丸木位里の松竹梅の小品3点を展示して下さいました)。
個人コレクターを代表する存在であり、美術研究者としても知られるS氏には以前からたびたびお世話になっています。今回あらためて聞く個人的な体験談はたいへん興味深く、練馬区立美術館のN学芸員の丁寧な作家解説も非常に勉強になりました。

鑑賞会のあとは夕食まで提供され、恐縮しながら参加者と交流しました。
皆それぞれ美術についての造詣が深く、話しはじめるととどまることを知らない方ばかり。ぼくは洲之内徹に詳しい某氏と隣同士になって、佐藤哲三や靉光、井上肇、林倭衛の話で盛り上がりました。某氏によると、大杉栄の肖像画《出獄の日のO氏》で知られる林倭衛の娘さんは、市川小学校で当時代用教員をしていた丸木俊(当時赤松俊子)に教わったそうです。新宿の花園神社の近くで飲み屋をされているというので、一度話を伺いに行きたいと思いました。
また、長野県の某美術館を支援する友の会組織の方々には、「ぜひ数年のうちに丸木スマ展をさせてください」と嬉しいお申し出を頂きました。まだ正式な話ではありませんが、非常に情熱的な申し出だったので、できる限り実現の可能性を探っていきたいと思います。

S氏の見識の深さと交友の広さをあらためて実感し、また、美術の世界の深遠をまたひとつ覗いてしまったと思われる、不思議で貴重な体験をした一日でした。
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