2005/11/12

館内説明など  来客・取材

午前中、板橋区から全水道東水労北部地協の団体が来館。その他の小団体や一般来館者といっしょに館内説明を行った。
午後にはNHKのスタッフとともに、新宿西口で平和への意思表示の活動を続けるOさんらのグループが来館。再び館内説明を行った。この取材は11月25日(金)午後7時30分からの特報首都圏で放送される。新宿に立つ人たちを通して現代社会を見るという内容の番組で、自由に物を言えることの大切さ、それを守ることの必要性を考えるとのこと。丸木美術館についても紹介して下さる予定。

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東京新聞埼玉版「さいたま宝物」欄の連載記事を書き終えて、さいたま支局に送信する。紹介作品は丸木位里「牡丹」。縦2m、横3mを越える大作で、現在企画展にて展示中。
その後、16日(水)に迫った東京国際大学の学芸員課程受講者のための講演の準備に取りかかる。こちらの演題は「丸木美術館の現在の活動について」。丸木美術館の概要と特色、学芸員の仕事内容、現在の活動と今後の課題、などについて話をする予定。
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2005/11/12

新作DVD入荷のお知らせ  販売物

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1986年に制作された丸木夫妻の記録映画『HELLFIRE 劫火』(製作:ジャン・ユンカーマン+ジョン・ダワー、監督:ジャン・ユンカーマン)と、絵本『ひろしまのピカ』の完全映像版(日本語語り:中山千夏・竹下景子、音楽:小室等、英語音声:スーザン・サランドン)の2本立てを収録したDVDがシグロから発売されました。定価は税込みで5,040円。丸木美術館受付で販売していますので、ぜひお求め下さい。注文販売も承ります。
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2005/11/11

美術館ニュース発送作業  美術館ニュース

東京都文京区のA学園女子中学生286人の団体が、午前と午後2回に分けて来館。寒い日ではあったが、新館ホールで館内説明を行う。A学園は毎年来館してくれる学校で、生徒も熱心に説明を聞き、作品を鑑賞してくれた。

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今日もアルバイトのM子さんと川越のS評議員が来てくれて、ニュースの発送作業を進めてくれた。友の会会員の分はようやく終わり、あとは支援カンパをくれた人たちへの発送分のみ。M子さんは朝起きたら筋肉痛になっていたとのこと。本当にご苦労様。

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東京新聞埼玉版の「さいたま宝物」欄の連載第5回目の記事を書く。今回は丸木位里の戦後の大作の中から、今回の企画展に出品されている作品を取り上げるつもり。「伯耆大山」「三陸」も良いが、埼玉版の記事なので他県の風景よりも「牡丹」のような作品が良いだろうか、と迷っている。掲載は11月18日(金)の予定。
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2005/11/10

川越市立美術館  他館企画など

明日からN事務局長が広島へ出張に行き、来週月曜日は県民の日で美術館を開館するため、一日休みをもらって家でゆっくりする。昨夜寝る前に「ああ、明日は頭痛の日だな・・・」と思っていたら、やはり朝から頭痛がひどく、午前中は横になっていた。午後から少し良くなったので自宅近くの川越市立美術館へ行った。企画展は「寺田小太郎の眼から 心の風景」という個人収集家のコレクション展で、難波田史男の水彩に心を動かされた。市民ギャラリーでは、市内の小学生が描いた川越の風景画の展覧会をやっていて、わが家のすぐ近くにある弁天池の雰囲気をうまくとらえた絵がとても気に入った。
美術館の方はM子さんと川越のS評議員がニュースの発送作業を進めてくれていて、今週中には発送完了の目途が立った様子。ご苦労様。
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2005/11/9

