
演奏中は撮影禁止だったので残念ながら自分では撮影できず、この写真のみ川口さんのFBから拝借しました。

1895年(明治28年)ドイツの建築家リヒャルト・ゼールの設計によって完成した千葉教会。

19世紀のベーゼンドルファー、フォルテピアノのコンサート。

ウィーンの国連機関にお勤めの個人の方が40年前に購入されたものを大修復してお披露目。小林定喜氏は、ベーゼンのグランドとアップライト2台を日本に持って来られたとか、、先見の明があるな〜♪ 普通では考えられない「びっくり仰天」だけれど、文化的で少し余裕のある方は、このようなお金の使い方をしてほしいな。

非公開の特別公演に、川口さんのご厚意で招待して下さって、ピアノから3mも離れていないような位置で、心が洗われるような、生きる気力を頂いたような素晴らしい時間でした。終わった後も、暫くそこに留まりたい、、今までも素晴らしい演奏会に何度も行ったけれど、、ホール全体に響き渡るベルリンフィルの演奏会、ヴェネツィア、サンヴィダル教会でのヴィヴァルディ。でも一番心に沁みたのは今日のコンサートでした。

フォルテピアノとモダンピアノ。どうして音色が違うのかしら、、と、素朴な疑問を調律師さんに聞いたら、手作業だからではないかと、、 全然違う物では?と思っていたけれど、ヴァイオリンと同じように当時の材木が良いのか、、手作業というだけで、これだけ違う響がでるのだろうか、、

元々、漠然と、このようなピアノの響が好きだった、、素人考えでソフトペダル多用したり、、フォルテピアノというものがあったとは、、今更ながら・・長生きしたい、、

小さな旧い教会で聴く川口さんの音楽。音に対する愛情が素敵で、旧いベーゼンの響が心地よかったけれど、後半のソナタ2番あたりになると、川口さんの音楽が全面に出て、楽器がどうのこうのではないような気がしてきた、、 ヴァイオリニストは楽器から得るものがあり、実力のある人だと、たいして良くない楽器でも良い音を出す。この人のモダンピアノも聴きたいと思いました。

ベーゼンも、フォルテピアノも買えないけれど、その音のイメージを持って練習しようと思いました。来年の勉強会にはピアノを弾きます。(公示することで自分にプレッシャーをかける私のやり方です)

⤴ これは今後の勉強の為に。

翌日の読売新聞千葉版。
15年ほど前、ドイツ、バーデンバーデンのブラームスの住んでいた家を訪れた時、ベットの小ささにびっくりしたことがあった。本や楽譜の中の作曲家、頭の中でわかっているだけでは実感が沸かない。昔の旅行を思い出して、ピアノの写真を、、

シューマンの家

ベートーヴェン(1)

ベートーヴェン(2)

バッハ(1)

バッハ(2)