2008/7/8

丸木美術館ニュース第94号  美術館ニュース

丸木美術館ニュースが7月5日(土)に無事に発送されました。
そろそろ、会員の皆さまのお手もとにも届きはじめている頃ではないかと思います。
今回の美術館ニュースとボランティア新聞の内容をご紹介いたします。

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丸木美術館ニュース第94号(発行部数3,200部)

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表紙の絵 丸木俊《モスクワの四季》
表紙の文 「絵本」赤松俊子(丸木俊、1946年7月1日『読書新聞』より)

8月6日ひろしま忌スケジュール
出演者紹介(若麻績敬史さん、館野公一さん、木村はるみさん)
《原爆の図》原寸大複製の三部作完成

5月5日丸木美術館開館記念日報告(丸木美術館事務局 鈴木 陽子)
希望の扉を開いた「9条世界会議」(「9条世界会議」日本実行委員会事務局長・ピースボート共同代表 川崎 哲)
『マイ・アートフル・ライフ展』における丸木スマ(川口市立アートギャラリー・アトリア美術専門員 山本 信)
ホタルの里づくりと丸木美術館(東松山市環境保全課 加藤 敏彦)
リアリズムへ―赤松俊子の南洋群島(町田市立国際版画美術館学芸員 滝沢 恭司)
1951年秋 北海道「原爆の図展」(丸木美術館学芸員 岡村 幸宣)
表紙の絵《モスクワの四季》(岡村 幸宣)

2008年4月−6月 丸木美術館日誌(丸木美術館事務局長 奈良間 隆哉)
丸木美術館クラブのおしらせ(丸木美術館理事 万年山えつ子)
丸木美術館情報ページ
入館料改定についてのお願い(丸木美術館理事長 小寺隆幸)

訃報 丸木越伸さん、岡部伊都子さん、佐々木情子さん、土本典昭さん
リレー・エッセイ(バリ島展覧会実行委員会代表・大東文化大学文学部准教授 田尻 敦子)
Photo Gallery(撮影:土岐由里恵)
編集後記

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ボランティア新聞第6号(発行部数2,700部)
編集・発行 神田成美・満園節子

〔特集〕丸木美術館×世田谷美術館 ボランティア交流会
〔連載〕丸木の人々(第6回)「丸木美術館との出会いを語る」若本 武志さん

活動報告
連絡掲示板


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ニュースの「表紙の絵」にも紹介した俊の若き日の油彩画《モスクワの四季》を、7月29日から8月9日まで丸木美術館展示室にて特別展示する予定です。
繊細な筆づかいと色鮮やかな点描によるとても興味深い作品です。
8月6日「ひろしま忌」にも展示されていますので、どうぞお見逃しなく。
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2008/7/6

埼玉近美/かわしまよう子さんワークショップ  館外展・関連企画

昨日オープンした埼玉県立近代美術館「丸木スマ展」に足を運び、出品作家のかわしまよう子さんのワークショップとアーティスト・トークに参加しました。
「花作家」のかわしまよう子さんは、身近な雑草に目を向けて写真を撮りながら、自然と共生しゴミを減らす生活を目指す「しんぷるらいふ」を提案するエッセイなどを書かれています。

20代、30代の女性を中心に人気のかわしまさん。
この日のワークショップ「小さな草かざり」の参加者も、9割方が女性でした。
近代美術館のある北浦和公園のなかを、かわしまさんの雑草解説を聞きながら散策し、参加者それぞれが思い思いの雑草を採取しました。

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セイヨウタンポポやドクダミ、シロツメクサ、ヘビイチゴ、オオバコ、マメグンバイナズナ、などなど。
「雑草というのは、生命力が強くて増えすぎたりするので邪魔者扱いされることが多いですが、本当はきれいな草花も多いんです」とかわしまさん。
こうした雑草たちを、生活のなかでゴミになってしまうようなビンやプラスチックなどの容器に入れて、部屋に飾って楽しむ、というのが今回のワークショップの主旨でした。
不要なものを再生させる、というコンセプトが、何だか丸木美術館クラブにも似ています。

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展示会場で行われたアーティスト・トークでは、かわしまさんが自身の作家活動の歩みや作品のコンセプトに加えて、スマ作品について思うところも語ってくれました。
「スマさんの作品からは、自然のなかの草花や生きものたちが好きだったんだなという気持ちが伝わってきます。そこが自分と似ています。大切なのは技術ではなくて、愛情や思いなのだと感じました。私は、これまで何度も『自分はこのままでいいんだろうか』と思ってきましたが、今回スマさんの絵と出会って、このままでいいんだとわかりました」
その作品写真からは、雑草の生命力とともに、かわしまさん自身のしなやかでたくましいパワーも感じられました。
かわしまさんの目指すライフスタイルと、スマさんの生まれ育った時代の暮らしが深くつながっているようで、とても興味深い展示です。
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2008/7/5