勝養寺版《原爆の図》寄託  作品・資料

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▲勝養寺より寄託された原爆の図《夜》

東京都葛飾区青戸の勝養寺より寄託されることになった原爆の図《幽霊》《火》《水》《夜》の4点が無事丸木美術館の収蔵庫に搬入された。明るい照明の下であらためて観ると、いずれも力のある見応えのある作品。12月上旬に広島で原爆の図展があり、《原爆の図》が3点貸出される予定なので、その期間を利用して公開したいと思っている。

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午前中にS印刷より美術館ニュースが納品され、発送作業がはじまった。初日の今日は特別会員230人分の封入作業。川越のS評議員が手伝いに来てくれる。これまではたいてい2日ほどで発送作業が終わっていたが、今回は友の会会員が大幅に増えたので、下手をすると1週間近くかかるかもしれない。週末はN事務局長が広島へ出張に行き、私も金曜日に東京新聞原稿締め切り、来週は東京国際大で講演が控えているので、その準備をしなくてはいけない。事務局の人手不足はちょっと深刻。
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2005/11/8

丸木位里と歴程美術協会  作品・資料

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▲紅葉情報=美術館南斜面の桜に色がつきはじめました。

駒込のK理事より、「『さいたま宝物』の記述で「1938年には友人の船田玉樹らとともに歴程美術協会に参加。」とありますが、『流々遍歴』の略年譜からみて、《歴程美術協会の結成に参加》としたほうがベターではないでしょうか。」との質問があった。
確かに戦前の丸木位里の経歴には曖昧な資料も多く、《歴程美術協会の結成に参加》と記している資料もあるが、実際に当時の新聞資料を当たってみると、歴程美術協会の創立は1938年3月で、創立会員は馬場和夫、船田玉樹、濱口陽三、岩橋英遠、常玉、四宮潤一、田口壮、津田正周、山岡良文の9名となっている。また、1938年11月2日付の日刊美術通信の「歴程美術協会新会員を推挙」記事中には、新会員として丸木位里、江崎孝坪、野口トシ子、和田重政の名があげられている。こうした資料を見る限り、位里は歴程の結成に参加したのではなく、11月に行われた第1回展の直前に加わったと考えるのが適当と思われる(もちろん、創立時から歴程の近くにいたことは確かだと思うが)。
歴程美術協会は戦前の美術史を見る上で重要な団体であり、丸木位里の画業にとっても意味のある参加であった。特に水墨の抽象表現は、この団体での研究が大きな影響を及ぼしている。

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N事務局長より土曜日に大宮で行われた護憲大会の報告。昨今の社会状況のなかで、護憲大会の参加者数も予想を上回る盛況ぶり。寄附金も書籍等の売上げもあり、収穫は大きかったとのこと。

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ギャラリー史のTさんが来館し、来年5月2日(火)〜14日(日)に丸木美術館アートスペースにて開催希望の「塙珠世 夢の世界展」の仮予約を申し込まれた。塙珠世さんは、二科展や女流画家協会展(ともに丸木俊も出品)にも出品され、国際的にも活躍されている美しい色彩が魅力の作家さん。Tさんは「華やかな展覧会になりますよ」と自信を見せている。ゴールデンウィークの来館者の多い時期なので、ぜひ良い展覧会にしていきたい。

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今回から発行部数が大幅に増えた美術館ニュース。友の会会員が増えたためなのでありがたいことだが、従来の2倍以上の発行部数に果たして人の手が追いつくのかどうか、少々不安である。S印刷から連絡があり、明日の午前中にニュースが納品されるとのこと。今日は同封する美術館クラブのチラシと支援芸術祭の呼びかけチラシを裁断した。
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2005/11/7

護憲大会  館外展・関連企画

午前中、N事務局長は大宮で行われた護憲大会に丸木美術館アピールのため参加。午後にはその護憲大会から丸木美術館まで足を伸ばされた参加者の姿も見えた(沖縄から来たとのこと)。予約団体はなかったが、展示室に人が集まってきた時間帯に急遽館内説明を行った。なかには広島から来られた女性もいて、昨夏に廿日市市民ギャラリーで行われた「丸木家の人々と平和」展の話などをされた。こうした小さな館内説明は意外と好評で、しかも来館者の声も聞けるので、週末など、来館者が多くて時間に余裕があるときには少しずつやっていきたい。

