9月17日(土曜日)連休初日に出掛け、残りを仕事と休養に充てるつもりで腰に難が有る状態で出かけました、当然車から降りたら即釣りを始められる場所になりますが、最終釣行と成りますのでそれ相応の渓を選ぶ必要が有ります。
やむなく利根漁協管轄で最西端の沢をピックアップし、朝4時起きで向いました。
現地に6時に到着しました、気温14度晴れ、水温14度、絶好の釣り日和です。
何時もの仕掛けですが、ライン長を1.2mに詰め錘は軽めのBで臨みました。
車から入渓まで1分なので楽です、幸い古い踏み跡のみで場荒れはない様です。

ワクワク、ズキズキしながら開始です、早速お決まりのリリースサイズの山女魚が掛ります、リリースサイズなのにとても生意気な引きをするのが岩魚と違うところです、暫らく山女魚君達を相手に遡行を楽しみました、今年も私との勝負に勝った渓魚達は数知れませんが、勝負に勝ったご褒美に餌が貰えるのも餌釣りの良い処と自負しています。

腰に負担をかけないようにノンビリと釣り上がりました、これで最後なんだなーと言う思いが毎年では有りますが、やはり淋しい気持ちです。
それでもまずまずの山女魚にも会えてご機嫌ですが、やはり岩魚の顔が見たいです。

そろそろと思っていた時でした、当たりに違いが伝わってきました、良し!上げて見ると21cm位のレギュラーサイズの岩魚です、これでなくてはいけません、綺麗な里山源流岩魚です。

この岩魚に魅了されて人里離れたこんな場所に一人で居る自分を見詰ますと、岩魚に対する浪漫を考えさせられます。

たかが岩魚、されど岩魚、実に魅力のある美しい渓魚です、それは最上流部の澄んだ水に棲息するからなのでしょうか。
暫らく岩魚と戯れて群馬のシーズンに終止符を打ち、一人ノンビリ沢の水で炒れたコーヒーを味わい納竿としました。
今年半年間私に鋭気を授けてくれた渓に感謝し、渓を後にしました。

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