Y: ヒロちゃん、兄弟何人なの?
ヒロさん: 妹と二人。
Y: あー。そぅ、兄貴がいる感じがしたなー。
ヒロさん: サーフィンに、明け暮れてたかな、って感じ。
Y: あの時代にさぁ、あんまりいなかったよね。多分。
ヒロさん: でもねぇ、何か別に、たまたまそぉいう話があるだけで、多分みんな、こぉいう風にあると思う。やってた人は、ねぇ?昔も、今も。
Y: そぉだねぇ、別に店やろぉと思ってやってぇへん。波乗り。
ヒロさん: そぉそぉ〜。
Y: 何かのきっかけで、引き込まれてって、段々。
ヒロさん: そぉ〜、小山さんのお店には、憧れてましたねぇ。「綺麗なお店だなぁ〜♪」って、すごい綺麗だったしぃ。
Y: 一緒、一緒。あの当時ねぇ、小山さんの店は『店らしい店』だったもん。
ヒロさん: ねぇ〜!
Y: あの頃は、ほったて小屋だったもん。
ヒロさん: ウフフフフ。
Y: 小山さんとこ、広くてぇ、天井高くてぇ、見に行った時に「うわ!格好イイな、この店!」と思ったモン。
ヒロさん: そぉ、板もすごく綺麗に並んでて。
Y: そぉそぉ。だってあの頃は、小山さんとこは大きさで言えば大きかったもん。
ヒロさん: そぉですよねぇ。
Y: あの頃のサーフショップって、このスペースぐらい、だったでしょぉ?ゴチャゴチャで。
ヒロさん: うーん。でもホントに、小山さんにはお世話になった。
Y: そぉだね。俺もお世話になってるよ。
ヒロさん: すごい、良くしてもらってましたね。
M: 小山さんって、でもそぉいうのを感じさせないというか、ヒョウヒョウとしてますよね。
ヒロさん: 「小山さんのこと好き」っていう人、多いんじゃないですか?
M: ファンが、ついてるんでしょうねぇ。
ヒロさん: で、ノンビリしてるから。
Y: そぉか、それがプロになるきっかけだったんだ。
ヒロさん: そぉですね。なってからそんなだったから、苦労しましたけどねぇ。なってから、ホント勝てなかったからぁ。一番最初の試合でぇ、五番だったんですよ、いきなり。で、「なんだ、簡単じゃーん」みたいに、思ったらぁ、そん時多分、レギュラーだったと思うんだけど、波が。宮崎で。で、それからぁ、もぉイチコケの連続、ずぅぅーっと。でぇ、全然勝てなくてぇ、三年ぐらい。「もぉ、やめたーい!」と思って、こんなのぉ〜。
Y: うん。ちょっとキツイ。。。スランプだな。
ヒロさん: 結果を出したいっていうか、まぁ、勝ちたいしぃ。何か、「何のためにやってんだろぉ?こんなに負け続けてー」って。でもノリさんも、すごい応援してくれたから、いつも大会の度にぃ、あの「後ろで寝てけよー」みたいな感じでぇ、千葉まで。自分がもぉ、夜通し運転してぇ。
M: ノリさんは、その時はもぉシェイプしてらっしゃったんですか?
ヒロさん: うん、その時はねぇ、もぉ瀬戸に帰って来て、やり出した頃だったからぁ。ノリさん、板削ってぇ。
Y: え、ノリ君って、高校どこぉ?
ヒロさん: ノリさんはねぇ、東海工業。
Y: あー、そぉかぁ。
ヒロさん: で、電子通信工学院っていう、何か。
Y: あぁ、なるほどなぁ。分かる分かる。
ヒロさん: 専門学校行ってぇ、でそれから最初は電気屋に就職したけど、一年。すぐ辞めてぇ、その金型の仕事にいったみたい。
M: ノリさんって、結構「保守的な感じなのかなぁ〜。。。」なんて、思ってましたけど。
ヒロさん: ノリさんはね〜、結構テキトーだったんじゃないかなぁ?
M: アハハ。
ヒロさん: 「カリフォルニア行きたいから、仕事辞めちゃおー」みたいな。
M: へぇぇぇ〜!
ヒロさん: で、私がノリさん選んだ理由もぉ、あのー、すっごい、カリフォルニアに行きたかったの!私!
