2006/4/19

新聞各紙の“存続の危機”報道  掲載雑誌・新聞

4月15日付中国新聞“丸木美術館カンパ2300万円 危機脱する―集客力強化なお課題”、4月17日付埼玉新聞“丸木美術館を支援 チャリティー芸術祭―5月4日、永六輔さんら対談も”、4月19日付毎日新聞さいたま版“「原爆の図」の丸木美術館 平和祈念の拠点閉館させるな!!―運営費ねん出へ「支援芸術祭」賛同者寄贈の絵画・工芸品200点余を展示・販売”……。
ここ数日立て続けに支援芸術祭と経営危機をからめた新聞記事が掲載されている。反響も多くありがたい半面、存続問題が一番の話題になりがちな美術館の現状には複雑な思いもする。
このところ、たまたま取材に対応しているので、各紙で自分の談話が取り上げられているのだが、「『原爆の図』は、想像力を豊かにし、世代を超え被爆の記憶を共有させる力がある」(中国新聞記事より)という談話に代表される内容がそろって取り上げられており、美術館への入口が狭く固定されてはいないかと少し反省。
確かにそれはぼく自身が思うことであり、各新聞社としても一番わかりやすく取り上げやすい内容でもあるのだが、丸木美術館は「被爆の記憶」の共有のためだけにあるのではもちろんない。丸木夫妻や丸木スマの画業を紹介する場でもあり、周辺の自然環境と共に丸木夫妻の人生観、世界観を体感してもらう場でもある。人と人とのつながる“場”としての力も知ってもらいたい。
取材に訪れた新聞記者Kさんの手紙が、何だか心に残ったので部分的に紹介したい。
“私自身、丸木美術館で実際に「原爆の図」を鑑賞するのは初めてでした。幼少期に父に買ってもらった絵本の世界を、あらためて巨大なキャンバスでみることができたのは貴重な経験です。その色彩から、筆致から、夫妻の強い意志が伝わり、うちひしがれるような感覚を覚えました。記者ではなく、私個人としての立場からも、美術館周辺の風景画のような景観とともに、ぜひとも存続していただきたい、という思いを強くしました。”
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