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横浜からイラストレイターをしている友人のOさんが、学芸員志望の女の子を連れて来館。館内を案内した後、美術館の前庭で学芸員のことなど含めて少しお話をした。
評議員のWさんも仕事帰りに来館。スリーデーマーチで売れ残ったリンゴジュースをお買い上げいただき、しかも事務局のみんなにご馳走して下さった。感謝。
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2005/11/4

第28回日本スリーデーマーチ  イベント

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▲美術館前にてリンゴジュースを販売

【今日の入館者】
朝からスリーデーマーチ参加者が美術館前を通る。駐車場にテントを出してリンゴジュースを販売。他にHコーヒー、BB堂も出店し、八怪堂では丸木ひさ子さんが手描きのTシャツを販売。ボランティアに川越のS評議員、Dさん、Kさん、K子ちゃん、T(うちの妻)。心配された天気は申し分のない快晴だったが、今年の入館者は500人(スリーデーマーチ大人団体料金87人、中学生以下無料400人、友の会1人)。例年より参加者が少ないように感じられた。結局、リンゴジュースは完売せず、売上げは15万円(純益は7万5,000円)程度だった。

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美術館閉館後、前庭で炭火焼き秋刀魚とチヂミ、芋煮会があった。参加者はN事務局長、Y子さんS評議員親子、DさんM子さん夫妻、JさんSさん夫妻と、わが家の親子3人。
Jさんが炭火をおこして秋刀魚を焼き、Sさんは里芋の汁を作り、S評議員はチヂミを焼いた。最後の方で肉も焼いた。静かな夜で、ひさしぶりに豊かな時間という気がした。午後8時頃お開きとなり、Y子さんが川越のわが家まで車で送ってくれた。
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2005/11/4

東京新聞「さいたま宝物」C  執筆原稿

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本日11月4日の東京新聞朝刊埼玉版「さいたま宝物」で丸木位里「馬(群馬)」を紹介しています。記事の内容は以下の通り。

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「絵の具たれ流し幻想を表現」
 丸木位里は一九〇一年、広島の太田川上流の小村に生まれた。上京して田中頼璋や川端龍子に学んだが、様式化した日本画の世界に馴染めず、当時流行していたシュルレアリスム(超現実主義)の影響を受けて、新しい表現を模索する。一九三八年には友人の船田玉樹らとともに歴程美術協会に参加。シュルレアリスムと抽象芸術を日本画に取り入れることを目指した団体で、熱心に絵画理論を学んだ。
 「馬(群馬)」は、一九三九年の第二回歴程美術展に出品した四曲一双の屏風画(中央部分のみ現存)である。赤い地の上に白い絵の具をたれ流しながら、幻想的に馬の群れを浮かび上がらせている。当時の位里の研究成果をうかがわせる重要な一点である。
位里は本格的に水墨の実験的表現に取り組み、銀座紀伊国屋画廊での船田玉樹との二人展で発表した。
 展覧会を訪れたのが後に妻となる赤松俊子(丸木俊)であった。
 「墨が奔流のように怒濤のようにほとばしり出ている絵です。それは山か川か谷か水か説明はつかないのです。だが、力強い人間の慾情が抑えてもなおも押し流されるように画面ににじみ出ています。それでいて気品高く、堂々とした作品です」と、後に彼女はその感動を記している。
 「絵は描いてはいけません。墨を流せばそれでいいのです」という独自の絵画観を持ち、水の流れをこよなく愛した位里は、埼玉県東松山市の「故郷の太田川によく似ている」都幾川のほとりに居を構え、一九九五年同地で没した。
 (岡村幸宣・原爆の図丸木美術館学芸員)
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 この作品は来年二月十七日まで、原爆の図丸木美術館「没後十年丸木位里展」で展示しています。

