2007/11/30

2007年11月の入館者数  入館者数

【2007年11月】
◇個人  608人(前年比−99人)
◇団体  539人(前年比−161人)
◇合計 1,147人(前年比−260人)

【2007年度累計】
◇個人  6,580人(前年比−2,672人)
◇団体  5,232人(前年比−710人)
◇合計 11,812人(前年比−3,382人)

===

前月に引き続き学校団体シーズンに入館者が伸びませんでした。
数年前なら10月、11月は学校団体が数多く来館し、2年前でさえ2ヵ月続けて1000人を超える団体が来ていたのですが、今年はとうとう2ヵ月とも500人台と一気に半減。
昨年も11月の団体は過去最低だったのですが、今年はそれをさらに下回りました。
今年度の団体の推移を見ても、7〜9月という学校団体の来ない時期は例年以上の団体入館者がある(つまり、一般の団体は増加しているということ)のですが、春秋の従来なら学校団体が見込めるはずのシーズンに大幅に減少しているのです。
丸木美術館にとっては、校外学習の機会の減少は本当に大きな打撃です。

個人入館者も伸び悩み、過去5年間では2003年に続いて2番目に少ない数字になりました。
今年度の入館者数の特徴は、8月以降の大きな失速です。
これからは入館者の少なくなる冬を迎えますが、地域と連係した企画で少しでも盛り返したいところです。
0

2007/11/29

唐子小学校出張ワークショップ第3回  ワークショップ

3回にわたって行われた唐子小学校への出張ワークショップもいよいよ最終回になりました。
体育館に集まった約70人の子どもたち。
M年山さんの指導のもと、先週の続きの工作をはじめます。

それぞれの個人制作の「竹に柿渋を塗って愉快なものをつけようよ」というワークショップ。
子どもたちは最後の仕上げにとりかかりました。
飾りの数が少ない子どもは、M年山さんに相談しながら追加の飾りを作っています。

クリックすると元のサイズで表示します

クリックすると元のサイズで表示します

自分の作品が早くできてしまった子は、共同制作の「自然の素材で唐子の風景をコラージュしよう」という作品の前に集まって、木の実や皮などを木工用ボンドで画面にはりつけていきます。
最初の計画では、太陽の下に都幾川や富士山、秩父連峰などが浮び上がってくるはずだったのですが・・・どうでしょう?
なんだか山盛りになっている場所もあるけど、ちゃんとくっついているのかな?

クリックすると元のサイズで表示します

クリックすると元のサイズで表示します

これらの作品は、丸木美術館の企画展「いのちをつなぐ希望の木 柿の木プロジェクト in からこ」(12月22日より)で展示されます。
きっと遠くから見れば、みんなの大好きな都幾川の風景に見えるに違いない。
会期中に絵がぼろぼろ落ちてこないといいんだけど・・・

それから、今日はもうひとつ、ペットボトルのなかに柿渋を注ぎ込んでよく振って色をつけ、外側に黒のマジックペンで影絵を描くというワークショップもやる予定でした。
東松山市環境保全課のK藤さん、K島さんが子どもたちの前で実演をしたのですが・・・

クリックすると元のサイズで表示します

柿渋が魅力的に見えるのか、ちょっとの隙に子どもたちはわっと群がり危険な状態に。

クリックすると元のサイズで表示します

柿渋は一度服についてしまうと簡単には落ちないので、この作業はかなり危険です。
結局、M年山さんがペットボトルをアトリエに持ち帰り、色をつけて乾燥させた後で、みんなに絵を描いてもらうことになりました。

元気いっぱいの唐子小学校3年生に囲まれて、とても楽しい出張授業でした。
丸木美術館に賑やかな作品が展示される日が待ち遠しいです。
みんな展覧会を観に来てくれるといいな。
0

2007/11/28

丸木俊のイラストレーション展  館外展・関連企画

午前中、S印刷に企画展チラシの原稿を入稿。
今回の「いのちをつなぐ希望の木 柿の木プロジェクトinからこ」展は、東松山市と共催なので、市内すべての小・中学校にチラシを配布します。
そのため、印刷部数は12,000枚と通常の2倍以上となりました。

午後には、東京国立西洋美術館の「ムンク展」と東京国立近代美術館の「彫刻の近代」展を巡り、その後、西池袋にある「ブックギャラリー ポポタム」へ。
11月27日から12月8日まで、「丸木俊のイラストレーション展」を開催しています。

クリックすると元のサイズで表示します

ブックギャラリー ポポタム
日・月定休 12時−18時(金曜20時まで)
東京都豊島区西池袋2−15−17(池袋から徒歩9分、目白駅から徒歩7分)
TEL/FAX 03-5952-0114
入場無料