美術館ニュース第94号発送  ボランティア

丸木美術館ニュース第94号の発送作業を行いました。
ボランティア参加者は、常連組のK林(T)さん、A崎さん、M園さん、T岡くん、Jさん、T田さん、常滑のY川さん、大阪のA立さん、昼食を用意して下さったM年山さん夫妻、K村さん、K野さん。
それに8月19日から6日間、中野の劇場MOMOで「みなまた海のこえ」二人芝居を上演されるE藤さんとB場さんも、チラシの同封作業を手伝って下さいました。

ニュース発送の作業ボランティアは、ここ数年すっかり定着して、とても助かっています。ほんの数年前には、職員みんなが一週間がかりで発送作業をしていましたが、最近では職員が専従しなくとも、一日で作業を済ませることができるようになりました。
ボランティアに来てくださる方々には、本当に感謝です。

今回のニュースには、関東圏を中心に、埼玉近美「丸木スマ展」、松濤美術館「大道あや展」、文京シビックセンター「原爆の図展」、丸木美術館「丸木俊絵本の世界展」「反核反戦展」など、丸木一家に関係する展覧会のチラシがたくさん同封されています。
この機会にぜひ美術館巡りをして、丸木夫妻とその周辺の人びとの芸術に浸ってみて下さい。
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2008/7/4

明日から「丸木俊 絵本の世界展」  企画展

埼玉県立近代美術館の「丸木スマ展」にかなりのエネルギーを割いているこの頃ですが、肝心の丸木美術館の「丸木俊 絵本の世界展」の準備も着々と進んでいます。

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6月29日の展示替えには、ボランティアのDさん、M川さん、Y口さん、K林(T)さん、M木さん、T岡くんに、初参加の大東文化大のK間くんが来てくれました。
「オリーヴプロジェクト展」の出品作家も、八鍬さんはじめ6人の方が来館し、作品の撤去と、展示室のパーテーションのペンキ塗りをしてくれました。
今回出品する絵本原画は、最終的に113点。その他、貴重な戦前の絵本をはじめ37点の資料を展示します。
絵本原画なので小品が多く、展示はほとんど2段掛け。壁に釘を打って展示していきます。
釘打ちの得意なDさんは、他のボランティアにもコツを伝授しながら、大活躍でした。

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7月2日にはS印刷所に絵本原画展の小冊子のデータを入稿。
今回は残念ながら展覧会初日に間に合わなかったのですが、7月11日に納品予定とのことで、来館者の増える夏休みには余裕を持って間に合いそうです。

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これが小冊子の表紙になります。
表紙に使っているのは、チラシと同じく「うみのがくたい」です。
この機会に、丸木俊の絵本の仕事を年代を追って調べてまとめ、絵本『どんぶらこっこ すっこっこ』を晩年の俊といっしょに手がけた絵本作家の丸木ひさ子さん(俊の姪)や、70年代に俊担当編集者だった元フレーベル館の鈴木美恵子さんにも、それぞれの思い出を書いて頂きました。
見て美しく、資料としても充実した内容になっているのではないかと思います。

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そして、昨日、埼玉近美の展示に立ち会っている間に、事務局のY子さんとM子さんには、展示キャプションを作ってもらいました。
今日はそのキャプションを設置し、最後の展示の仕上げをして、ほぼ準備は整いました。

いよいよ明日から、「丸木俊 絵本の世界展」がはじまります!
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2008/7/3

埼玉県立近代美術館展示立ち会い  館外展・関連企画

約1ヵ月近く続いた怒涛の日々が、ようやく終息に近づいています。
本日、埼玉県立近代美術館の「丸木スマ展」立ち会い展示がほぼ終了しました。
明日も最終的な展示確認が行われるはずですが、この3日間の作業が順調に進んだので、ぼくの立ち会いは今日が最後です。
以下は、展示作業中の風景写真です。

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まずは運送業者の方が梱包を解き、作品に会場に運びます。

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図面通りに作品をならべたあと、意見交換をしながら、ところどころ配置替えをします。

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作品展示作業。担当学芸員Oさんの目が厳しく光ります。

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作品の展示が終わると、次は照明を当てていきます。
照明の得意なM学芸員から、さまざまなテクニックを教えて頂きました。

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会場看板の設置をする業者の方もいます。キャプションを作ったり、壁を貼ったり、展覧会には本当に多くの方々が関わっているのです。

今回はスマ作品が約120点出品されます。
この規模の作品が一度に展示されるのは、スマ存命中も含めて初めてのことです。
来場者の皆さんがどのように感じられるか、今から少しドキドキしています。
今日は担当学芸員のOさんと、広報担当学芸員のHさんが埼玉県庁に記者発表に行って下さいました。
ちょうど議会開催中ということもあって記者の数も多く、午後にはさっそくNHKさいたま放送局やテレビ埼玉が会場を取材に訪れるなど、なかなか好感触のようでした。
スマ作品とともに展示される現代作家の安藤栄作さん、かわしまよう子さん、須田悦弘さんの作品も、とても素晴らしい展示になっています。

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今日展示に訪れた須田さんは、「これはいいですねえ」と、しばしば声をあげて笑いながらスマ作品を鑑賞されていました。「ひさしぶりに眼を洗われるような展覧会です」と嬉しいお言葉も。

展覧会はいよいよ明後日、7月5日(土)からはじまります。
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