M: まっ、まさかっ?
ヒロさん: でぇ。
M: そのために?
ヒロさん: あっはははは!ノリさん何かぁ、すっごいお金持ってたのー。その頃その金型屋で働きながら、多分彼女もずっといなかったしぃ、パチンコが趣味なぐらいでぇ、だから〜、何か結構お金貯めててぇ。で、「カリフォルニア行こ」みたいな、「どっか行こ」みたいな感じだったから。で、カリフォリニア何回も行ってて、話し聞いてて、「アタシも行きたいなぁ〜」と思って。“結婚すれば行けるかなぁ?”って。アッハハハハハ!!
M: マヂですかっ!?スゴイ!ヒロさんっ!
ヒロさん: そぉいうのもあってぇ、「じゃ、新婚旅行はハワイに行ってぇ、カリフォリニアねぇ〜♪」っていう感じで。
M: 条件ですか?
ヒロさん: ある意味ねぇ〜。
Y: それだけじゃないね、結婚は?でもノリ君は、男気あるよ。
ヒロさん: ハイ。
Y: そぉいやさ、あの板の名前って、『コホ』ってさぁ〜、カリフォルニアのコホのポイントの名前から取ったんだよね?多分ねぇ?
ヒロさん: そぉそぉそぉそぉ。そぅなんですよ。その頃は、「カリフォルニア一番!」みたいな感じで。ノリさんが言ってた、そのホントに、マックが250円とかで、1ドルが250円とかの時代だからぁ。
M: そぉですよねぇ〜。
ヒロさん: メチャメチャ高い時。
Y: へぇぇぇ〜!あれ、千種に出した時って、90年ぐらいに出したんだっけ?
ヒロさん: っとー、12年〜、やってたからぁ、去年までで12年だから。
Y: 去年が2008年だから、そっから12引くとぉ。
ヒロさん: 何年?96年?千種は12年、やってましたね。その前に、瀬戸でやってましたね。
Y: うん、やっとったね。
ヒロさん: うーん。今年でだからぁ、20〜、3年目ですかねぇ〜。
M: 結婚されたのは、25年前なんですよね?
ヒロさん: うん。
Y: でもそれから、結構トントン拍子で来てんジャン。
ヒロさん: あー、でもねぇ、ほぉぉんとトテキトーな店だったのー、一番最初のところなんて〜。
M: その瀬戸のお店ですか?
ヒロさん: 瀬戸でぇ、ファクトリーのとこ、のぉ。一番最初、ガレージシェイプでぇ、家のガレージをシェイプルームにして、一部屋だけで。でー、「友達に板作る」ってゆう感じでやりだしてぇ(笑)、「じゃ、店もあった方がイィよね?」っていう感じでぇ、でー、「店はどっか借りる?」「とりあえず通り沿いがイィんじゃない?」って。
M: フフフフフ。
ヒロさん: で、通り沿いのぉ、瀬戸の、にぃ、ほったて小屋みたいな中古のプレハブを建てて、あのぉ〜、仮設のトイレみたいのをポンと置いてぇ、で来るのはもぉ、高校生。「スケボーやりたーい」っていう少年だけ?
M: へぇぇ〜。
ヒロさん: みたいなところで、ホンットにテキトーにぃ、3時くらいからポンとやったり?でも今もぉ、来てる子がいる、瀬戸のお客さんで。
M: すごーい!
Y: いや、逆にぃ、その頃のお客さんの方が、浮気しないよ。
ヒロさん: うーん。そぅですね。
Y: ぶっちゃけ、ズーッと来てるよ、ウチでも。
ヒロさん: ですよねぇ?
Y: ホントに。感謝してるよ、その人達のおかげ。
ヒロさん: 続けてる人は。
Y: 続けてる人は。でぇ、復活するヤツもまた戻ってくる。間が空いて。
ヒロさん: そぉだよねぇ〜。
Y: 自分が若かった頃の人の方が、ずっといる。
ヒロさん: で、一番最初のとこなんか超テキトーでぇ、で、二回目のところは「ちゃんと、ファクトリーと店と一緒になったところを作ろう」ってなって、それも中古のプレハブなんだけどぉ、作ってぇ、でそん時はまぁ、一応『店〜』みたいな感じになったんだけど、そこもぉ、“大会なんで、三日間お休みです”って張り紙したりぃ〜、“今日は海行ってますので、営業は6時から”とか?もぉ、そんな張り紙でぇ、テキトーにやってる感じだったんだけどぉ。でもその頃が〜、一番結構サーフィンブームだったと思う。
Y: そぉだねぇ〜。
ヒロさん: そぉですよね。
Y: みんな張り紙してあった、店に。「海に行ってきます。何時頃帰ります。」って!