戦前戦後のイラストレーションを中心にした、小さいけれども見応えのある小展覧会。
ちょうど朝日新聞のマリオンで紹介されたとのことで、記事を見て来場したお客さんもいらっしゃいました。
ぼくは、位里さんと俊さん、佐藤忠良さん、朝倉摂さんらが猫の口絵を描いている『猫との対話』(渡部義通著 文藝春秋 1968年刊)と、俊さんが文章を寄せている『土方久功展図録』(1979年 小田急百貨店)を購入しました。
どちらも丸木美術館で所蔵していなかった稀少本です。

夕方からは池袋にて企画委員会を開催。
H館長、M年山企画委員長、評議員のY鍬さん、T島さんと、来年度の企画展内容について討議しました。
0

2007/11/28

毎日新聞連載「平和をたずねて」@  掲載雑誌・新聞

毎日新聞西部地域(富山、京都、三重の一部以西)朝刊の連載記事「平和をたずねて」に、「原爆の図 終わらない旅」がスタートしました。
記事を書いて下さるのは広岩近広編集委員です。

第1回目は「絵に塗り込めた情念」と題し、丸木美術館に展示された《原爆の図》と、平和学習で来館した女子中学生への館内説明の様子が紹介されています。
以後、12月末まで5回にわたって《原爆の図》の歩んできた歴史、そして今も終わらない旅を紹介して下さる予定です。
東日本にお住まいの方は残念ながら記事を見ることはできませんが、以下のHPに内容が紹介されていますので、ぜひご覧ください。

http://mainichi.jp/select/wadai/heiwa/visit/archive/news/20071128ddp012040015000c.html

広岩さんによると、《原爆の図》を取り上げるきっかけとなったのは、今年1月の神戸YWCAでの《原爆の図》講演の記事を目にしたことだそうです。
さまざまな地域の活動が次の道へとつながっていることを、とても嬉しく思います。
0

2007/11/27

小高文庫書庫整理  ボランティア

午後、小高文庫書籍整理のボランティアM園さんが来館。
M園さんのおかげで、小高文庫の書籍は、「原爆」「原発」「第五福竜丸」「アウシュビッツ」「水俣」「一般書籍」「美術・図録」「美術・画集」などに分類され、それぞれ五十音順に整理されてきました。
先日は、M子さんに手伝ってもらいながら、段ボールに見出しラベルを貼って本の仕切りを作成しました。
あとは「絵本」「児童書」などの整理が残っていますが、そう遠くないうちに書籍のリスト作りにも着手することができそうです。

   *   *   *

12月22日からはじまる「いのちをつなぐ希望の木 柿の木プロジェクト in からこ」展のチラシ原稿が完成しました。
明日の午前中にはS印刷に入稿します。
0

2007/11/25

ボランティア新聞取材  ボランティア

「ボランティア新聞」の取材のため、茨城県からK田(N)さんが来館。
小高文庫の書籍整理のボランティアをしてくれているM園さんを「丸木の人々」というコラムで取り上げるため、特集も「小高文庫特集」になりました。
かつて丸木夫妻のアトリエ兼書斎として使用され、現在は来館者用の図書室兼休憩室として親しまれている小高文庫の魅力に迫る特集です。
週末に小高文庫を訪れては詩作をする詩人のS田さんの電話インタビューもあるそうです。
毎回、丸木美術館のボランティアにまつわる話題を楽しく提供してくれる「ボランティア新聞」。
早くも次号が楽しみになりました。
1月10日発行予定の丸木美術館ニュースとともに、年明けに友の会会員の皆さまのお手許に届く予定です。
0

2007/11/23

「日本の報道写真家たち」八重樫信之さんトーク  イベント

企画展「日本の報道写真家たち―世界の戦場から―」のトークイベントもいよいよ最終回となりました。
今日のトークは八重樫信之さん。「ハンセン病は終わらない」と題して、偏見と差別による人権侵害の続くハンセン病の問題について、スライドをまじえて取材報告をして下さいました。

クリックすると元のサイズで表示します

クリックすると元のサイズで表示します

小高文庫に集まった参加者はおよそ10人ほど。
静かな会になりましたが、八重樫さんの実直な人柄と丁寧な取材の様子が伝わる内容で、これまでの戦場取材とはまた違った報道写真家の活動を興味深く聞きました。

  *  *  *

11月の週末6日間にわたって行われた今回のトークイベント。
できるだけ多くの写真家に話をしてもらうため、それぞれの都合のつく日にイベントを設定したのですが、回によって参加者にばらつきがあり、あらためて広報の難しさを痛感しました。

