「富士山日記2010 第二回」 富士山日記
僕がその時目にした母親は、
それから5年後の今の僕の心にも、
変わらず住み着き続けています。
一歩足を踏み出すのだって、
自分の身一つでも登るのは一苦労、
何度も荷物が邪魔か考えた。
そんな中その彼女が背負っていたのは、
10歳くらいの自分の息子と、
その子と自分の荷物でした。
一歩一歩ゆっくりと、
ただ頂上を目指し、
テンポを変える事なく、
登っている姿。
僕は同じ様に息子を背負って登れるだろうか。
きっと通常の生活に置ける心境では、
逆に体が危険だとか、
引き返すべきとか、
富士山登山で考えるべきではないとか、
いくらでも回避する考えは持てると思います。
でも僕は自分の足で確かめる事しか選べませんでした。
今日登ろう。
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それから5年後の今の僕の心にも、
変わらず住み着き続けています。
一歩足を踏み出すのだって、
自分の身一つでも登るのは一苦労、
何度も荷物が邪魔か考えた。
そんな中その彼女が背負っていたのは、
10歳くらいの自分の息子と、
その子と自分の荷物でした。
一歩一歩ゆっくりと、
ただ頂上を目指し、
テンポを変える事なく、
登っている姿。
僕は同じ様に息子を背負って登れるだろうか。
きっと通常の生活に置ける心境では、
逆に体が危険だとか、
引き返すべきとか、
富士山登山で考えるべきではないとか、
いくらでも回避する考えは持てると思います。
でも僕は自分の足で確かめる事しか選べませんでした。
今日登ろう。

富士山日記2010 第一回 富士山日記
大昔の宿題を今更提出するわけでもありませんが、
自己に反する為、富士山日記を再開する事にしました。
2010年の今年8月31日に登った富士登山に、
2005年の富士登山を比べてみようと思います。
大きな違いはそもそもの計画日でした。
2010年8月31日。午前8時
数日ぶりに連絡が取れた父。
連絡がつかなかった理由は富士山頂にいた為でした。
通話が終わった携帯電話で今度は妻へ。
これから富士山に登りたいと。
僕の目に浮かんでいたのは5年前に見た御来光でも、
富士の景色でも、頂上で食べた赤いきつねでも何でもありません。
登山中にみかけた子供を背負った、
見ず知らずの母親でした。
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自己に反する為、富士山日記を再開する事にしました。
2010年の今年8月31日に登った富士登山に、
2005年の富士登山を比べてみようと思います。
大きな違いはそもそもの計画日でした。
2010年8月31日。午前8時
数日ぶりに連絡が取れた父。
連絡がつかなかった理由は富士山頂にいた為でした。
通話が終わった携帯電話で今度は妻へ。
これから富士山に登りたいと。
僕の目に浮かんでいたのは5年前に見た御来光でも、
富士の景色でも、頂上で食べた赤いきつねでも何でもありません。
登山中にみかけた子供を背負った、
見ず知らずの母親でした。