ヒロさん: だから、結構それでもー、お客さんそこそこ来てくれて〜、で、私もプロで一生懸命やってた頃だったからぁ〜。で、何かその、お姉ちゃんが、名古屋でずっと、松坂屋の衣料品、紳士服とかで働いてる人だったから、ノリさんのお姉さんがね。
Y: うん。
ヒロさん: バリバリやり手だったからぁ、で、自分も店やり出してー、もぉ結構何年かやってたからぁ、「自分の店?瀬戸じゃダメダメ〜!」とか言って、「名古屋に来なきゃ、ダメだってー!」って言われて、「アタシがいい物件見つけて来てあげるわー」って言ってぇ、って今のとこ星ヵ丘のところをぉ、「空いてたからここでやれ」って言って。で、「最初お金かかるけど、絶対名古屋と全然売り上げ違うから、こっちでやった方がいいって」ってー、思い切ってそっちに変わってぇ、でもぉ、そのちょぉどサーフィンバブルん時と重なったから。
M: 星ヵ丘に変わって、やっぱり全然違いました?
ヒロさん: うーん!全然違ぁ〜う!「こぉんなに名古屋のお客さんって買うんだぁー!」って。
M: ってことは、瀬戸では相当。。。
ヒロさん: うん、瀬戸はホントに、知った顔しか来ないしぃ、シブイしぃ。「まけろ」とか言うしぃ。
M: そんなに違うんだぁ〜。
ヒロさん: うん、違ってた。
Y: でもイイ場所で出したよな。
M: 駅も近かったし。
ヒロさん: でもね〜、二階だしぃ〜、とか、そぉいうのがどぉなんだろぉ?とか思ったしぃ。
M: あぁ〜。
ヒロさん: でもその頃は車も全然停められたしぃ。
Y: 駐禁、ウルサなかったもんな。今は、ねぇ?
ヒロさん: うーん。そぉいうのが良かったんじゃないかな〜と思って。停め放題?路側帯も結構広くてぇ、あの頃は。
Y: ヤリ手だわ、ヒロちゃんはぁ〜。
ヒロさん: いや、全然ヤリ手じゃないっすよ!お姉ちゃんが、ヤリ手なんです。
M: でも、恵まれてますよね?あとは、やっぱり「好き!」って気持ち?
ヒロさん: なんかねぇ、“儲けよう”とかぁ、そんなの全然無かった。
M: へぇぇ〜。
ヒロさん: 結局ぅ、“楽しくやりたいなぁ〜”っていうのとぉ、ま、“好きなコトで食べてければいいな〜”っていうぐらい。でもぉ、私はやっぱり、それでももぉ、サーフィンやりたいばっかりだったから、「いつ海行こう」なんて、そんな事ばっかり考えてたから。
M: アハハ!
ヒロさん: だからぁ、何だろぉ、「子供なんか出来たらどぉしよぉっ??」って考えてた。もぉ、そんな世界だもん!
M: 欲しいなぁ〜、とかは思わなかったんですか?
ヒロさん: 全っっっ然!何かそんなんでズルズルズルズルきっかけを失いぃ、で、仕事も例えば、試合も行ったら行ったで頑張んなきゃいけないし、仕事も一所懸命やらなきゃだったから、「そんな子供なんか産んでる場合じゃなぁい」とかぁ。何かそんなのが、ずっと続いちゃってぇ。ま、逃しちゃったかなぁ、っていう。
Y: 挑んだこともある?
