2005/10/30

10月の有料入館者  入館者数

【10月計】個人664人(前年比+247人)、団体1,183人(+347人)、計1,847人(+594人)
【年間累計】個人6,660人(前年比+2135人)、団体5,176人(+1020人)、計11,836人(+3,155人)
 =10月31日現在
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2005/10/30

企画展展示替  ボランティア

「没後10年丸木位里展」の展示替え。ボランティアにDさんとNくん、川越のS評議員が来て下さる。丸木位里の大きな作品(主に屏風絵)を壁に固定し、神宮寺の襖絵《涅槃図》を展示する。《三陸》、《伯耆大山》、《牡丹》などの代表的な水墨画に囲まれた《涅槃図》は、その軽やかな色彩で会場のアクセントになっている。この襖絵はおそらくほとんど俊さんが描いたのだろうが、位里さんの重厚な水墨画との対比が鮮やかである。
「やはり、位里さんの作品はいいね。今回の企画も見ごたえがある。多くの人に見てもらいたいね」とN事務局長。
ぜひ皆さん、ご覧ください!
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2005/10/29

企画展展示替  ボランティア

「没後10年丸木位里展」の展示替え初日。収蔵庫より位里作品を企画展室に搬入。今回は、戦前の第1回個展の出品作から、1960年代までの団体展出品作を中心に展示する。特に戦後の作品は2mを越える大作が多い。ボランティアにDさんと川越のS評議員が来て下さる。神宮寺の襖絵を除くすべての作品を会場に置いてみたところで今日の作業は終了。明日は作品を壁にかけ、襖絵を開封して展示する。

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午後、東京国際大学人間社会学部のS先生が1年生10数名を連れて来館。館内説明を行う。東京国際大は川越市にある大学で、近いということもあるが、先生がよく学生を連れてきてくれる。学芸員実習も毎年のように来てくれるので本当にありがたい。今日も熱心に説明を聞き、丁寧に館内を見て回ってくれた。

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東京新聞埼玉版の「さいたま宝物」欄に連載中の丸木美術館の作品紹介の第4回目、丸木位里の戦前の作品から「馬(群馬)」の記事を東京新聞N支局長宛に送る。掲載は11月4日(金)。今回の企画展の情報も少し書いてみた。
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2005/10/28

日韓五世代の対話展最終日  入館者数

企画展「日韓五世代の対話」展の最終日。韓国から来日した安星金さんをはじめ、夕方から出品作家の方が続々と来館して午後8時ごろまで作品の撤去作業を行った。
会期中(9/17〜10/28)の入館者は2,588人(個人941人、団体1,557人、招待・友の会90人)。もっとも、丸木美術館の場合は来館者の多くが『原爆の図』を見に来ることもあり、企画展を目的にした来館者の正確な人数は特定できない。

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今日は入稿の迫るニュースの編集作業を一日じゅう続ける。
今回はシグロ、ベルク、桜井印刷の3社から広告を頂いている。シグロは「ひろしまのピカ」「劫火」のDVD発売の広告。ベルクは丸木美術館のためにカンパもして下さった新宿駅東口改札出てすぐの喫茶店。桜井印刷はいつもお願いしている川越市内の印刷屋さんで、毎回本当にぎりぎりの値段で良い仕事をしてくれる。
前号のニュースから紙面に広告を掲載することになった。多くの広告を掲載できればそれだけ美術館にとっては嬉しいことなのだが、できるだけ広告を出す側にもメリットがある形で、つまり単なる「丸木美術館への寄附」にならないようにお願いしたいというのがN事務局長の基本方針である。
そのため、どうしても美術館と関わりの深いところが主になり、あまりたくさんの広告は集められないのが現状だ。もちろん、もっとあちこちを回って広告を集めるべきだ、という声もある。これについてはさまざまな考え方があるけれども、お互いにとって良いような、気持ちよくつきあえる形を、これからも模索していきたいと思う。
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2005/10/28

「丸木夫妻が描いた神宮寺の襖絵」展  館外展・関連企画

午前中、埼玉県立歴史資料館のS学芸員が東松山市ふるさと探訪の会3名と来館。11月25日(金)から12月18日(日)まで同館のロビー展示コーナーで開催される「丸木夫妻が描いた神宮寺の襖絵」展の打ち合わせを行った。
この展示では、地元のふるさと探訪の会の方が撮影した神宮寺の襖絵の写真パネル約20点を紹介し、丸木美術館も共催として関連展示を行う予定。同時期に丸木美術館でも「没後10年丸木位里展」が行われ、神宮寺の襖絵『涅槃図』が展示されるため、互いに協力して広報することになった。
ふるさと探訪の会の方々は、2年前に東松山市が主催したバスツアー(私もN事務局長と一緒に参加した。案内人はT顧問=当時理事=であった)で神宮寺を訪れ、その襖絵の素晴しさに感動して、その後神宮寺を再訪して撮影したとのこと。盛んに神宮寺の絵や活動を褒めるのには少々複雑な思いもしたが、こうした地域との連携活動が活発になるのはとてもありがたいことである。
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2005/10/26