写真展は12月15日(土)まで行われていますので、まだご来場されていない方はぜひお運び下さい。
12月7日(金)にはNHKさいたまのFMラジオで展覧会のインフォメーションが放送されることも決まっています。
0

2007/11/22

唐子小学校出張ワークショップ(第2回)  ワークショップ

唐子小学校出張ワークショップの第2回目。
前回(11月8日)と同じく体育館に集まった3年生2クラス約70人の子どもたち。
柿渋を塗った竹は2週間乾燥させてつやつやの良い色になりました。
今回は子どもたちが持ってきた「いらなくなった小物」を、その竹に紐でぶら下げていくのです。
丸木美術館でもワークショップを担当しているM年山さんの指導で、子どもたちは麻の紐をつかってボタンや腕時計、キーホルダーや缶ジュースのプルトップなどを思い思いにぶら下げました。

クリックすると元のサイズで表示します

みんな真剣な表情で、放っておくといくら時間があっても終わらないほど集中しています。

クリックすると元のサイズで表示します

今日はもうひとつ、子どもたち全員で大きな作品を作らなければなりません。
12月22日からはじまる丸木美術館の企画展「いのちをつなぐ希望の木 柿の木プロジェクトinからこ」の目玉となる作品です。
180cm×90cmのふすまを2枚使って、その上に木工用ボンドで色や形を工夫しながら、松ぼっくりや木の皮や蚕の繭などの素材をコラージュして“都幾川と山と太陽の風景”を作るのです。

クリックすると元のサイズで表示します

子どもたちは、繭を鋏で切っては「うぉー!なかに虫がいるぞー!」「死んでるー!」「生きてるのもいる!」「モスラだー!」と大騒ぎ。
木工用ボンドで絵を作るのを忘れて、木の皮や葉っぱを次々と山盛りにする子もいて、ふすまの上は大混乱。
無事に作品が完成するのかどうか、大いに不安ですが・・・今回はここで給食の時間。

続きは来週の第3回ワークショップに持ち越しとなりました。
0

2007/11/21

今年もT小学校の川遊び  来客・取材

このところ3年続けて丸木美術館に見学に来て下さっている東京都江東区のT小学校が今年も来館しました。
今年は、これまでT小学校の校長を務めていたO沼先生が同じ区内のT北小学校に転任し、T小学校とT北小学校の合同見学になりました。
大島の漁師の息子だというO沼先生。以前にも日誌でご紹介しましたが、校長先生のイメージを大きく覆す豪放磊落な人柄で、しかし外見からは想像できないのですが(失礼)、弱者を放っておけないとても優しい方です。
実は丸木美術館にも古くから関わっているS木K介さん(事務局のY子さんのお父さん)の都立大島高校時代の教え子でもあります。

クリックすると元のサイズで表示します

そういうわけで、今日は館内説明のほかに、特別ゲストとしてS木K介さんもご挨拶。
O沼校長の少年時代の思い出を披露しながら、「いちばん大切なのは優しい人になること。《原爆の図》を見ると心が優しくなります。皆さん優しい人になってください」と子どもたちにお話をして下さいました。

昼食の後は、毎年恒例の川遊びです。
O沼校長がズボンを脱いで先頭を切って川に入り、子どもたちも次々と冬の都幾川へ。
「足が痛いー!!」
「こらー、深いところへは行くなっつってんだろー!」
元気な子どもと校長先生の声が、河原に響きわたりました。
とても楽しそうなその様子に、美術館の職員もたっぷり元気をわけてもらいました。

クリックすると元のサイズで表示します

「丸木美術館の見学は学校の年間行事に組み込んでありますから。これからどんどん呼びかけて、見学に来る学校を増やしますよ!」
「みんな知らないんです。一度でも来れば、この美術館の持っている意味がわかる!」
パワフルなO沼先生の言葉には、いつも本当に勇気づけられます。

久しぶりに天気の良い暖かな一日。
午後からは小高文庫の書籍整理のボランティアにM園さんが来て下さいました。
0

2007/11/20

「いのちあるものたちへの賛歌」作品集  その他

現在巡回中の「丸木俊・丸木スマ展」の図録(展覧会情報が掲載されていないので体裁は図録だが画集と呼ぶべきか)がようやく完成したとのことで、本日、丸木美術館に届きました。

内容についての感想を記そうかどうか迷ったのですが、やはり書かずにはいられませんでした。
以下は、個人的な感想というか、校正というか、とにかく感じたことのありのままの記録です。