ヒロさん: 挑んだこと、ありますねぇ。後半はちょっと。
Y: なるほどなぁ。
ヒロさん: だけど、あんま無理に、今更っていうのもあってぇ、ま、でもノリさんはぁ、「できたら欲しいなぁ〜」って言ったからぁ、まぁじゃぁ、出来ればねぇ、っていうのもあったんだけどー。だけどぉ、長年ズーッと海入ってるしぃ、出来にくいってのもあったのかなぁ?たまたまそぉいう、「出来たら産もうかな〜」っていう時にぃ、出来なかったからぁ、まぁー、無理してね、病院に行ったりなんかしなくてもぉ、それはそれで、人生なんじゃないのかなぁ?ってしててぇ。。。ま、男の人はやっぱり、欲しいんじゃないかなぁ〜。
Y: なる時期があるんじゃないの?
ヒロさん: このまんま歳を取ってねぇ?
Y: 多分、30真ん中ぐらいの時に、何か、男はそぉ思うと思うよ。本能的に。
ヒロさん: 「どぉすんのー?」とかさぁ、思っちゃうのかなぁ〜?と思って。私は何か結構、割り切ってる考え方だから〜、昔から。子供がいてもぉ、別に頼れる訳じゃないしぃ〜、ある程度、二人で健康でねぇ、仲良くできればさぁ〜、それはそれでいいんじゃないかなぁ?って言って。で、歳取ったらぁ、っていうのは、ある程度ねぇ、貯めて、でー、今なんかぁ、そのぉ、いい養護施設〜。
Y: 養護施設!ガハハハハー!
ヒロさん: 今だったらぁ、海のそばのー、海が見えるとこで?お婆ちゃんになったら、そぉいうところでボーッと海を見たりがいいかな〜って。多分!私の方が、長生きすると思うんですよね!?
Y: 多分ね。
ヒロさん: 分かんないけど。ね、そしたら一人になっちゃうじゃん、それは寂しいじゃんね、逆に。寂しいと思うけどぉ、やっぱり、そぉいうー、いい、してくれる、海の見えるトコで〜、ノンビリ過ごせたらいいかなぁ〜って。ま、漠然と(笑)。
Y: 長生きすると思うよ、あぁいうとこに住んどるで。
ヒロさん: アハハハハ!吉川さんこそ、どっか暖かい、種子島とか、温暖なところにぃ、家建ててぇ、ノンビリ暮らした方がイィんじゃないですかぁ〜?
Y: でもぉ、俺、ブッチャケ言うけどさぁ、この人とさぁ、縁があって何かなっちゃってさぁ、でも一人だったらぁ、ホントに、前も電話で言ったと思うけど、何んにもしんでもいいもん。例えば仮に、俺が70まで生きたとしても、ボヤ〜ンとしとっても、なんだけどぉ。
ヒロさん: うん。
Y: ウチはまぁ、子供が三人おるしぃ、みんな大きなったんだけどもぉ、そぉするとさぁ、これが、全くズーッと孤独でぇ、だったとしたらぁ、例えばだよ。でも子供がおるとねぇ、その先の事も考えるんだよね。
ヒロさん: そぉでしょぉねぇ。
Y: 仮に25年経つと、俺が75じゃんねぇ。するとこの人が、いくつだぁ、60か。
ヒロさん: うん。
Y: そぉすると、そっから女性が。何か長生きしそぉだが、この人。
M: アハハハ。
Y: その辺のとこもねぇ、何かねぇ、考えとかなかんのだって。やっぱりさ。
ヒロさん: うーん。
Y: だから、もぉちょっとだけ、何かしなかんなぁと、最近思うようになってきた。
ヒロさん: でもやっぱり、こぉ〜、元気なうちは、何もしないでこぉ過ごすって事は、ちょっと出来ないと思う。何かやりたくなっちゃうと思う、仕事を。
M: ですねぇ〜。
ヒロさん: 飽きると思うもん、すぐー。ブラブラしてるのって。
Y: でもサーフショップじゃぁ、どぉ考えても儲からんよ。
ヒロさん: そぉですよねぇ〜。でも、あれじゃないですか?若返りをはかれるんじゃないですか?
Y: そっかなぁ〜?。。。うーん、まさかなるとは思わんかった。
ヒロさん: ねぇー。私もビックリしたー。
Y: 俺もビックリした!
ヒロさん: オー!と思ってぇ。
Y: 俺さぁ、「止めた方がイイよ」って言ったの。
ヒロさん: あっははははは!
