2008/2/29

2008年2月の入館者数  入館者数

【2008年2月】
◇個人  304人(前年比−108人)
◇団体  237人(前年比−389人)
◇合計  541人(前年比−497人)

【2007年度累計】
◇個人  7,440人(前年比−2,862人)
◇団体  5,612人(前年比−1,323人)
◇合計 13,052人(前年比−4,185人)

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2月の入館者も思わしくありません。
個人は前年比108人減、団体も389人減でした。
入館者の少ないこの時期の3ケタ減少というのはやはり痛いです。
特に団体は深刻な状況で、今年度の累計が過去5年間の最低を記録することはほぼ確実となっています。

先日の理事会でも学校団体にどう働きかけるかという問題が提起されていましたが、これは簡単に解決できる問題ではありません。
また、冬の寒い時期に来た方に、どうすれば快適な鑑賞空間を提供できるのか、という問題もあり、観客増にはまだまだ多くの課題を抱える丸木美術館です。
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2008/2/24

理事会  その他

昨日に続いて強風が吹き荒れ、電車のダイヤも乱れる中、2008年度の事業計画及び予算案を討議する理事会が開催されました。
ここ数日、理事会の準備を行うなかで、来年度のわが家の生活設計を考えて眠れぬ夜を過ごしました。
毎年、この季節は給与の問題で思い悩むことになるので、できるだけ早く(職員の給与の一定の目安となる)給与規定を策定して欲しいのですが、諸事情により実現は難しいようです。
それでも、とりあえずは来年の生活の目途が立ちそうな昇給を認めてもらえる方向になったので、一年一年が綱渡りのわが家はひと安心。
最終的には3月下旬の評議員会・理事会でそれぞれ承認を得て、来年度の事業計画及び予算が決定されます。
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2008/2/21

団体や総合学習グループの来館  来客・取材

朝一番にA市の中学校の特別学級34名の団体が来館。
2階の《原爆の図》の前で館内説明を行いました。
館内の温度は比較的温かく、どうやら冬の寒さも峠を越えた様子。
子どもたちも元気に真剣に絵を観てくれました。

地元の唐子小学校からは、今年何度も出張授業を行った3年生のグループが総合学習で来館。
毎年恒例の「唐子じまん」の学習で、今回は「丸木美術館」と「柿の木」のふたつの班が来てくれました。
子どもたちは様々な質問を用意してきます。
今年は、「柿の木は、いつになったら実がなりますか?」なんて質問もありました。
「印象に残る丸木美術館の作品は何ですか?」という質問には、「ぼくがみんなの年のときに教科書で見た、炎に包まれた赤ちゃんの絵が、大人になるまでずっと忘れませんでした」と答えました。
唐子小の子どもたちには、《原爆の図》はどんな印象を与えたのでしょうか。
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2008/2/20

美術家たちの南洋群島/マイ・アートフル・ライフ  館外展・関連企画

午後に町田市国際版画美術館のT沢学芸員が来館しました。
4月12日(土)から6月22日(日)まで開催される「美術家たちの南洋群島」展に出品される赤松俊子(丸木俊)の作品の写真撮影を行いました。
チラシも刷り上がったようです。

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明治時代に「南進論」のかけ声とともにミクロネシアに進出を開始した日本。
やがてその広い海域を「南洋群島」と呼び、第一次世界大戦勃発と同時に占領、1921年には国際連盟の承認を得て統治し始めました。
こうした南洋の島に、ゴーギャンのように文明からの解放を求めて、あるいは民俗誌学的関心などから、多くの日本の画家や彫刻家が訪れています。
今回の展覧会では、土方久功〔1900-77〕、杉浦佐助〔1897-1944〕、儀間比呂志〔1923-〕の師弟関係に注目しながら、赤松俊子〔丸木俊、1912-2000〕、川端龍子〔1885-1966〕ら多くの美術家の作品を展示し、「南洋群島」行の背景にある南進の歴史やコロニアリズム、戦争の問題、「南」へ向かう日本人の感覚や文化について再考するそうです。

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同じく、4月26日(土)から5月25日(日)まで川口市立アートギャラリーアトリアで開催される「マイ・アートフル・ライフ―描くことのよろこび―」を企画されているM木さんが、ライターのK谷さんとともに来館しました。
この展覧会は、高齢になってからも意欲的に絵画制作を行った3人の画家、丸木スマ〔1875-1956〕、塔本シスコ〔1913-2005〕、石山朔〔1921-〕の画業を紹介する内容です。
丸木美術館からも、《母猫》や《簪》など、丸木スマ作品を17点貸し出すことになっています。
16ページほどの展覧会ハンドカタログを制作するので、今回はその取材とスマの写真の選定のための来館でした。