・表紙のタイトルについて
「いのちあるものたちへの讃歌 The World of Toshi and Suma Maruki」という表記のみで、この出版物が丸木俊、丸木スマの作品集であるという日本語の表記がない。

・針生一郎解説文について
冒頭に掲載された針生一郎館長の解説文の内容については多少思うところもあるのだけれど、それは置いて、また本文中の漢数字と数字の表記やカギカッコの表記などが統一されていないのだけど、それも置いて、肝心な「針生一郎」の名が「針生一朗」と誤って表記されている。

・収録図版について
ひと目で色校正をしていないことがわかるほど写真の色が原画とかけ離れている図版もあるが、それは置いて、トリミングをきちんとしていないので画面以外の部分が写っている図版もあるが、それもまあ置いて(ただし、pp.103-104《もみじ谷》だけは、図版データのドットが粗く、かなりはっきりとしたモザイク状になっているのはあまりにひどい)、キャプションが作品名のみで作者名が記されていないので、どれが丸木俊の絵なのか(あるいは丸木スマの絵なのか)がわからない。ページによっては俊とスマの絵が混在して掲載されているにもかかわらず……。

・収録された文章について
文章をスキャナで読み込んだまま掲載したのか、「…でした」を「…でしだ」、「おばあさん」を「おぼあさん」、「習慣」を「習憤」というような単純な誤りが目立つ。

・年譜と作品目録について
ほとんどの写真がモザイク状になっている。また、改行ミスが多いため、ところどころ意味の不明なデータになっている。「ピカドン」を「ピカどん」と表記するような単純な誤字には思わず脱力。

この図録(画集?)はすでに巡回中の展覧会で販売され、一般書店でも取り扱われるようです。丸木美術館にも販売用のものが入荷しています。

N事務局長に頼まれて、修正箇所に付箋を貼り、鉛筆で訂正する作業を続けながら、「なぜこんなことになってしまったのか……」とため息をついています。
今回の巡回展については丸木美術館はあまり関わることができず、巡回展の会場となる公立美術館の学芸員もほとんど関わっていない様子でした。
巡回展のはじまる前から「ちょっとおかしい」と感じることが少しずつ積み重なって、結果的には、とても満足とは言えない結果になってしまいました。

時間がなかったとか、コミュニケーションがうまくできていなかったとか、いろいろな理由が重なったのかも知れませんが、展覧会に関わる者として、もっとも大切にすべきところが軽視されていたのではないかと、とても残念な気持ちです。
0

2007/11/18

「日本の報道写真家たち」綿井健陽さんトーク  イベント

午後から企画展「日本の報道写真家たち―世界の戦場から―」のトークイベント。
自らも世界各国の戦場を取材する綿井健陽さんが、「ジャーナリストの死をめぐって」と題して、ミャンマー(ビルマ)で殺害された長井健司さんの事件をはじめ、各地でジャーナリストを狙った誘拐・殺害・弾圧・拘束事件が相次ぐ戦争取材の実態を伝えました。

クリックすると元のサイズで表示します

多くのメディアに紹介されたこともあり、また関心の高い話題でもあったため、会場の小高文庫は人がいっぱいになりました。参加者はおよそ30人ほど。
地元の東松山ケーブルテレビも取材に訪れました。

クリックすると元のサイズで表示します

映像を中心にした1時間半ほどのトークでは、ジャーナリストの仕事が社会に与える影響が大きければ大きいほど、命を狙われる危険が大きいのだと実感。
「死んでしまっては何もならない。命と引きかえに仕事をしているわけではない」との言葉が心を打ちました。
0

2007/11/17

「日本の報道写真家たち」トークイベント  イベント

11月4日(日)から開催中のJVJA写真展「日本の報道写真家たち―世界の戦場から―」。
今回の企画展では、毎週末にトークイベントが行われています。
ぼくは事情により先週の週末は欠席しましたが、10日(土)には野木庵で森住卓さんのトーク「世界のヒバクシャ 核実験場周辺で何が起きているか?」が、11日(日)には小高文庫で林克明さんのトーク「チェチェンから見た日本とロシア」が行われました。

クリックすると元のサイズで表示します

クリックすると元のサイズで表示します

(写真は上が森住さん、下が林さんのトークの様子)

