こどもの日  

何故子供がひらがな表記なのか。
それは子供の為の日なので小さなこどもにも読めるよう、
配慮されているという事なのだと思います。


僕の幼少の頃の出来事は人に話すと驚かれますが、
もっと家庭環境が大変な人も居ますし、
自分が特別不幸だと考えた事はありません。


目を閉じて小学校に入る前を思い浮かべると、
髪の毛を掴み合う両親の姿。


父に会えるのは年に数回程度で、約束もよく破られました。
ある約束の日を迎え、
僕は一緒に遊んで欲しいおもちゃを並べたり、
そわそわ家の外で待ってみたり。
まあその日はだいたい来なかったものです。


僕は幼いながらに、おねだりしたものが悪いからかと、
なるべく価格の安いものを考えたりしました。
父はキャンピングカーやバイクを乗り回していましたし、
経済的に大変であったわけでないと思いますが、
なぜかそういう風に考えていました。


ある夜、物音で起きると、
母と父は髪の毛を掴みあっていました。
父は喪服でたまたま近くに来たからと、
母は僕が待っている姿を見ていたからか、
約束も果たさない、手ぶらで来る父が許せなかったのだと思います。


父は物ではなく会いに来る事が大切だと。
母は約束を守る事が大切だと。
数日後、僕が欲しがっているおもちゃを、
母が買ってくれました。


どちらも正しいし、どちらも足りません。
その頃の両親と同じ世代となり、息子も生まれ、
そうした経験もよかったのかと、

今はそう思います。


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