Y: そぉいう話をしたの、ブッチャケ言って。ホントに、年齢も年齢だしぃ。この人の年齢からいったら、まぁ4つか5つ上の人の方がいいんじゃない?って。
ヒロさん: いないもんねぇ?別に、そぉいう人〜。
M: そぉなんですよぉー!
Y: だからさ、まぁ、この身に保険掛けといて、渡そかなと。
ヒロさん: えーっっっ!?
Y: お世話になったからさぁ、こんなジジィをさぁ。そぉ思うよ、結構、最近。
ヒロさん: えー。いや、案外さぁ、長生きするよ!
M: ねー、ちょっと思ってます。
Y: いや、そぉしんと思うよ。結構ガタきとるよ、色々、こぉいうとことかさぁ。腰、肩、首。
ヒロさん: でもぉ、こぉ、半分動けなくなる方が大変だよねぇー?
M: ガタが認識できる間はまだ大丈夫なんですよ。ガタさえも分からなくなっちゃうとぉ、マズイ。
ヒロさん: そぉー、ボケちゃったりねぇ〜。何か訳分かんなくなっちゃったりしてねぇ。大変。
Y: 格好良く死にたいが、何か。だから、あぁいうの、ヤダよ、俺。自分で「何かおかしいな」と思ったりしたら、そのぉ、何かなる前に、農薬か何か飲んだろかなと思っとる。ウ○チ、壁に付けるのヤダしね。
ヒロさん: いや、それが中々出来ないんですよねぇ〜、言ってる人程。
Y: 出来ないんかなぁ〜?
ヒロさん: あの、ノリさんとこは、お父さんがやっぱりホント、もぉ、コロっと、って感じだったのね。すごい、元気な人でー、イィ人だったんだけどぉ、結構麻雀が好きでぇ、散々、夜中にやって帰って来て、大好きな天ぷらのうどおんを食べたらぁ、夜中に気分が悪くてぇ、心臓がバーって止まっちゃったの!
Y: え?そんで逝っちゃったの??
ヒロさん: うん。
Y: へぇぇ〜!それ、お幾つの時?
ヒロさん: 72歳?
Y: いいって、それぐらいならイイって。
ヒロさん: そぉですかねぇ〜。
Y: ところで、プロって何年やったの?
ヒロさん: 9年ぐらいで、止めましたねぇ〜。試合を回るのは、ほとんど。
M: 9年、って、長いですよね〜。
ヒロさん: わりかし長い方。
M: 27の時にプロになられた訳だから、30−。
ヒロさん: 6。でも何かぁ、いつもぉ、やっぱ海、私遠くのとこにいたからぁ、みんな何か、近いところに住んでる人ばっかだったからぁ、私は遠いところに居てぇ、サーフィンの練習がいつも、週に二日か三日しか出来てない練習、二日ぐらいかな?そんな、なんかそぉいうとこでは、練習量で負けてるっていう気持ちが常にあったから、そぉいうので何ぁんかねぇ、気分的に負けてるとこがあったかなぁ〜。
M: うーん。
ヒロさん: 何か私はこぉいう状況の私が、チャンピオンとかは、無理なんだろぉなぁ〜、みたいな。
M: ヒロさん達がプロになられた時期の方って、一期生くらいですか?
Y: んー、二期生かな。
M: ということは、段々浸透してくるじゃないですか、サーフィンというものが。そぉすると、もっともっと若い世代が出てきちゃいますよね?もぉ、10代のころからやってる、とか。
ヒロさん: 10代はいなかったけどー、何か、メチャクチャ上手い子が後には続いてなかった。
M: 何やら、『四天王』の時代があったとか?
ヒロさん: うんうんうんうん。だから、いつまでたっても、下が追いついてこない感じ。
Y: 80年代はぁ、サイコがもぉやっぱりダントツでぇ、あの時代は。丁度この辺がプロになりかけてる頃は、サイコは止めかけてるからぁ。
ヒロさん: そぉそぉ。平野彩子さんの残位ですね。
Y: で、海外だと、リン・ボイヤーとマーゴォバーグっていうのがおってぇ、あの時代、70年代から80年代中ごろ。
ヒロさん: そぉそぉ、で、私達の時代は、あのー、誰だっけ?カリフォリニアのぉ、度忘れしちゃった。割と最近ですよ、最近の子。
Y: リサとかじゃなくて?