富士山登山日記第七回 富士山日記
道を間違えた事に気づき、八合目の山小屋まで戻るが
裏側に出てしまい、寒さと、空腹と、疲れの為へたれ込む。
震えが止まらぬ手で寝袋を出し、
寝袋に入り、
星空を見ながらギターを弾く。
震えで上手く弾けない。
なんとも言えない気持ちでした。
疲れたし、こうして居れるならずっとこうして富士山の一部になってもいいかなと思いそのまま眠りに入ってしまいました。
寒い所で寝る事はとても危険な事です。
それを身を持って知る事になるのは、このすぐ後の事です。
目を覚ました時から地獄の始まりです。
寝ている時にかいた汗が冷えて、
体は冷め切ってしまっていました。
急いで荷物を纏めてなんとか八合目山小屋まで戻り、
また缶コーヒーで暖め直し体温を戻す為登り始めました。
頂上の山小屋までは休んではいけない。
ただそう決めて歩き続けました。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
☆ここでお知らせです☆
8月19日
横浜の7thアベニューで「あうん」のサポートとして
BASSで参加します。
詳しくはこちらです。http://www2.big.or.jp/~7th
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
10歩登っては休み。
5歩登っては休み。
八合目の失敗を心にただひたすら登り続けました。
物事を意見するには、それを形にしてからではなくてはいけません。
その一つとしてこの富士山の登山がありました。
ただそれだけを思い、
ここは自分の為に。
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裏側に出てしまい、寒さと、空腹と、疲れの為へたれ込む。
震えが止まらぬ手で寝袋を出し、
寝袋に入り、
星空を見ながらギターを弾く。
震えで上手く弾けない。
なんとも言えない気持ちでした。
疲れたし、こうして居れるならずっとこうして富士山の一部になってもいいかなと思いそのまま眠りに入ってしまいました。
寒い所で寝る事はとても危険な事です。
それを身を持って知る事になるのは、このすぐ後の事です。
目を覚ました時から地獄の始まりです。
寝ている時にかいた汗が冷えて、
体は冷め切ってしまっていました。
急いで荷物を纏めてなんとか八合目山小屋まで戻り、
また缶コーヒーで暖め直し体温を戻す為登り始めました。
頂上の山小屋までは休んではいけない。
ただそう決めて歩き続けました。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
☆ここでお知らせです☆
8月19日
横浜の7thアベニューで「あうん」のサポートとして
BASSで参加します。
詳しくはこちらです。http://www2.big.or.jp/~7th
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
10歩登っては休み。
5歩登っては休み。
八合目の失敗を心にただひたすら登り続けました。
物事を意見するには、それを形にしてからではなくてはいけません。
その一つとしてこの富士山の登山がありました。
ただそれだけを思い、
ここは自分の為に。

富士山登山日記第六回 富士山日記
山小屋のトイレの脇を抜けると広い道。
しかも大分先まで続いています。
雪が富士山の溝に沿って残っていて
それを見た為か寒さが身に凍みて来ました。
それどころか道が途切れました。
次の道はどこだろう。。。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ここでお知らせです
9月14日の水曜日は『悟空と活源』のライブが
渋谷「WESTEDTIME」(ウェステッドタイム)であります
出番は20:20予定になります。
詳細はこちらですhttp://www.wastedtime.jp/
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
引き返すのにも八合目の山小屋から大分離れてしまいました。
寒さと疲労で歩く事もままならなくなりました。
もう歩けない。
そこで僕はすべてを諦めました。
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しかも大分先まで続いています。
雪が富士山の溝に沿って残っていて
それを見た為か寒さが身に凍みて来ました。
それどころか道が途切れました。
次の道はどこだろう。。。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ここでお知らせです
9月14日の水曜日は『悟空と活源』のライブが
渋谷「WESTEDTIME」(ウェステッドタイム)であります
出番は20:20予定になります。
詳細はこちらですhttp://www.wastedtime.jp/
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
引き返すのにも八合目の山小屋から大分離れてしまいました。
寒さと疲労で歩く事もままならなくなりました。
もう歩けない。
そこで僕はすべてを諦めました。

富士山登山日記第五回 富士山日記
完全に富士山は舐めていました。
そう気づいたのは旧七合目の後です。10歩歩いては動けなくなり、後方の登山者に道を譲るようになりました。
懐中電灯の明かりも先を照らしていたものも、
ついに足元に。そこでようやく八合目にたどり着きました。
自動販売機に誘われコーヒーを…
350円…
タバコ以上です…
それを飲み干し意識は朦朧となりながらも歩き始めました。
間違いだと知らずに…
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そう気づいたのは旧七合目の後です。10歩歩いては動けなくなり、後方の登山者に道を譲るようになりました。
懐中電灯の明かりも先を照らしていたものも、
ついに足元に。そこでようやく八合目にたどり着きました。
自動販売機に誘われコーヒーを…
350円…
タバコ以上です…
それを飲み干し意識は朦朧となりながらも歩き始めました。
間違いだと知らずに…

