2012/2/29

テレビ埼玉“NEWS930”特集「丸木俊展」  TV・ラジオ放送

午後9時30分からのテレビ埼玉のニュース番組“NEWS930”の特集で、「生誕100年丸木俊展」が取り上げられました。
5分間ほどの番組の内容を、以下に書き出してみます。

   *   *   *

小室早弥香アナウンサー(スタジオから)
特集です。今年は《原爆の図》をはじめ、多くの作品を残した画家・丸木俊の生誕100年を迎えます。87年の生涯を振り返る企画展を紹介します。

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  【映像】《アウシュビッツの図》

丸木俊さんは、夫の位里さんとともに20世紀の人間が犯した過ちを、大胆な構図と筆づかいや細密な描写で表現してきました。

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  【映像】《よこたわる母子像(原爆の図)》

東松山市の丸木美術館では、今、俊さんの生誕100年を記念する企画展が開かれています。

  【映像】展覧会場風景、《水俣・原発・三里塚》、丸木俊の写真など

俊さんは、87年の生涯で、《原爆の図》をはじめ、アウシュビッツや水俣、沖縄戦など、歴史や社会問題をテーマに取り組んできました。
しかし、その人柄は、意外にも気さくだったといいます。

丸木ひさ子さん(流々庵の前で)
お客さん来てもね、いらっしゃいという感じで、ここでよく絵を描いていたんですけど、そんなに気難しいという感じではなくて、話しながらもね、絵を描いてましたし、一杯飲んでいけみたいな感じで、ご飯食べたりね。

  【映像】丸木俊の写真など

岡村(企画展示室にて)
俊さんの場合は、何と言っても、人間を描く画家だったということが言えると思うんですね。
人間の暮らしが好きで、人間がずっと語り継いできた物語が好きだった、というのが絵を見ているとすごく良く伝わってくるんですね。

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  【映像】《裸婦(解放されゆく人間性)》

小室アナウンサー(ナレーション)
《裸婦(解放されゆく人間性)》は、大地にしっかりと足をつけた、たくましい女性の姿を表現した代表作です。

岡村(作品の前にて)
この作品は戦後すぐに描かれた、原爆の図より前に描かれている戦後の記念碑的な作品だと思います。
俊さんは女性の社会的な解放運動のなかでも先頭に立って活躍してきた方なので、その当時の新しい時代を自分たちで作っていくぞ、という気持ちが絵の中にあらわれているんじゃないか。
俊さんの精神の自画像なんじゃないかと思います。

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  【映像】《ヤップ島》

小室アナウンサー(ナレーション)
《ヤップ島》は、ミクロネシア旅行中に出会った現地の人びとを描いた一枚です。
一見、俊さんの作風に合わないと思われるこの絵に、丸木俊のルーツが感じとれると岡村さんは語ります。

岡村(作品の前にて)
それぞれの土地で、地面に根ざしてしっかりと生きている人たちに対する優しい眼差しが俊さんにはあった。その大切な人間の暮らしが、たった一発の爆弾で破壊されてしまったということに対する怒りが、《原爆の図》を描かせている。
という意味では、俊さんの原点、人間に対する鋭い観察力とか深い愛情の眼差しが、こういう南洋の絵のなかにあらわれてきている。

  【映像】丸木俊のVTRなど

小室アナウンサー(ナレーション)
震災と原発事故。その翌年に迎えた生誕100年という節目。俊さんは今の時代に何を思うのでしょうか。

岡村(企画展会場にて)
こういう時期に俊さんの生誕100年を迎えて、再び注目を集めるというのは、何か大きな巡り合わせなんじゃないかという気もするんですね。

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  【映像】《炎の母子像》

俊さんの場合、本当に生きること、描くこと、社会を見ることというのが、つながっていたと思うんですね。それを残された作品のなかから、感じとってもらえたらという気がします。

丸木ひさ子さん(流々庵の前にて)
ずっとチェルノブイリの事故があって、もちろん原爆もあって、本当に放射能の恐ろしさをずっと言い続けてたのね。

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  【映像】《水俣・原発・三里塚》
  テロップ「《水俣・原発・三里塚》(1981)では放射能被害の脅威が描かれている」

今、子どもたちのこととかすごい心配しただろうと思います。人のいのち、ですかね。
やっぱり、丸木位里も俊もただひたすらそれを思ってそれを描いたという一生と思うので、やっぱり、人のいのちを大事にするということを強く感じてもらえたらと思います。

  【映像】丸木位里・丸木俊のVTR、写真など

   *   *   *

限られた放送時間のなかで、とても心に残る番組を制作して下さったS記者はじめスタッフの皆さまに、心から御礼申し上げます。
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