ヒロさん: リサ・アンダーソン!の時代かなぁ。
Y: あー。
ヒロさん: もぉリサ・アンダーソンが、一世風靡してた。
Y: でも今役に立ってると思うよ。今って言い方、変だけどさぁ。その、女性が増えてきたじゃんねぇ、サーフィン。昔なんておれせんかったがぁ?
ヒロさん: そぉですね。
Y: で、昔のさぁ、80年代の女の子っていうのは、浜辺で彼氏が上がってくるとこで、何かジーっとしとって、そぉいう風だったじゃんねぇ。ビーチタオルなんか、持ってきたりして♪
ヒロさん: ボディーボードも無いしね。
Y: 無かった無かった。んで、どぉだろぉなぁ〜、あれ、90年代の真ん中ぐらいにボディーボードが一回ボワーッとなった時、あったじゃんねぇ。小池葵がちょうど出る前辺り。で、ボディーボードもぉ、またアッと言う間にスーって引いてって、で、2000年入ってからぁ、何か女の子がチョロチョロ出てきてぇ。で、そぉいう時に、やっぱりぃ、女性が女性を頼るっていうのは、要になっとると思うよ。
ヒロさん: とにかく、大会出てた頃はぁ、サーフィンが何か、「練習、練習」みたいであんまり楽しくなくなる時期もあってぇ、で、こぉ〜、「悪い波で練習しなきゃ勝てない」とか、そぉいう感覚だったから、何かそれが、楽しくなくなった時期もあってぇ、何かこぉ、「みんなと楽しいサーフィンしたいなぁ」って、そぉいう風に思ってー、で、まぁ、止めてぇ、丁度その止めるきっかけもぉ、その、「どこまでやったら止めれるか?」っていう、そぉいう変なのもあってぇ、でー、最終的にどぉだろぉ?一番良かった時がぁ、えーっと、二番だったかな、三番だったかな?そんなだったからぁ、そのままやってー、チャンピオンを目標にするのかー、それをやってたらいつ止められるんだろぉ?とかー、結構そぉいう時期があってぇ。で、その時に、またまたまねぇ、女の子がよくある病気?甲状腺のコウシン症っていうのがあって、ま、それがきっかけで止めたんだけど。
M: へぇぇ〜。
ヒロさん: でも、それはぁ、病院行ったらぁ、「かなり悪いから、急に。かなり数値が悪いから、激しい運動はしないでください」って言われて。「えー?」と思って。原因っていうのは特に分かんないんだけどぉ、女の人がすごい多くてぇ、ま、ストレスとかー、色んなものでなったりするらしくてぇ。で、何かそれがぁ、すっごい動悸が激しくなる病気?で、もぉそれは止める直前だったからぁ。で、まぁ、じゃぁ〜、これをきっかけに。そいで止めた感じで。
M: はい。
ヒロさん: で何か、止めたらスゴイ楽しくなってー、ハーッ!ってぇ〜♪
M: なるほどぉ〜。
ヒロさん: まぁでも、大会やってた時も楽しかったんだけどねー。もぉホンットに色々なとこ行って、試合とかもやれるしー。もぉ何かね、大会まではすっごい一所懸命やるんだけど、大会終わってー、勝ってー、表彰式やって、その日の夜にぃ、呑み会があるの、大体。打ち上げが。打ち上げっていうか、みんなでワーッて飲もう!みたいな、勝った人も負けた人も一緒に、プロの中で。そぉれがねぇ〜、すぅごい楽しくてー♪私なんかもぉ、ハジケちゃうんだどぉ、「プチッ」って。
Y: ンフフフフフ。
ヒロさん: ハジケちゃうんだけどぉ、何かこぉ、今までずーっとこぉして、緊張がぁ、プチッってなってぇ。そいで、すごい何か、リラックスしてー、もぉすぅごい酔っ払っちゃうしぃ。そいでねぇ、新島でやった時にぃ、何かどっか、何軒も行ってぇ、その後ぉ、帰りがぁ、民宿に帰る道が分かんなくてぇ!
M: アハハハ!