どちらもたいへん興味深い展覧会で、4月の開催が待ち遠しいところです。
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2008/2/19

ボランティア新聞取材  ボランティア

好天に恵まれた今日は、ボランティア新聞のK田(N)編集長がM園部員と地元ボランティアK林(T)さんを引き連れて、「美術館周辺散策マップ」作りのための取材を行いました。

午前中は丸木美術館を出発し、西側(都幾川上流)方面を散策する「ホタルの里」コースを徒歩で取材。
浄空院、鞍掛橋、喫茶あんじゅ、不動の滝(ホタルの里周辺)などを巡りました。
午後は時間がなくなってしまったので、K田(N)さんとK林(T)さんが自転車で東側(都幾川下流)方面の「天の園」コースを取材。
唐子中央公園(児童文学「天の園」石碑)、唐子神社、神戸大橋などを巡ったようです。

今回の取材の内容は、次回「ボランティア新聞」第5号(4月10日発行予定)に掲載されます。
自然が豊かに残る丸木美術館周辺。春はとても景色が良いので、「ボランティア新聞」を片手に散策をしてみるのも良いかもしれません。
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2008/2/17

龍のまちつるがしまアートフェスティバル  他館企画など

午後、鶴ヶ島市東公民館で開催中の第15回「龍のまちつるがしまアートフェスティバル」へ。
無審査・自由出品・無料、誰でも参加できる龍をテーマにしたユニークな美術展です。
美術評論家ヨシダ・ヨシエ氏を中心に毎年開催してきたこの美術展も、第15回を迎えた今年が最終回。最終日の会場には、名残りを惜しむ方々が数多く訪れていました。
絵画、立体、写真など、出品作品は500点以上。丸木美術館にも馴染みの深い作家さんたちや、市内の小・中学生の作品がたくさん展示されていました。

この美術展が生まれるきっかけとなった鶴ヶ島市脚折の雷電池に伝わる伝統行事「脚折雨乞」は、今年8月3日(日)に開催されます。
孟宗竹と麦藁で作った巨大な龍蛇を約300人が担ぎ、雷電池に踊り入る勇壮な行事です。
4年に1度の開催ですので、ぜひ関心のある方はご覧になってください。
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2008/2/16

美術館クラブ・柿の木の日イベントA  ワークショップ

企画展「いのちをつなぐ希望の木 柿の木プロジェクト in からこ」の一環として毎月1回行われる「柿の木の日」イベント。
今日は、屋代明子さんによる児童文学「天の園」の朗読、比企郷土かるたとり、美術館クラブ工作教室を行いました。

ぼくは美術館に都内の私立G高校200人の団体が来館し、館内説明を行っていたために前半は参加できませんでしたが、地元唐子小学校の子どもたちが参加し、楽しそうに進行していたようです。

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美術館クラブ工作教室では、森田睦子さんの指導により、地元の産業だった繭玉を使ってかわいいねずみの置物を作りました。

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それから画家の草薙静子さんの指導により、使い古しのざるを使ってきれいな壁かけを作りました。今回は2本立てだったのです。
工作の後には、妻Tの差し入れのロールケーキもありました。

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読売新聞のA記者が取材に訪れ、子どもたちが企画展会場の作品を見ている様子を取材していました。近く同紙の地方版に紹介されることでしょう。
今回の企画展は、『月刊ギャラリー』3月号の展覧会案内(5組10名様招待券プレゼントつき)にも紹介され、3月21日(金)のNHK-FMラジオ(埼玉県内向け)のカルチャーインフォメーションでも紹介されます。
次回の「柿の木の日」イベントは3月22日(土)午後1時から。
展覧会の会期も残り1ヵ月半となりましたが、ぜひ多くの方においで頂きたいものです。
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2008/2/13

電話不通/ニュース編集会議  その他

朝、自転車で美術館に行く途中、唐子小学校3年生の集団と出会いました。
「わー! 丸木美術館の人だ!」
「あれ! 今日はどこに行くの?」
「社会科見学! 消防署に行く!」
口々に叫ぶ子どもたちの元気な顔を見て、何だか嬉しくなりました。
何度も出張授業をしているので、みんなすっかり顔を覚えてくれたようです。
地域密着、少しはできているのでしょうか。
先生方に挨拶をして、子どもたちに手を振って出勤です。