今日は小高文庫で山本宗補さんのトーク「老いの風景から戦争の記憶へ」が行われました。

クリックすると元のサイズで表示します

参加者は8人ほどでした。
先週の参加者も10人前後だったとのことで、トークの集客にはやや苦戦気味です。
朝日・毎日・読売各紙の埼玉版に紹介され(これは珍しいこと)、『週刊金曜日』にも案内が掲載されたのですが・・・
「沢田教一や一ノ瀬泰造の写真は展示されていないのですか?」
「(ビルマで殺害された)長井さんの写真があると聞いたのですが」
記事を読み違えたのか、企画展目的の来館者のなかには、そんな質問をされる方もいました。

残るトークはあと2回。
11月18日(日)綿井健陽さん「ジャーナリストの死をめぐって」
11月23日(金/祝)八重樫信之さん「ハンセン病問題は終わらない」

多くの方のご来館をお待ちしています。
0

2007/11/17

美術館クラブ「帯の布地で貼り絵をしよう!」  ワークショップ

今月の美術館クラブは「帯の布地で貼り絵をしよう!」。
案内人の青海しとみさんが事情で欠席となり、M年山さんとH川さんの姉妹がたくさんの布地を持って到着。
残念ながら参加者はスタッフを含めても6人と美術館クラブ史上もっとも少なく、子どもの参加はわが家の息子R(3歳)のみという静かな会になりましたが、「私たちだけで楽しんじゃおう!」とM年山さんたちは大張りきり。楽しい工作になりました。

クリックすると元のサイズで表示します

帯の丈夫で質の良い布地に、ザクザクと鋏を入れていく瞬間は(はじめはちょっと躊躇しながらも・・・)何とも快感!
柄や地の色をどう生かすか、というのもポイントになってきます。
できあがりはこちら。

クリックすると元のサイズで表示します

今回は大人ばかりだったので、意外性のある作品はちょっと少なめ。
ぼくは息子Rのリクエストに応えて、柄の違う三つの帯で蒸気機関車の形を切り抜きました。息子Rは大よろこび。
もうひとつの作品は息子Rの顔。持ち帰ると妻Tが大よろこびで家に飾ると言っていました。
0

2007/11/16

世田谷美術館「パラオ―中島敦と土方久功展」  他館企画など

夕方から世田谷美術館の「パラオ――ふたつの人生 鬼才・中島敦と日本のゴーギャン・土方久功展」のオープニング・レセプションに参加しました。

クリックすると元のサイズで表示します

土方久功〔1900-1977〕は、日本が南洋政策を進めていた当時のミクロネシア諸島パラオに長期滞在し、絵画や彫刻を制作しながら島の民俗を調査研究した芸術家です。
赤松俊子(丸木俊)も1940年に半年間パラオに滞在した際、土方にとても世話になったのですが、『山月記』などで知られる小説家の中島敦〔1909-1942〕もその翌年にパラオを訪れて土方と出会い、交友を深めました。

今回の展覧会では、土方の水彩画、木彫レリーフ、ブロンズ像、中島の著作と関係資料などが紹介され、二人の交友の軌跡をたどっています。

  *  *  *

土方には以前から関心がありましたが、まとまった作品を見るのは今回が初めてでした。
パラオの素朴な人びとや風景を題材にしながらも、(単なる理想郷ではなく)精神の深いところにある記憶をそのままあらわしたような作品の不思議な存在感に惹きつけられ、思わず見入ってしまいました。

今回、担当のN学芸員の調査で土方のご遺族の方が俊さんの描いたミクロネシアスケッチ(土方の肖像を含む)を4点所有されていることがわかりました。
結局、展覧会には出品されませんでしたが、ご遺族の方が「丸木美術館に作品を寄贈したい」との意向をお持ちのため、会期終了時に作品を寄贈して頂くことになりそうです。
レセプションでは、そのご遺族の方にもご挨拶をすることができました。

帰りしなにS学芸主任やN学芸員たちと少し立ち話。
現在制作している丸木夫妻の『資料用年譜』についてお褒めの言葉を頂き、嬉しかったです。
0

2007/11/16

新津美術館「スマ・俊」展搬出  館外展・関連企画

11月23日(金・祝)から2008年1月27日(日)まで新潟市新津美術館で開催される「いのちへのまなざし――『原爆の図』と丸木俊・スマの世界展」のため、原爆の図第8部《救出》や丸木スマ作品の搬出作業を行いました。

クリックすると元のサイズで表示します

企画者のIさんと新津美術館のK学芸員が立ち会いに来て下さいました。
旭川美術館で開催中の展覧会が12月9日(日)まで行われるため重複する出品作もあり、前期・後期で展示替えを行うやや変則的な展覧会となります。

丸木俊と丸木スマという二人の画家を通して非核や反戦、環境問題を考えるという企画展。
お近くの方はぜひご覧になってください。
0



teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