2007/9/30

2007年9月の入館者数  入館者数

【2007年9月】
◇個人  716人(前年比−222人)
◇団体  506人(前年比+90人)
◇合計 1,222人(前年比−132人)

【2007年度累計】
◇個人 5,470人(前年比−2,316人)
◇団体 4,120人(前年比+11人)
◇合計 9,590人(前年比−2,305人)

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今年度の個人入館者数は、なかなか昨年度の勢いを越えられず、9月もマイナスとなりました(過去5年間では3番目の数字)。
一方で団体は7月から3ヶ月続けて昨年度を上回り、ついに累計でも前年比でプラスに転じています。
今後は10月、11月の団体の動向が気になりますが、年間では1万6,000人前後のペースを維持しています。
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2007/9/29

早稲田大学 ことばの力GP  講演・発表

午後2時から、早稲田大学教育・総合科学学術院「ことばの力GP」の主催により、「広島―東松山で考える丸木俊、位里の仕事をどう伝えるか」と題する講演会が開かれました。
この企画は、現役教員や教員を目指す学生に向けて、歴史の記憶を直接体験者でない世代がどのように継承して語り継いでいくのか考えるプログラムの一環として企画されたシリーズ「記憶を語ることば」の第2回目。
第1回目は水俣、第3回目(12/8)は沖縄がテーマになります。

会場には原爆の図第1部《幽霊》の原寸大軸装レプリカを展示、関連書籍や絵本も自由に閲覧できるように用意されていました。
参加者は、一般の方も含めておよそ50人ほど。

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はじめに丸木夫妻の共同制作を追ったドキュメンタリー映画『HELLFIRE 劫火―ヒロシマからの旅―』(ジャン・ユンカーマン監督、1986年)のビデオを上映。
『「原爆の図」描かれた〈記憶〉、語られた〈絵画〉』(岩波書店、2002年)の著者・小沢節子さんが、スライドを映しながら、原爆の記憶を伝える「ARTのことば」として《原爆の図》をどう読み解くかについてお話をしました。
「断片と化した無数の記憶を組み込み、誰のものでもない、いわば集合的な記憶として描かれた《原爆の図》は、他者が推し量ることの難しい極限の体験をした人たちと私たちの記憶に橋をかける」と小沢さん。
「被爆者は何を見て何を感じたのか」、「一人一人の人間にとって原爆とは何だったのか」を想像させてくれるのが《原爆の図》の「ARTとしての」力であるという指摘には、あらためて丸木夫妻の残した仕事の重要性と、絵画に向き合うことの意味を考えさせられました。

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その後、《原爆の図》と来館者を日常的につなげる立場から、私が丸木美術館の役割と現状について報告しました。

企画を担当されたK先生は、「水俣、広島、沖縄という今回のプログラムのテーマにすべて関わった丸木夫妻を、シリーズの真ん中で取り上げることに意味がありました。学生たちも《原爆の図》のレプリカを実際に展示することで、絵に関心を寄せた様子。将来、教員として生徒を連れて丸木美術館に足を運んでくれると良いですね」とのこと。
スタッフの皆さまに心から感謝いたします。
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2007/9/21

小高文庫整理  ボランティア

志木市在住のMさんが、小高文庫の書籍整理のボランティアに来て下さいました。
Mさんは、かつて東京都美術館や日比谷図書館、東京都中央図書館などに勤務されていた書籍整理の大ベテラン。
その貴重な経験を生かして、今後週1回のペースで丸木美術館の図書資料の整理のために通って下さることになりました。

ぼくもいっしょに作業を手伝いながら、今日はまず、原爆資料の整理に手をつけました。
丸木美術館には、関係者から寄贈された数多くの原爆資料が保管されています。少しでも利用者にとって便利な図書室が整備できるように、今後Mさんといっしょに考えていきたいと思っています。
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2007/9/21

朝日新聞埼玉版「反核の意志継ぐ作品展」  掲載雑誌・新聞

今朝の朝日新聞埼玉版に「反核の意志継ぐ作品展」との見出しで、今日の反核反戦展の記事が掲載されました。
武田美通さんの《靴を喰う兵士》が写真入りで紹介され、高橋理加さんの《Black Rain》、中村安子さんの《難民の逃避行》、池田龍雄さんの《青空の下を再び焦土にするな》が記事に取り上げられています。
戦争を推し進める勢力に対抗し、「反戦のネットワーク」を広げたいというH館長のメッセージも紹介されています。
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2007/9/17