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2005/11/3

広島県平和運動センターより寄附  来客・取材

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午前中、広島県平和運動センターのM議長とS事務局長が来館。丸木美術館存続支援のために寄附金100万円をいただいた。丸木美術館側はN事務局長がこれを受領。今後も継続して支援をして下さるとのこと。本当にありがたい。

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鴻巣市立N中学PTAの団体が来館、館内説明を行う。11月上旬はほぼ毎日のように館内説明が入っている。団体入館のかきいれ時である。

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明日から第28回「日本スリーデーマーチ」がはじまる。毎年、延べ約8万人が参加するアジア最大規模のウォーキングの祭典。丸木美術館は4日の和紙の里・武蔵嵐山ルートに入っている。当日は美術館の前にテントを出してリンゴジュースを販売する。今日の午後は、N事務局長がジュース販売の準備をして、私はスリーデーマーチ用の看板を描いた。夕方から小雨が降り出したので明日の天気が少し心配。リンゴジュースは天気が良いと売上げが増えるが、寒いとなかなか売れないのである。
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2005/11/2

団体来館  来客・取材

東京都立K高校250人が来館し、館内説明を行う。事前に下見に来た先生から、「大変な生徒たちなのでご迷惑をおかけしますが」と言われていたのだが、やはり全体に落ちつきがなくざわざわしたまま説明が終わってしまった。最初は落ちつかなくても、話しているうちに次第に静かになっていくこともあるのだが、今日は最後までうまくいかなかった。まわりがざわざわしていると、こちらの集中力も削がれてしまって、言葉に気持ちが入りにくい。少々時間がかかっても、しっかり集中できる体勢になってから話し始めるようにしようと思った。こちらが妥協してしまうと、生徒たちも(これでいいんだ)と思ってしまうだろう。それでは良くない。
見学後の館内は案外汚れていなかったので、彼らなりに美術館と作品には敬意を持って見てくれたのだと思う。

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ようやくニュースの原稿が出揃い、常務理事のKさんに最終チェックをしていただいて入稿となった。「没後10年丸木位里展」のミニ図録も編集中で、こちらは近日中に納品予定。
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2005/11/2

没後10年丸木位里展  企画展

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2005年11月1日(火)−2006年2月17日(金)
原爆の図丸木美術館企画展示室

丸木位里は20世紀初頭の前衛美術シュルレアリズムの影響を強く受けた水墨画家であり、戦前には青龍社や歴程美術協会、美術文化協会などで活躍しながら独学で新しい表現を模索。戦後は妻である赤松俊子(丸木俊)との共同制作《原爆の図》の発表と各地の巡回展示を精力的に行いながら、個人制作では迫力ある大画面の風景画などを制作した。
今回の企画展では、戦前から1960年代にかけての個展・グループ展・団体展の出品作を中心に、当時の美術雑誌等に掲載された批評文とともに位里の画業の流れをたどる。また、晩年の位里にとって重要なモチーフとなった国内外の旅行先での風景画や、今回特別に長野県松本市の神宮寺より借用する夫婦共同制作の襖絵《涅槃図》(1988年制作)も公開。
「絵は描くものではなく、墨を流すもの」という言葉を残した丸木位里の、独自の表現と空間構成の妙を約40点の作品から振り返る。

[主な出品作]
丸木位里・丸木俊共同制作《涅槃図》 1988年制作 神宮寺蔵
丸木位里《伯耆大山》1966年第7回現代日本美術展出品作 丸木美術館蔵
丸木位里《三陸》1962年第5回現代日本美術展出品作 丸木美術館蔵
丸木位里《花王》1943年第4回美術文化協会展出品作 丸木美術館蔵
丸木位里《馬(群馬)》1939年第2回歴程美術協会展出品作 丸木美術館蔵
丸木位里《手(自画像)》1947年頃制作 個人蔵
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