2006/10/28

美術館は白亜紀の夢を見る  他館企画など

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▲宝箱のような「白亜紀」展の図録。本物のアンモナイトの化石も入っています。

午前中、埼玉県立近代美術館で開催中の「美術館は白亜紀の夢を見る」展に行きました。
この企画展は、埼玉県内の美術館・博物館の枠を超えて展示物を並べることで資料の新たな読み取りを試みるという内容。土器や古民具、化石、民芸品、美術作品などが同時に並ぶ会場風景は、何か得体の知れない混沌としたパワーを感じました。
丸木美術館からはスマさんの《鳥の林》《池の友達》が出品されました。貸出先の美術館で作品がどのように展示されるかは興味深いものです。
スマさんの作品は、「夢六夜」と題された展覧会の第六夜「動物たちのすがた」のコーナーに、1000年前の南米のペンギン形の壺や江戸時代の蚊遣り豚などといっしょに心地良さそうに展示されていました。(展覧会は12月24日まで)

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埼玉近美のある北浦和から京浜東北線に乗って上野へ移動して、東京都美術館で開催されている創画展に足を運びました。4年前に丸木美術館で学芸員実習を行った女子美術大学卒のSさんが初入選したという案内をもらったためです。
樹をテーマに制作を続けているSさんの作品からは、いつも生命の根源の力のようなものが漂ってきます。今後の活躍に期待します。

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午後からは、11月12日に丸木美術館で行われる公開トーク「1970年原爆の図アメリカ巡回展を振り返る」の打ち合わせのために、当日聞き手を務めて下さる小沢節子さんといっしょに市ヶ谷の袖井林二郎さんのご自宅を訪れました。
袖井林二郎さんは丸木美術館の初代事務局長を務め、1970年のアメリカ巡回展のためにたいへん尽力された方です。
今日は公開トークのための事前準備という位置づけでしたが、話しはじめるとやはり次第に熱が入ります。当時の時代背景や袖井さんの状況なども面白く、原爆の図から離れてどんどん脱線していったのですが、当日のトークでは小沢さんがきちんと軌道修正しながら、限られた時間の中で内容の深い話を引き出して下さることでしょう。
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2006/10/28

企画展「旅を描く 丸木位里・丸木俊作品展」  企画展

会期:2006年10月28日(土)−2007年1月13日(土)
場所:原爆の図丸木美術館企画展示室
開館時間:午前9時−午後5時(12月−2月は午前9時半−午後4時半)
休館日:月曜日(祝日の場合は翌平日)、12月29日−1月3日

〔内容〕
生涯において、厖大な日々を旅に過ごした丸木位里・丸木俊夫妻。《原爆の図》巡回展や共同制作の取材旅行なども含めた二人の旅に焦点を当てながら、これまで展示される機会の少なかった作品を中心に紹介します。また、今春に丸木美術館に寄贈された丸木俊の油彩画《ロシアの風景》(1941年頃制作)も修復を終えて今回初めて公開されます。戦前の油彩画は現存する数が少なく、若き日の俊の画業を知る上でもたいへん貴重な作品です。

★公開トーク「1970年原爆の図アメリカ巡回展を振り返る」
日時:11月12日(日)午後2時より
参加自由(当日入館券が必要です)
※当日は午後1時に東武東上線森林公園駅南口に美術館の無料送迎車が出ます。
〔内容〕
1970年から71年にかけて全米8会場で行われた原爆の図アメリカ巡回展。丸木夫妻の共同制作の重要な転機となったその展覧会を、準備段階から深く関わった袖井林二郎さん(元法政大学教授)が振り返ります。聞き手は、2002年に『「原爆の図」描かれた〈記憶〉、語られた〈絵画〉』(岩波書店刊)を著した小沢節子さんです。
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