   *   *   *

午前中、突如美術館の電話回線がつながらなくなりました。
FAXも公衆電話も不通です。
Y子さんが携帯電話でNTTに連絡したところ、近くの下唐子地区で火事があり、周辺の電話回線がすべて通じなくなってしまったそうです。
大急ぎで復旧工事を行っているとのことでしたが、結局、夕方4時過ぎまで電話は不通のままでした。
そういうわけで、本日、美術館にお電話下さった皆さまには、たいへんご迷惑をおかけしました。

   *   *   *

事務局内で丸木美術館ニュース第93号(4月10日発行予定)の編集会議。
今回のニュースは、5月5日の開館記念日のご案内がメインになります。
また、5月に幕張メッセで開かれる9条世界会議の情報や、この冬に調査を行った1950年代の《原爆の図》巡回展についての記事なども掲載する予定です。
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2008/2/11

丸木俊誕生日  その他

今日は丸木俊さんの誕生日です。
彼女が生まれた1912年の旭川は零下20度という考えたくもない極寒の日だったそうですが、本日の丸木美術館は快晴、しかし館内はかなり寒い一日でした。
招待券を持った親子連れが多く来てくれたのが嬉しいです。
企画展、少しずつ地元に浸透しているのでしょうか。

午後には秦野市T中学校のM教頭先生が来館。
広島へ修学旅行に行く生徒に事前学習を行うので、取材のための来館です。
午前中にはヨシダ・ヨシエ氏のもとを訪ねてお話を聞いてこられたとのことで、とても熱心に質問などをして下さいました。
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2008/2/10

来年度予算案会議  その他

午後から事務局内で2008年度収支予算案についての打ち合わせを行いました。
N事務局長によると、2007年度の収入は当初の予算を750万円程度上回る見込み。
巷には「丸木美術館は閉館した」とのウワサも出回っているそうですが(ときどき、来館者や電話での問い合わせから「そんなウワサを聞いた」とのお言葉を頂き、そのたびに職員はへこんでいます)、どっこい、丸木美術館は元気です!

2008年度の予算案もそれほど厳しいものにはならず、作品の修復や額装などにも多少の目配りができそうです。
今後、総務委員会や理事会・評議員会を経て、3月には予算が承認され、2008年度の事業計画が決まります。
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2008/2/9

丸木俊南洋スケッチ寄贈  作品・資料

赤松俊子(丸木俊)が1940年に南洋を訪れた際、現地で世話になった彫刻家・民俗誌家の土方久功〔1900-1977〕の姪御さんにあたる鎌倉市のOさんより、俊の南洋スケッチ4点を御寄贈いただきました。

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1940.3.26. HIDIKATA SENSEI.

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1940.3.30. かやんがる島雨の日に、土方先生を描く

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茶褐色。輝くニンフの舞ひ唄ふ。 一九四〇.三.

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1940.3.3. OGULAKI ABAI NI MONO KUU HITO ALI.

以上の4点です。
そもそものきっかけは世田谷美術館で昨年11月17日より今年1月27日まで行われた「パラオ―ふたつの人生 鬼才・中島敦と日本のゴーギャン・土方久功展」。
展覧会担当のN学芸員の調査によって、土方久功の著作権者であるOさんのもとに、おそらく俊が土方に差し上げたと思われる南洋スケッチが存在していることが確認されたのです。
その後、同展のオープニングでOさんにご挨拶した際、「自分のもとにあるより、多くの方に見て頂きたい」とのOさんの意向を伺い、丸木美術館に作品を寄贈して頂くことになりました。

俊の南洋デッサンは数多く残されていますが、多くは現地の人びとの暮らしを描いたもので、土方の肖像を描いた作品は初見です。俊と土方の交流の証となる貴重な資料と言えるでしょう。
また、南洋の人びとを描いた色紙2点も、インクと墨を用いた珍しい手法による作品です。
いずれも大切に額装し、企画展示などの機会に公開していきたいと考えています。
貴重な作品を御寄贈頂きましたOさん、そして今回の件に様々な尽力を頂いたN学芸員に心から御礼を申し上げます。

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今日は世田谷美術館「イリヤ・カバコフ『世界図鑑』絵本と原画」展のオープニングでした。
旧ソビエト(ウクライナ)に生まれ、現在は辛辣な社会批判とアイロニーに満ちた巨大なインスタレーションで国際的に高い評価を得ている現代美術家の、旧ソビエト時代の絵本作家としての一面を紹介する展覧会。昨夏の葉山での展示を見逃してしまったので、興味深く鑑賞しました。