ヒロさん: 歩いてぇ、もぉ帰りは歩いて帰るしかないんだけどぉ、ぐーるぐる歩き回ってー。もぉ分かんないのー。「えぇっと、確かこの辺を曲がってー」とか言って。次の日ぃ、朝起きてぇ、朝起きてって言ってもほとんど寝てないと思うんだけど、一時間とか、パッて見たらぁ、布団で寝てるんだけどぉ、布団のとこにバッて血がついてて、「えー?」と思って、「何ぃぃぃ??」って。そしたらさぁ、足の裏に、靴擦れみたいのが出来ててさぁー!
Y: アハハハハ!デンジャラス!!
ヒロさん: 血豆がグシャーって!歩き過ぎてぇ〜。
M: モチロン記憶もなくって。
ヒロさん: 記憶もありませんけどぉ。でもね、負けた時はね、それがねぇ、負けてムチャクチャ悔しいのよ。でもそれを飲みでバーッてなっちゃうじゃん。で何か優勝した人のぉ、「おめでとぉー」っていうのもぉ、すっごい悔しいじゃんねぇ?「おめでとー」って私、負けたから自分で言わなきゃいけないんだけど、スッゴイ悔しくてー。「どぉしてあん時、あぁやって乗らなかったんだろぉ?あの波」とかさ。思いながらぁ、そいで、あのー、バーッて飲んでてぇ、で、その日の夜は無茶苦茶飲んで、すぅごい酔っ払って帰るんだけど、次の日の朝一は、パッて目が覚めて、「誰よりも早く海に行こう!」って。
M: 「次は勝ってやる!」みたいな。
ヒロさん: 「早く練習しなきゃ!」って。そぉいうギャップがね〜。
Y: でもだって、あれだよね、“おいでんカップ”だってさー、発案者でしょぉ?だって、男はあぉいう事思わんもん、女の人だけの大会って。
ヒロさん: 発案者はねー、マリイですね、マリイ!マリイが「やろー♪」って言ったの。
M: あれ、でも、もぅカリフォルニアに。。。
ヒロさん: で、私は「大変だからヤダー」って思ってぇ。
M: 私、ヒロさんの発案だと思ってました。
ヒロさん: そぉやってマリイが言い出してぇ、「女の子の大会、やりましょぉよ!」って言い出してぇ。
Y: でも形になってきたもんな。今回で、第七回だっけ?
ヒロさん: うーん、形になってきたというか〜。。。
Y: だって、続けてかないと絶対なってかないもん。
ヒロさん: そぉ〜。でも毎年続けるのが、ホンットに何か、「今年はどぉするぅ?」って感じでねー。
Y: まぁ、7までやったら、10までやらなかん。それで、そこからまた考えればいいんだって。
ヒロさん: そぉなんですよねぇ〜。まぁ、こっからは、惰性でも何でもいけるかな、と思ってるけど。あれ、でも大変だよねぇ?「もぉ来年は、やってらんない」とかぁ。そぉいうのも結構あったしぃ。
M: でも、ヒロさんが実際には実行してるんですから、ヒロさんで決めて、ねぇ?で、またやりたいな、と思えばやればイイと思いますしねぇ。
ヒロさん: そぉー、そぉやって毎年思うじゃんねぇ、「とりあえず、休憩する?」みたいな(笑)。のもあったりとかぁ、他のとこも結構大会とか盛り上がってやってるしぃ、千葉とか宮崎とか、四国もあるし。だからまぁ、みんな出たいのに出ればイイと思うしぃ。だからー、特に、「絶対やんなきゃいけないってことはないんじゃないのー?」とかも、思うけどぉ、時期が来ると、まぁ、「今年も頑張る?」みたいな。
Y: いや、後から、「やったよね」って自分の中で思えるって。何でもそう、やらないより、やった方がいい。
ヒロさん: まぁ、ホント、それだけですよねー。そんな感じでやってる感じで。「大会減らせ―!」っていう話が出てる中で、ここで日程取っていいのか分んないけどぉ、とりあえず、そのぉ、今年は、「昨年に引き続き、みんなが楽しみにしている、まぁ、「あるだろぉ」って思ってるだろぉからぁ、とりあえず、予備日無しで日程取らせてください」みたいな感じで。

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