2012/3/31

ひっくりかえる展 ―Turning around―のお知らせ  館外展・関連企画

4月1日からワタリウム美術館で「ひっくりかえる展―Turning around―」が開催されます。
昨年、丸木美術館で個展を開催したChim↑Pomのキュレーションによる現代美術展です。

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社会のタブーや問題に対して真っ向から立ち向かい、社会の変革を目ざして行動する表現者を紹介するという挑戦的な企画展。
壁を挟んで対立するパレスチナ人とイスラエル人のポートレイトをその壁に貼ってしまうフランス出身のJRや、街頭でパトカーを燃やしてしまうロシアのアート集団ヴォイナ、反資本主義のカナダの雑誌「アドバスターズ」など……ときに「お騒がせ」との批判を受けたり、騒動にまきこまれることも恐れないセンセーショナルな作家たちとともに、なんと、1950年代はじめの米軍占領下に行われた丸木夫妻の原爆の図巡回展の映像や資料が展示されることになりました。

原爆がタブーだった時代に、芸術によって圧力に立ち向かった丸木夫妻の仕事を、Chim↑Pomは自分たちの「先駆者」として位置づけ、展覧会の導入に紹介するようです。
60年という歳月を越えて、丸木夫妻の仕事がこうしたかたちで若者たちに“再発見”されること自体、何だか“ひっくりかえる”ような思いもあります。
ともあれ、従来の丸木夫妻の展示とはかなり趣きが異なるものになりそうです。
(最初に展示品借用の話があったとき、Chim↑Pomの卯城くんには「それで……イケてるように展示したいんすよ」と言われました。丸木美術館はイケてなくてごめんなさいね)

《原爆の図》そのものは展示されませんが、巡回展当時の様子を記録した貴重な映像や、実際に輸送に使われた原爆の図を収めるための木箱(おそらく初公開。この木箱を見たことがある人はほとんどいないのでは?)が会場で公開される予定です。
イケてる丸木夫妻の展示を、ぜひお見逃しなく。
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