富士山登山日記第四回 富士山日記
新七合目と元祖七合目と進むにつれ、道は険しくなる一方になります。
ハエ、よりハチが目立ち、
ハチの羽音が少なくなると、
生物の気配は人間だけになりました。
それに完全に暗くもなって来ました。
次休む事を考えながら、
高山病や具合の悪くなった人達や、その人達の仲間の方を尻目に、ただひたすら登って行きました。
新七合目過ぎたところで食べたカロリーメイトはとても美味しかったです。しかしそれがこの旅の決定的なミスへと繋がるのです。
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ハエ、よりハチが目立ち、
ハチの羽音が少なくなると、
生物の気配は人間だけになりました。
それに完全に暗くもなって来ました。
次休む事を考えながら、
高山病や具合の悪くなった人達や、その人達の仲間の方を尻目に、ただひたすら登って行きました。
新七合目過ぎたところで食べたカロリーメイトはとても美味しかったです。しかしそれがこの旅の決定的なミスへと繋がるのです。

富士山登山日記第三回 富士山日記
7合目の山小屋前でやっと一服。暮れて来たので山小屋に泊まり始める人達が目立つ。
2人目のライターがつかない人に遭遇、火を貸してあげる。
(電子式の100円ライターは酸素が薄い所為か着きが悪い様子です。)
その人は夫婦で登られている様で、
「お一人ですか?」
に返事をした僕を気の毒そうに見ていました。
その人達は山小屋に。
僕は旅路に戻りました。
そこでの判断が僕を苦しめる結果になろうとはその時の僕は想像もつきませんでした。
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2人目のライターがつかない人に遭遇、火を貸してあげる。
(電子式の100円ライターは酸素が薄い所為か着きが悪い様子です。)
その人は夫婦で登られている様で、
「お一人ですか?」
に返事をした僕を気の毒そうに見ていました。
その人達は山小屋に。
僕は旅路に戻りました。
そこでの判断が僕を苦しめる結果になろうとはその時の僕は想像もつきませんでした。

富士山登山日記第二回 富士山日記
歩き出してすぐに6合目の山小屋になる。
本来のコースはここからと言う感じになるらしい。
6合目からはトイレが有料になりますが下で済ませたのでそのまま通過。
富士宮口は登山者も下山者も同じコースなので、
譲り合うのがルールらしい。
知らない人でも挨拶してくれるのでなるべく元気に返します。
7合目にたどり着くと疲れが目立って来ました。
ipodで誤魔化そうとここから聞き始めます。
やっぱり自然の前では自然の曲が一番合います。
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本来のコースはここからと言う感じになるらしい。
6合目からはトイレが有料になりますが下で済ませたのでそのまま通過。
富士宮口は登山者も下山者も同じコースなので、
譲り合うのがルールらしい。
知らない人でも挨拶してくれるのでなるべく元気に返します。
7合目にたどり着くと疲れが目立って来ました。
ipodで誤魔化そうとここから聞き始めます。
やっぱり自然の前では自然の曲が一番合います。

7月の富士山登山の事をやっと書きます 富士山日記
朝友人宅で起きそのまま奥津川のキャンプ場所に。
綺麗な川と肉→ビール→肉のループが夕方まで続き、
バーベキューを楽しんだあとそのまま奥津の駅へ。
奥津から静岡駅に向かい、リムジンバスで富士山へ。
17:15
富士山富士宮5合目に到着。
一階が食堂だったのですが、その値段に食欲も失せ軽く準備をした後でそのまま登る事にしました。
17:20
登山開始
(つづく)
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綺麗な川と肉→ビール→肉のループが夕方まで続き、
バーベキューを楽しんだあとそのまま奥津の駅へ。
奥津から静岡駅に向かい、リムジンバスで富士山へ。
17:15
富士山富士宮5合目に到着。
一階が食堂だったのですが、その値段に食欲も失せ軽く準備をした後でそのまま登る事にしました。
17:20
登山開始
(つづく)