今日の反核反戦展  企画展

1階の企画展示室3部屋を使って、今日の反核反戦展を開催しています。
80人の出品作家が、絵画、彫刻、映像、インスタレーションなどで、それぞれのテーマを表現しています。

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先日の相互批評会で画家の池田龍雄さんが、「芸術に方法論はない。自分の主題と格闘することが大切なんだ」と語っていました。
今回で3回目を迎える丸木美術館の「反核反戦展」(昨年までの2回は「反戦展」)。
社会的主題と格闘する困難な道を選んだ作家たちの試行錯誤の結果が、会場全体に強いパワーとなって充満しているように思います。
企画展は10月30日(火)まで。
その間、《原爆の図》の第12部《とうろう流し》、第13部《米兵捕虜の死》、第14部《からす》は展示をお休みしています。11月から再展示の予定です。
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2007/9/15

今日の反戦反核展オープニング  イベント

「今日の反核反戦展」が初日を迎えました。
約40人の出品作家さんが集まって、オープニングパーティとパフォーマンスが行われました。

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写真は、上から奈良幸琥さん、大津定信さん、村田訓吉さんのパフォーマンスです。
予定では午後2時から、針生一郎館長と画家の池田龍雄さんを中心に相互批評会を行うはずだったのですが、針生館長がテレビ取材のために大幅に遅れて到着し、相互批評会は夕方4時すぎから行われました。
まだ作品を見ていない針生館長のために、急遽、会場の作品をまわりながら、一点一点、制作者と他の作家、針生館長が言葉を交わしながら見て歩くというスタイルになりました。

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思いのほかスリリングで面白い光景に、N事務局長とは「これからは、このスタイルで批評会をしよう」と密かに目くばせ。
批評会に参加された作家さんにとっても、実りある時間になったのではないでしょうか。

「今日の反核反戦展」は10月30日(火)まで開催いたします。
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2007/9/14

映画『ヒロシマナガサキ』と企画委員会  その他

午前中に企画委員会の準備を終えて、午後は神保町の岩波ホールで映画『ヒロシマナガサキ』(原題“WHITE LIGHT/BLACK RAIN : The Destruction of Hiroshima and Nagasaki” 2007年 スティーブン・オカザキ監督)を観ました。
広島、長崎の原爆投下について、14人の被爆者と爆撃に関与した4人のアメリカ人の証言をもとに、記録映像や資料を交えながら、丁寧に描き出していくドキュメンタリー映画です。
上映開始直前に飛び込んだのですが、客席は思いのほかいっぱいで、上映中にはあちこちからすすり泣く声も聞こえました。
描かれた事実の重みを胸に受け止めて(受け止めきれないやるせなさを抱えながら)、夕方からは池袋に移動して企画委員会に参加。
H館長やM企画委員長を中心に、来年度の企画展の内容を討議しました。
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2007/9/11

毎日新聞記者「平和をたずねて」  来客・取材

朝から小雨の降る一日。
今日も「今日の反核反戦展」の出品作家さんが続々と来館し、作品の展示作業が行われました。

午後には毎日新聞大阪本社の専門編集委員Hさんが、わざわざ来館して下さいました。
Hさんは毎日新聞の大阪、西部両本社にて4月から「平和をたずねて」という連載をされています(残念ながら関東圏では読めません)。
その連載記事のなかで、《原爆の図》の旅と支える人々を5回に分けて取り上げたいとのことで、具体的な打ち合わせを行いました。
針生一郎館長や、美術批評家のヨシダ・ヨシエさん、法政大学名誉教授の袖井林二郎さんたちが取材される予定です。
Hさんは1993年に明石書店から『青桐の下で 「ヒロシマの語り部」沼田鈴子ものがたり』を、今年8月にNHK出版から生活人新書『あなたは戦争で死ねますか』(共著)を刊行されています。
2冊とも丸木美術館に寄贈して下さったので、小高文庫にて閲覧することができます。
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2007/9/9

企画展展示替え  ボランティア

昨日で丸木スマ展が終わり、今日は展示の撤去と次回企画展「今日の反核反戦展」の展示作業を行いました。
ボランティアは初参加のM園さん、O野さんに、常連のK林(T)さん、M岡くん、T岡くん、O保形さん、Y口さん、元実習生のS野さん、I葉さん、T口くんの10人。
たくさんのボランティアが一日じゅう忙しく働いてくれたので、作業はとてもはかどりました。
展示替えは14日(金)まで行われ、15日(土)にオープニングパーティが開かれます。
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2007/9/8