丸木夫妻作品寄贈  作品・資料

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▲野坂参三氏肖像(丸木俊画)

大田区の田園調布にある故野坂参三氏のお宅を訪問し、米子夫人から丸木夫妻の作品(俊さんのデッサンと、位里さんの色紙)をご寄贈いただいた。俊さんのデッサンは1946年に描かれた野坂さんの帰国歓迎会の時のデッサン2点と、後年に描かれた肖像スケッチの3点。位里さんの色紙は水墨で龍が描かれていた。小品ではあるが資料的にも貴重な作品なので、機会を見て公開していきたい。
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2005/10/25

神宮寺の襖絵「涅槃図」搬入  企画展

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▲神宮寺の襖絵「涅槃図」

長野県松本市の浅間温泉にある神宮寺へ、Y子さんといっしょに襖絵「涅槃図」をお借りしに行った。この襖絵は、1988年に丸木夫妻が描いた88枚の襖絵のうちの一部である。ほかに神宮寺には、地獄図や羅漢図、長野のアルプスと道祖神、火焔山や天山山脈などの中国の山々の襖絵と、「十牛の図」を描いた杉戸絵がある。いずれも丸木夫妻晩年のたいへん力の入った良い作品である。
ふだんは非公開となっている作品であり、他の場所で展示されるのも今回が初めてとのこと。貴重な機会を下さった神宮寺の高橋住職に感謝したい。
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2005/10/23

「没後10年丸木位里展」チラシ入稿  企画展

さまざまな雑務で延び延びになっていた「没後10年丸木位里展」のチラシ原稿がようやくできあがった。本来なら、もうこの時期にはチラシが刷り上っていなければならない。今年は例年に比べて本当にたいへんなことの多い年であったが、そのしわ寄せが企画展にきてしまうのが少し悲しい。今回の企画は十分な時間をかけて準備したい展覧会であった。
この展覧会に関連して、11月23日(水・祝)に「丸木位里を偲ぶ」という茶話会を企画している。生前の位里さんを身近で見てきた方に集まっていただいて、思い出話をするというささやかな会のだが、ずっと丸木夫妻の世話をしてきた近所のEさんにも参加をお願いしたところ、快く引き受けてくれて、お土産に柿をいただいた。ちょうど食べ頃で甘くて美味の柿であった。感謝。
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2005/10/22

丸木美術館クラブ「展覧会チケットでミュージアムを!」  ワークショップ

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毎月1回行われている自由参加のワークショップ。今月は谷口幹郎さんの案内で、「40年分の展覧会のチケットであっとおどろくミュージアムがうまれます」という内容。参加者はスタッフを含めてやや少なめの14人だった。子どもたちは、ワークショップの後で雨上りの川原に「バッタを採りに行く!」と言って元気に駆け出していった。ちなみに毎月参加者T(うちの妻)が差し入れている手作りお菓子は、今回はモンブランだった。
次回は11月19日(土)。丸木ひさ子さんの案内で「土蔵の中から出てきたステキな骨董品のビンに絵を描こうよ」という内容。

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午後、埼玉県立近代美術館のボランティア・スタッフ17名が研修のために来館。館内を説明しながら案内する。ボランティアとして日頃から美術館の館内説明を担当している方たちだけに質問も鋭く、特に美術館の作品保存について(今の展示では保存が難しいのではないか? ということも含めて)質問された。率直に美術館の財政状況と、「なるべく多くの人に直に作品に触れて欲しい」という丸木夫妻の考え方を説明する。もちろん、簡単に結論が出る問題ではないのだが。
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2005/10/21

館内説明・Tさん来客  来客・取材

午前中、東京都千代田区の私立女子中学校237人の団体が来館。新館ホールにて館内説明を行う。毎年来館してくれる中学校だが、いつもたいへん集中して説明を聞いてくれる。今年も、ひとつの部屋に200人以上の中学生がいるとは思えないほど静かに、しかし熱意を持って話を聞いてくれたので、たいへん説明がしやすかった。館内の作品も熱心に見てくれた様子。

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以前丸木美術館でアルバイトをしていて、現在はカナダ在住の版画家T口A子さんが久しぶりに来館。お連れ合いのカナダ人Sさんの版画展が11月5日(土)まで浦和の柳沢画廊で開催中とのこと。

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今回のニュースは、中国美術館での展覧会と銀座松坂屋の丸木スマ展の報告が大きな目玉になる。それに「没後10年丸木位里展」の特集、日韓五世代展の報告など。
表紙の絵は位里さんが中国を描いた水墨画《洞庭湖》(先日寄贈されたばかりの作品)を選んだ。表紙の文章も、位里さんが中国を訪れたときの滞在記から抜粋。また、「表紙の絵」の解説欄で、丸木夫妻と中国との関わりを簡単に紹介する予定。
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2005/10/21

東京新聞「さいたま宝物」B  執筆原稿

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本日10月21日の東京新聞朝刊埼玉版「さいたま宝物」で原爆の図第3部「水」を紹介しています。記事の内容は以下の通り。