その後は、S主任学芸員のお誘いを受け、N学芸員と画家のKさん(《R子像》で知られる著名画家K氏のお孫さん、つまりR子さんの娘さん)といっしょに用賀の寿司屋で夜更けまで歓談。
皆さんの、酩酊されているかと思いきや突如展開される鋭い芸術論を拝聴しながら、楽しい夜を過ごしました。
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2008/2/8

新津展より作品返却  館外展・関連企画

11月23日から1月27日まで新潟市新津美術館で開催されていた「丸木俊・スマの世界」展の作品の一部が今日午前中に美術館に返却されました。

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写真は原爆の図第8部《救出》の搬入風景です。
巡回展は2月16日から3月23日まで北九州市立美術館分館に移動して開催されるので、大半の作品はそちらの会場の方に移動しました。
また、北九州展に展示されるため、原爆の図第12部《とうろう流し》が搬出されて行きました。

天気が良かったとはいえ、美術館のまわりにはまだ雪も残っています。
冷え切った館内で梱包作業を行った運送会社のスタッフの方、本当にお疲れさまでした。
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2008/2/7

ボランティア新聞に新スタッフ誕生  ボランティア

今日はボランティア新聞編集長のK田(N)さんと、小高文庫整理ボランティアのM園さんが来館しました。
次回のボランティア新聞からM園さんが編集スタッフに加わることになり、今日はその打ち合わせの日だったのです。
今まではK田(N)さんが1人で編集作業をしていたのですが、強力な助っ人の登場で編集会議も活発になり、新たなアイデアがどんどん出てきました。

途中で、地元ボランティアのK林(T)さんがふらりと顔を見せ、急遽、次回の「丸木の人々」で取り上げられることになり、突撃インタビューを受けていました。

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お客さんは少ない一日でしたが、ボランティアの方々の笑い声が事務室に響き続け、とても楽しい日になりました。
「ここに来て、若いボランティアの人たちと出会うのが楽しい」というK林(T)さん。
ボランティア新聞にも新たな活気が生まれてきそうで何よりです。

ボランティアの明るい雰囲気に、丸木美術館は支えられています。
これからも皆さまどうぞよろしくお願いいたします。
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2008/2/6

雪が降ってきた  その他

年度末の休日消化司令が出ているため、日曜日から三連休をとりました。
日曜日には美術館のまわりもずいぶん雪が降ったようですが、久しぶりに出勤してきた今日も、午後から雪。

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昼ごろ、市内の大東文化大学のS先生が学生を連れて来館。たいへん冷え込む館内でしたが、小高文庫の炬燵に入って感想を話し合い、ビデオを鑑賞。
午後には来年度の博物館実習を希望する東京造形大学のOさんが来館。8月に実習を行うことになりました。
4月からはじまる川口のスマさんの展覧会のために画像データを揃えて発送したり、柿の木展の小図録(柿の木プロジェクト事務局の依頼により、水戸芸術館「宮島達男展」で販売することが決定)を大量に印刷したり、たまっていた仕事をまとめて片付けました。
N事務局長は地元の「ほたるの里通信」の取材を受けていました。

とにかく寒い一日です。この雪は積もるかも知れません。
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2008/2/1

『月刊モエ』3月号に「丸木俊と丸木スマ」掲載  掲載雑誌・新聞

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白泉社発行の月刊誌『モエ』3月号のイラストレーション・ギャラリー欄に、「丸木俊と丸木スマ」が8ページにわたってカラー図版で掲載されています。
俊の作品は、『ロシアのわらべうた』、『あそびましょ』などの絵本原画や、《セロひきのゴーシュ》、《しらゆきひめ》、《あかずきん》など物語を主題にした版画作品を中心に、《ロシア人形》などの油彩画も掲載。
スマの作品は、《簪(かんざし)》、《母猫》、《野》、《池の友達》、《おはなし》、《白い母猫》、《すすきと太陽》など代表作を中心に掲載。

池袋にあるブックギャラリー・ポポタムの大林えり子さんが「二人が描いたいのちのよろこび」と題する文章を寄せています。

もちろん丸木美術館や、旭川・新津・北九州を巡回中の展覧会の情報も掲載されています。
ぜひお手にとってご覧ください。
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