荒銀一三展  特別企画

丸木美術館2階アートスペースにて「荒銀一三展」がはじまりました。
荒銀さんは名古屋の現代美術作家で、バルセロナやリヨン、ミラノなど海外でも個展を開催しています。
会場には色鮮やかなイソギンチャクのような不思議なオブジェ(特殊な粘土にアクリル絵の具やガラス球などを付着させているそうです)が9体配置され、目の眩むような異空間を作り出しています。
以下の文章は、荒銀さんの「作品について」から。

地球上で、人間がまだ人としての形をしていなかった太古の時代に存在したかも知れない原生動物達が、深い記憶の底にあり、時々、私の手を伝わって、ポコポコと出で来るような気がする。
これは、生命の源であると思う。
私の作品の中に無意識の内に出てくる渦巻き、螺旋状形態は、体の中の血液の循環でもあり、空気、水、あらゆる地球上の生命体の循環でもある。
私は、作品を通して、生命体の持つ、エネルギーを表現したいと思っている。


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写真は展示中の風景です。会期は9月22日(土)まで。
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2007/9/8

美術館クラブ「水ひきのひもと魚焼き網で……」  ワークショップ

古神篤子さんのご案内で、水ひきのひもと魚焼き網を使って不思議なオブジェを作りました。
参加者はスタッフを含めて10人程度。ボランティアに来ていたA崎さんと、ボランティア新聞取材のK田さんも参加しました。

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意外な材料を使った今回のワークショップ。水ひきのひもを重ねてみたり、分解してみたり、編み込んでみたり……みんな様々な工夫をしていました。
できあがりは、こんな感じです。

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ワークショップの後は、妻Tの差し入れのモンブランをみんなで食べました。
モンブランは、ボランティアのDさんから頂いた栗を使って作っています。
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2007/9/8

展示室照明の電球交換  ボランティア

午前中に、ボランティアのA崎さんとK林(T)さんが来館して、企画展示室の照明の電球交換を行いました。

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丸木美術館の企画展示室は天井がとても高いので、近所のM田建設さんから足場を借りてきます。以前は梯子で作業をしていたのですが、さすがに危険が大きいので、昨年から足場を組むことにしたのです。
何かと課題の多い丸木美術館の照明設備。少しでも作品が見やすくなるように、現状でできるだけのメンテナンスをしているのですが……
足場の上に立って交換作業をしているのはN事務局長です。
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2007/9/7

警戒水位を超えた都幾川  その他

朝のテレビの台風情報で「都幾川(埼玉県東松山市)が警戒水位を超えた」と流れていたので、「おお!」と思いましたが、ご覧のとおり、(増水はしていますが)丸木美術館周辺に大水の被害はありませんでした。どうぞご安心ください。

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午前中は美術館周辺に大量に落下したクヌギの枝拾いをしました。
館内の雨漏りも、それほど深刻な被害はありませんでした。

そんなわけで、昼からは日常業務に復帰です。
明日から2階のアートスペースで開かれる「荒銀一三展」の作品や、明後日から展示替えの行われる企画展「今日の反核反戦展」の作品が次々と運び込まれる一日でした。
台風の影響でしょうか。来館者はわずかに5人。
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2007/9/6

台風接近中  その他

いよいよ台風が接近し、本格的に雨風が激しくなってきました。
午前中、高崎市の寄付授与式(先月開催した「原爆の図展」の収入を丸木美術館に寄付して下さるため)に出席したN事務局長も、午後には美術館の様子を見回るために急きょ来館しました。
美術館のすぐ隣には川が流れていますが、大水よりも美術館の屋根の雨漏りが心配です。
今日は雨漏りのチェックポイントにバケツを置いて帰ることになりそうです。

「今日の反核反戦展」のカタログ写真問題がようやく解決して(ここでは書けない苦労もあり……)、これからY子さんに車に乗せてもらってS印刷さんに入稿します。
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2007/9/3

大塚直人展in鴻巣  来客・取材

休館日ですが、M年山さんに誘われて、鴻巣文化センター「クレアこうのす」へ“大塚直人と仲間展”の展示作業に行きました。

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鴻巣市の知的障害施設で暮らす大塚直人さん。週に1度、川越のM年山さんのアトリエに通って絵を描いています。展覧会では、毎回色鮮やかでパワーみなぎる作品を発表し、2004年には丸木美術館でも企画展をしたことがあります。
9月9日(日)までの短い期間の展示ですが、ぜひ会場を訪れてみて下さい。来場者が絵を描くことのできるコーナーも準備されています。
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