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心揺さぶる理不尽の象徴
 「傷ついた母と子は、川をつたって逃げました。水の深みに落ち込んだり、あわてて浅瀬へのぼり、走り、炎が川をつつんであれ狂う中を水に頭を冷やしながら、のがれのがれて、ようやくここまできたのです。乳をのませようとしてはじめて、わが子のこときれているのを知ったのです。」
 原爆の図第三部「水」(一九五〇年制作)は、画面の右から左に向かって、被爆者が水を求めて川に集まり、息絶えていった様子が、時間的経緯に沿って描かれている。余白の多い静かな空間の中で、ひときわ見る者の目を引くのは、中央に描かれた母子像である。
 作者である丸木位里・赤松俊子(丸木俊)夫妻が、「二十世紀の、絶望の母子像」と呼んだ、傷ついた母と子の姿は、無垢なる者の理不尽な被害の象徴として人びとの心を揺さぶり、その後の「原爆の図」にも繰り返し描かれた。
 「原爆の図」連作は、日本各地を巡回した後、アジア、ヨーロッパ、アフリカ、オセアニアをめぐる世界巡回の旅に出た。一九六七年には埼玉県東松山市に原爆の図丸木美術館が開館。
 一九七〇年には原爆を投下した側の米国で巡回展が実現した。そこで夫妻は「中国人が南京大虐殺の絵を描いて日本に持っていったらどうしますか」という質問に衝撃を受ける。加害と被害が複雑に交錯する戦争の本質に気づいた二人は、被爆した米兵捕虜の日本の民衆による虐殺や、朝鮮人被爆者を主題に「原爆の図」を描き、南京、アウシュビッツ、水俣、沖縄と続く共同制作を発表した。
 丸木夫妻の画業は、戦後五十年を迎えた一九九五年にノーベル平和賞候補に推薦され、埼玉県民栄誉賞を受賞するなど、国内外で高い評価を受けている。
 (岡村幸宣・原爆の図丸木美術館学芸員)

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2005/10/20

「丸木位里展」準備  企画展

N事務局長と「没後10年丸木位里展」の展示についての打ち合わせを行う。一番の問題は神宮寺から借りてくる襖絵《涅槃図》の展示。襖絵なので裏側にも絵が描いてあり、ぜひ両面見せたいところだが、企画展示室の構造等の理由により難しい。残念ながら壁面に立てかけることになりそう。神宮寺へは24日(火)にY子さんと共に訪問し、作品を運んでくることになった。その他にも、《三陸》《伯耆大山》《牡丹》など丸木美術館所蔵の水墨画の大作を数年ぶりに展示する予定。
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2005/10/19

新日曜美術館取材申込  TV・ラジオ放送

今日からY子さんが風邪から復帰。雨上りの美術館は風もすっかり冷たくなって、晩秋の雰囲気。11月から始まる「没後10年丸木位里展」の準備、美術館ニュースの編集作業などに追われる。今日は、中国美術館の陳さんとK理事からの原稿が届いた。夕方、NHKのUさんから電話があり、長野県松本市の神宮寺の襖絵(丸木夫妻共同制作「涅槃図」)が特別出品される予定の「丸木位里展」を、新日曜美術館で取材したいとの申し出があったので喜ぶ。今回の目玉となる作品であり、「原爆の図」とはまた雰囲気の異なる丸木夫妻の共同制作なので、ぜひ多くの方に見ていただきたい。
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2005/10/18

葛飾区青戸の勝養寺へ  作品・資料

丸木美術館所蔵のものとは別ヴァージョンの原爆の図4作品《幽霊》《火》《水》《夜》を寄託して下さる東京都葛飾区青戸の勝養寺を訪れて、作品の梱包を手伝った。
いずれも幅2メートルを越える大作なので、半地下の展示室から搬出するためには、展示室の壁を壊さなければならない。今回は寺の改修工事に伴う寄託であり、11月なかば頃に丸木美術館へ搬入される予定。
同時に作品に関する資料もいただいた。それによると、勝養寺の先代の住職が丸木夫妻のもとを訪れて「原爆の図」の制作を依頼。門徒の方々も絵のモデルになって4点の作品が完成し、1982年3月の第8回从展(上野・東京都美術館)出品後に勝養寺へ寄贈されたとのこと。
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2005/10/15

団体来館・理事会  来客・取材

午前中、入間市H中学校PTA49名と女子美術大学短期大学92名の団体が来館。2回連続して館内説明を行う。特に女子美術大学の生徒は、丸木俊さんの後輩ということもあって、とても熱心に説明を聞いていた。
また、埼玉県立近代美術館のI学芸主幹と学芸・教育普及担当のT課長が来館し、22日(土)に同美術館のボランティア・スタッフの研修で丸木美術館を見学したいとの申し出があった。ちょうど美術館クラブ(毎月1回の工作教室)の日なので、館内を案内した後でこちらの様子も見学してもらうことになった。

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午後1時より美術館会議室で理事会を開催。M理事長をはじめ理事7名、監事2名が参加。緊急支援カンパ、松坂屋丸木スマ展の報告と、補正予算、美術館再生プロジェクトの今後についての討議などが行われた。午後4時30分には無事終了。
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