2012/2/10

生誕100年丸木俊展会場風景  企画展

いよいよ「生誕100年 丸木俊展」の展示がすべて完了しました。
あとは展覧会初日を待つばかりです。

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今展では、2階の小展示室に「俊とちひろ」という章を設けて、丸木夫妻のもとでデッサンなどの勉強を重ねた絵本画家いわさきちひろとの交流に焦点を当てた展示をしています。
ちひろ美術館のご協力によって、ちひろのデッサンや絵本原画など10点のピエゾグラフ(複製画)を展示させて頂いています。

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1階の最初の展示室では、「俊と位里」と題して、俊が初めて位里の個展を訪れた際に出品されていた作品《雲》(1939年第1回丸木位里・船田玉樹個展出品作、上写真左端)や、俊が描いた位里の肖像画、俊の影響を受けて位里が描いた戦後の油彩画の自画像や人物デッサンなどを紹介しています。

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次に続くのは、「俊とスマ」の部屋。お互いを描いた肖像画や、二人で連れ立ってスケッチに出かけたという三滝寺の二重の塔を描いたスマの絵などを展示しています。
俊は結婚後も「赤松」姓を名乗っていましたが、1956年のスマの死をきっかけに“女絵かき”の後を継ぐという決意を込めて「丸木」姓に変えたほど、スマのことを尊敬していたのです。

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さらに続く部屋は、俊が若い頃に訪れたロシアや南洋群島の絵を集めた「異国を描く」の章。
北国と南洋という対照的な作品ですが、異国情緒あふれる油彩画がならびます。
俊はこれらの作品によって、画家としての第一歩を踏み出していったのです。

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そして、今回の展覧会のチラシの表紙に掲載した油彩画の大作《裸婦(解放されゆく人間性)》が正面の壁にひときわ存在感を放つ「社会を描く」の章に続きます。
この部屋には、俊の個人制作の油彩画《原爆の図》や、60年安保の樺美智子さんを題材にした作品などがならびます。

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最後の大きな展示室は、「人間を描く」、「絵本を描く」というふたつの章で、俊の画業の集大成に迫ります。《原爆の図デッサン》20点や数々の絵本原画から、俊の人間に対するたしかな眼差しが浮かび上がってくるのではないかと思います。

館内はたいへん寒いですが、本当に見応えのある展示になっています。
多くの方のご来館を心よりお待ちしています。
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