2006/11/6

企画展「旅を描く 丸木位里・丸木俊作品展」のご案内  イベント

会期:2006年10月28日(土)−2007年1月13日(土)
場所:原爆の図丸木美術館企画展示室
開館時間:午前9時−午後5時(12月−2月は午前9時半−午後4時半)
休館日:月曜日(祝日の場合は翌平日)、12月29日−1月3日
〔内容〕
生涯において、厖大な日々を旅に過ごした丸木位里・丸木俊夫妻。《原爆の図》巡回展や共同制作の取材旅行なども含めた二人の旅に焦点を当てながら、これまで展示される機会の少なかった作品を中心に紹介します。また、今春に丸木美術館に寄贈された丸木俊の油彩画《ロシアの風景》(1941年頃制作)も修復を終えて今回初めて公開されます。戦前の油彩画は現存する数が少なく、若き日の俊の画業を知る上でもたいへん貴重な作品です。

★公開トーク「1970年原爆の図アメリカ巡回展を振り返る」
日時:11月12日(日)午後2時より
参加自由(当日入館券が必要です)
※当日は午後1時に東武東上線森林公園駅南口に美術館の無料送迎車が出ます。
〔内容〕
1970年から71年にかけて全米8会場で行われた原爆の図アメリカ巡回展。丸木夫妻の共同制作の重要な転機となったその展覧会を、準備段階から深く関わった袖井林二郎さん(元法政大学教授)が振り返ります。聞き手は、2002年に『「原爆の図」描かれた〈記憶〉、語られた〈絵画〉』(岩波書店刊)を著した小沢節子さんです。
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2006/11/4

日本スリーデーマーチ  館外展・関連企画

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▲たくさんのスリーデーマーチ参加者が丸木美術館の前を歩きました。

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▲リンゴジュースを販売するボランティアの皆さん。

国内最大のウォーキング大会という日本スリーデーマーチが、今日から3日間、東松山市を中心に開催されます。初日のコースは数万人の参加者が丸木美術館の前を通過しました。
丸木美術館では毎年、長野から美味しいリンゴジュースを仕入れて、美術館の前で販売しています。今日も朝から地元のUさん、Kさんと娘さんのKちゃん、Iさん、都内から来てくれたTくんなどおおぜいのボランティアの方々が手伝いに来てくれました。
また、市内のコーヒー屋さんも美術館の前でホットコーヒーとソフトクリームを販売してくれました。
好天に恵まれたこともあって、冷たいリンゴジュースとソフトクリームは大人気。ソフトクリームは午前中のうちに完売し、リンゴジュースも午後1時には完売しました。
美術館への入館者も、例年をはるかに上回り400人を超えました。そのうち有料入館者は296人、団体扱いのスリーデーマーチ参加者(高校生以上)は225人でした。
ボランティアの皆さんお疲れさま。朝早くから本当にありがとうございました。
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2006/11/3

東亜日報「再びよみがえる痛哭」  掲載雑誌・新聞

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2005年8月に丸木美術館で学芸員実習を行った千葉大学の野村美和さんから、10月13日(金)の東亜日報に《原爆の図》の記事が出ていたと手紙が届きました。
野村さんは現在、1年間の予定で韓国の全北大学に留学しています。彼女が日本語に訳してくれた文章も送ってくれたので、以下に紹介します。筆者は小説家で『東西文化』発行人の方だそうです。

再びよみがえる痛哭
1945年8月6日広島に原爆が投下されるとすぐ、世界は驚愕した。広島出身で親戚と知人を一時に失った丸木夫妻は、原爆投下の3日間広島に入ってこの惨状を生々しく見た。この残酷な現実を世の中に知らせるために夫妻は、祈祷してきた誠意を捧げて《原爆の図》15部大連作を完成させた。水墨画の大家である夫、非常に元気でデッサン力のある妻、二人は水墨淡彩に赤い色を生かして地獄草紙技法で傑作を誕生させた。
2006年10月9日北韓(韓国では北朝鮮を日本のように北朝鮮とは呼ばずに、南韓に対して北韓と呼ぶ=訳者注)は、人民が社会主義強威大国建設に一大飛躍を創造し、地下核実験に成功したと宣言した。
この衝撃的現実にあたり、世界人を泣かせノーベル平和賞候補にまで登った丸木夫妻の《原爆の図》を、脳裏で再び光を当てて吟味してみた。絵は都市、町の生活情景が消えて被爆者群像のみ扱っている。一瞬間燃えて死ぬ裸体となってしまった男女。手足、胸はふくれあがり、紫色の皮膚が解け落ちて瀕死の苦痛に身もだえする幽霊の行列。青みがかった閃光。爆発の炎、熱風が天と地を激しく揺さぶった。
この原爆被害者達の中には朝鮮人達もいた。“最後まで残った死体達は朝鮮人達であったか”。烏が空から思いもよらぬほど酷く飛んできては朝鮮人死体の目玉をえぐった。わずか一発で24万名を殺傷した原爆破壊を丸木夫妻は巻き絵の異時同図法で広げた。
人間は砂漠を花咲く土地に変える力を愛によって得た。しかし原子中には邪悪なものがない。ただ人間の精神の中にのみ邪悪なものがあるだけである。
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