2012/7/21

神奈川県立近代美術館「生誕100年 松本竣介展」  他館企画など

午前中から地元市役所職員Kさんといっしょに、神奈川県立近代美術館葉山で開催中の「生誕100年 松本竣介展」へ。
丸木俊と同い年、そして同じ「池袋モンパルナスの画家」である松本竣介の、決定版ともいえる展覧会です。

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今年生誕100年を迎える芸術家は、俊と竣介のほかにも、画家の寺田政明、彫刻家の佐藤忠良、船越保武、映画監督の今井正、木下恵介、新藤兼人などがいます。
その誰もが、戦争が人生に大きな影響を及ぼしています。20代から30代にかけてという、働き盛りの時期に戦争を体験しているのだから、無理もありません。
他の表現者と違うのは、竣介がわずか36歳、1948年に亡くなったということです。
戦争とは何だったのかを後から長い時間をかけて考え作品化した、たとえば丸木夫妻の《原爆の図》とは異なり、戦争の時代を今まさに生きながら彼がとらえたものを、私たちは作品として観ているわけです。その点は、1946年に亡くなった靉光と共通しています。
彼らがそのときどきの瞬間に、どのように時代をとらえ、何を表現しようとしていたのかを考えるのは、だから非常に興味深いところです。

展覧会はこの後、宮城、島根を経て、11月23日から世田谷美術館に巡回します。
もう一度世田谷でゆっくり、作品を観ておきたい展覧会です。
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