ピアノを弾いていて、大きな音を出しているつもりなのに、聴き手に「大きな音」として響かないことがあります。 豊かな大きな響。 それは、聴き手に心地よく響かなくてはいけなくて、ただ物理的に大きな音がでていても拒否されてしまう、、 大きな音とは感じてもらえない。
人と話をしていても、一生懸命聞いていたり、好きな話なら耳に入るのに、興味のないこととか、嫌な話だと素通りしてしまう、、 わざとではなくて、本当に聞こえてこないのです。
人間の健在意識というのは、潜在意識の 1/10位なのだそうです。 潜在的には、ありとあらゆる情報が入っているのに、そのほとんどが使われていない。 それらを、如何に引き出すことが出来るか、、
ですから、子供のおけいこにしても、私達の勉強にしても、先生や母親のアドヴァイスを、その時きちんと受け止めてくれたら言うことはないけれど、もし、その時、素通りしてしまっても、潜在的には子供の中に入っている訳で、練習をしていれば、いつか出てくることもある訳です。
たとえば、目の見えない方などは、色々なものをイメージしなくてはいけないから、脳の中の、あらゆるものを総動員して、ひとつのものをイメージしますよね。 音楽を奏する時、もっと、こういうこと、イメージトレーニング、必要ですね。
人間って凄いなー、、と思います。 不思議、、 五感以上の、第六感、火事場のクソジカラ、、(アラ、失礼!) でも、こういうもの、確かにあって、芸術とか哲学って、この不思議な世界への入り口のような気がしますが。。